ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

元気づけた釣り新聞

2011-11-21 15:55:58 | 釣り
皆さん、心配をおかけしました。沢山の釣り仲間からや前や元そして今の職場の先生方、高校や大学の同期の方々にも大変な激励を頂き、本当に有難うございました。

15日に5時間位の手術時間で腹腔鏡下右半結腸切除術というのを受けました。今は、見苦しいのでお見せできませんが、そのうちにお臍の周りを撮影してしっかりとお見せします。腹に傷が殆どないのです。元気に生還してきたのは、北大第一外科消化管Bチームの先生方とスタッフのお蔭です。

臍を広げて、3本の腹腔鏡を突っ込んで、小腸の回腸から結腸の横行結腸までをじっくりと剥離し、この4-50cmの腸を別の穴から引っぱり出して上行結腸がんを中心におよそ35cmを切除し、腹の上で回腸の端と横行結腸の端をつないで縫合しました。その後、腹腔鏡で腹腔内を探査し、リンパ節などを廓清し、つないだ腸を腹腔内に戻したようです。ストマはつける必要はありませんでした。

「すべて、取り切りました。肝臓への転移も見られませんでした」というので、術後1日目に室内を歩行、2日目は体重測定ですよの声で体重計まで歩いて行きました。その後の話は、またあとで。カミさんから渡されて「釣り新聞」の表紙に載っていたひげかじかさんの顔写真をみて、元気づけられブログを再開しました。3人と言わず5人まで顔写真を掲載して頂戴、釣り新さん。そして大きくしてよ、小原さんが可哀そう。

勇気を貰って

2011-11-15 07:22:52 | 釣り
昨日は、手術の説明、麻酔医の診察、教授回診の合間に地下の浴場でさっぱりしてから「ムーベン」という強力な下剤2リットルを2時間かけて飲みました。

午後2時から4時までの飲み終わるのを待たずに便意がはじまり、7時頃まで10回ほど水様便が続きました。のどが渇いたので9時までは水を飲んで良いというのを真に受けて飲んだのが良くなかった。これも水様便の応援団となって夜中近くまで苦しめてくれました。

いままでにこの下剤は数回飲んでいますが、今回は懲りました。大腸ファイバースコープの検査の時と同じように下剤の後では水は飲まない方が利口です。この苦しんでいる最中、少し微熱気味ですね、血圧が低いですねと回診者に言われ、格闘技の最中なんだから熱いだろう、と内心思っていました。

しかし、熱が上がって行ったら手術はできないだろうからな~、と考えているうちに下がってしまいました。孫からメールが来て勇気を貰いました。午前中の手術説明で、がん組織など切除した組織を研究用に提供する承諾書にサインしました。子供や孫、妹の家族など血族に転ばぬ先の杖になる情報が提供できるだろうとの思いです。大腸がんが増えていますので、役に立てれば幸いです。
ブログしばらく休みます。歩けるようになったなら発信開始します。

プレッシャーですね

2011-11-14 09:06:44 | 釣り
みぞれが降りました。そのせいか、昨晩は、寒さで震え手足が冷たく血管が広がらなかったんでしょうか、血圧が170まで上がりました。降圧薬は服用しています。タオルケットを補充して身体が暖かくなってきましたが、手足が冷たいのは続きました。

2週間前に検査入院した病院では減塩にしてくれて血圧が110-120と低めでした。ここでは手術食を食べていたのですが、汁物の回数が多くなりショッパイのも原因ではないかと今日から減塩にして貰いました。血圧が138、144、160そして170と上がってきました。

始めから、減塩食にお願いしてよけばよかったと反省しています。鶏肉とサケは好きではないと言っていましたので、鳥禁、鮭禁の食事になっていました。病院食は、バランスを考え、カロリー計算をしっかりしてありますから、とにかく完食してきました。

寒さや食塩負荷もいくらか影響しているかもしれませんが、血圧を上げた最大の原因は、手術が迫っているプレッシャーが一番なのでしょう。釣りでは慎重で、防波堤の釣りは滅多にしないし、波かぶり平盤にはほとんど上がりません、根は、臆病なのでしょう。


かじったリンゴ

2011-11-13 10:26:07 | 釣り
これから帯広に向かうという友人S君が、退屈しているだろうと釣りのエッセイ「さすらいの釣り旅」に加え、最近出たスチーブ・ジョブズに関するダイヤモンド誌と「STAY HUNGRY, STAY FOOLISH(竹内一正著)」を置いて行った。

釣りの本は、名だたるイワナの名場所などを巡った渓流釣りのエッセイーで、関東からランクルで北海道内にも何度も訪れている。川の名前は知っていたが、そこで大きなイワナが釣れることを初めて知った。熊が怖くて私は、とても挑戦できない。

STAY HUNGRYは、近くにいてジョブズの生き様をみてきたKさんの思い入れの濃い伝記ものである。膵臓がんを患い、肝臓移植をうける危機を乗り越えて先月10月7日逝去された。病と闘いながらも新しい製品を発表し続けた。「今日死ぬのならあなたは何をするか」という強烈な問いかけはジョブズでないとできないであろう。

アップルからマッキントッシュが売り出されたのが1984年、その翌年私は、ミシガン大学のメデイカルセンターに留学した。廊下の片隅などに乱雑に、タイプライターや使い物にならなくなった初期のPCが捨てられていたのを鮮明に覚えている。学内の研究室にマックのロゴが、あふれていた。リンゴはご存知のように「禁断の木の実」の象徴であるが、ジョブズがどうしてリンゴをそれもかじった状態のものをロゴマークに採用したのかは謎である。かじったリンゴapple coreは、皮肉にも私の患った大腸がんの造影での特徴である。

呼吸の練習

2011-11-12 09:58:37 | 釣り
気管に管が挿入され、麻酔ガスの吸入による全身麻酔で腸の摘出手術が行われます。挿管した管の影響で手術のあとでは咳が出来ないとか、深い呼吸ができないことがあります。浅い呼吸ばかりしていると、肺の一部で使われない部分ができ無気肺になったり肺炎などの合併症を起こすこともあります。

これを予防する為に、いつもは何気なくというか自然に呼吸をしているのに、深く大きな呼吸が回復するように呼吸の練習をしなければなりません。呼吸管理に重要な呼吸機能を回復させる器具を売店から購入し、早速練習を始めました。マラソンを走ったり、泳いだり、重い釣りのリュックを担いで坂道を昇っていた時の呼吸法とは一寸勝手が違って戸惑いました。

私のように緊張の強い人間は、自然にできるように何度も練習しておく必要があります。「スーフル」という細い筒の先にあるマウスピースを歯ぐきと唇の間にいれて、噛み、ゆっくり長く吹いて「プー」という音を確認し、息苦しくなったなら、口から空気を吸い込みました。

この動作を20回ほど繰り返します。これを、1日に5クールほど行います。筒の中の自分の吐いた息を再び吸込み、血中の炭酸ガスが増え呼吸中枢が刺激され反射的に深い呼吸ができるという理屈です。鼻に汗をかいてノーズクリップが外れ易いので鼻をつまんで練習していました。

縁起を担いで

2011-11-11 11:53:31 | 釣り
入院にあたって縁起を担ぎ、仕掛け作り用のテーブルやリュック、リールや衣類もそのままにしました。無事帰ってきてからの仕事にしたのです。ファイルも開けたまま、納戸も整理の途中で放置しました。

大学病院に入院するのは、45年ほど前の肝炎以来です。そのころ、伝染性肝炎が流行していました。受け持ちの患者さん6名がすべて肝炎でした。毎日のように糞便、尿や胃液、血液の検査などをしているうちに、伝染したのでしょう。身体がだるくなり、寒気がして吐き気も出現、眼球を鏡でみると黄変していました。

即日、家に帰らずに入院しました。治療法は安静以外になく、食欲も出ないので点滴を続けていました。この時無事に退院できたので、肝臓庇護のために酒を止めました。70日間入院していましたので、机の上は散らかし放題でした。

学生結婚していましたが、カミさんは縁起を担ぎ、机の上には一切手を付けず、片付けることをしていませんでした。そんなことがあって、整理したり、片つけるのに躊躇するようになったのでした。術前の最終検査が待っていました、昼抜きです。

グッドラック

2011-11-10 14:17:14 | 釣り
ちかじか入院の手はずになり、毎日通って鉄剤を静脈内注射した効果を調べて貰いました。浦河での釣魚連盟の全道大会の次の週から検査入院し、精査して以来ほぼ2週間経過しました。鉄剤注射の前の値は赤血球が370万でヘモグロビンが7.1グラムでした。「よくこんな貧血で倒れなかったな」と言われる程の貧血で、健常者の半分ほどのヘモグロビン量でした。

それが、1週間後の大学病院受診時に、赤血球が400万、ヘモグロビンが8グラムを超えていました。今日の値は、赤血球が423万、ヘモグロビンが10.2グラムにまで増えていました。血小板は25万から30万の間を推移しました。ヘモグロビンは健常者の3分の2ですが、毎日腸管内に出血しているでしょうから非常に反応良く鉄欠乏性貧血が回復していると思えます。

手足が冷たく、室内が寒く感じられたのも心なしか暖かくなってきました。お父さんはお母さんの歩くのに合わせなさい、と娘から叱られていたのが、最近は逆、カミさんにどうしてそんなに歩くのが遅いの!と叱咤されていたのが嘘のように足取りが早くなりました。

この貧血の根本原因を治療する、のが手術だと考えると元気が沸いてきます。主治医から、「手術は何が起こるか分からないから、転移がないこと、手術がうまく行くことを祈るしかない、グッドラック」。

温水プールでの歩行はどうかな

2011-11-09 12:25:21 | 釣り
腹切りまでのカウントダウンが始まりましたが、夜中に目が覚め眠れないことも多くなりました。余計なことは考えないように、と自分では思っていても夢にみたりするんですね。マスターのコメントのように、ただ生きたいだけではなく、術後に身体を鍛えて春先から釣行に復帰するのだという強いモチベーションで手術に臨もうと思っています。

リュックもバッカンも再開後に新品をおろそうとも考えましたが、継続するんだという願いを込めて釣魚連の大会にもっていきました。防寒着も新しいものを着用し再開に備えています。

気が早いんですが、術後のリハビリは、冬ですので、戸外の歩行は無理でしょうから温泉につかるところから始めて、次いで温水プールでの歩行でもどうかな、と考えています。勤務は、職場と相談し徐々に元の形に戻していこうと思っています。

「私もがんでした」「大丈夫だよ俺は切ってから何年たった」という激励の電話が沢山はいりました。カミさんを励ます電話でもあります。「がん仲間」になったんだという実感が日増しに強くなってきました。ポジテイブに明るく、テンションを落とさないようにつとめています。

釣り場をフォトチャンネルにまとめています

2011-11-08 12:36:34 | 釣り
まだこのGooブログの操作にはよく慣れていませんので、四苦八苦しながら過去のデジカメに記録した写真、もちろん殆どが釣り場写真ですが、をフォトチャンネルにまとめています。留萌海岸については、北海道の釣り天狗さんに案内された名場所や、オロロンラインの国道から写したものも含めてまとめています。

有料のコンテンツにすると、簡単に処理はできるのでしょうが、メモリーを大量に保存できるようになると、開けるのに時間がかかってしまい、せっかちな釣り人には向かないのではと思ったりして、無料の範囲で行こうか迷っているところがあります。

今は、一つのチャンネルに保存できるのは100枚までですので、釣り場を小分けして多くの写真をインプットするようにしています。大部分の写真の現場は、入漁した場所です。整理が悪く、いつ写真に撮ったのかが記録していないものが多々あります。今後は、できるだけいつのものか記録に残したいと思います。

デジカメが3機種目になっています。鮮明さを求めると、サイズが大き過ぎますと警告が入り、フォトチャンに入力できなくなりますので、2M以上の写真はすべてWebサイズに落としています。サイズを落とすとスライドショーの迫力が半減しますので残念です。今回留萌海岸を、「別かりから留萌」と「小平から初山別の釣り場」に分けてまとめてみましたので、ご覧になって下さい。釣り場の順に出るように苦心したのですが、上手くいきません。簡単に順序を変えるのも面倒になっていますので、申し訳ありません。アイウエオ順になってしまうので、工夫してみますが、頭の中で釣り場を整理し直して下さい。

釣り会の帽子

2011-11-07 12:01:04 | 釣り
気温がなかなか下がらない晩秋です。それでもカジカ場所では、じわじわと岸寄りしているようで大漁の予感です。例年のごとく、庭の冬支度、庭木の雪囲い、今年は娘夫婦が土曜日朝からやってきて慣れない手つきでやってくれました。

共働きですので、貴重な休みの半日を使わせてしまいました。下手に私が動いて風邪を引いたりして、入院予定が遅れるのでは、皆に迷惑をかけることになります。待っているのが辛いのは、カミさんも、子供達も同じようです。

途中で雨が降ってきて「帽子3ケ頂戴、頭が濡れるから早く!」と声がかかり、野球帽スタイルのものと合成皮革(黒い帽子)のもの、そして医釣会(十字のマーク)、交綸会(魚3匹のデザイン)の帽子など数個差し出しました。投げ釣り王(赤い帽子)など野球帽スタイルは選ばれず、3人とも同じデザインの釣り会の帽子を選択しました。

娘とカミさんは、後ろ前に被っています、つばの部分を後ろにして髪が雨にあたるのを避けています。野球帽よりふっくらとした構造が好まれたのでしょう。フリーサイズなので婿さんもこちらを選択していました。毛の薄くなった私は、雨には合成皮革の野球帽スタイルをチョイスするのですが、どうやら、髪の毛の量の多い娘達には雨降りには、釣り会の帽子があうようです。フォトチャンネルに、「別狩から留萌の釣り場」をアップしました。