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「侍(さむらい)」の定義とは

2022年02月04日 | 日記・雑記

 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」では、10歳の女子小学生が「さむらい」の大ファンになったという設定。別に「バンババーン!」と言いながらハイジャンプ魔球を投げてるわけではなく、要するに時代劇のファン。それも、部屋に毛筆で「さむらい」と書いて貼ってるくらいのかぶれかた。

 それで一般的な「さむらい」の定義を考えたのですが、そこはサクッとgooの辞書で調べました。それによると「さむらい」とは以下の通り。

1.武芸をもって貴族や武家に仕えた者の称。平安中期ごろから宮中や院を警固する者をいうようになり、鎌倉・室町時代には凡下?(ぼんげ)?(庶民)と区別される上級武士をさした。江戸時代になって幕府の旗本、諸藩の中小姓以上の称となり、また、士農工商のうちの士身分をいう通称ともなった。武士。
2.「侍所?(さむらいどころ)?」の略。
3.並みの人ではちょっとできないようなことをやってのける人。「彼はなかなかの―だよ」

 朝ドラに出てくる女子は、もちろんこの1の意味の「さむらい」が好きなわけで、イメージとしては「旗本退屈男」とか「桃太郎侍」とか「眠狂四郎」とかでしょう。強いというと宮本武蔵もそうですけど、あちらは「剣豪」ということで一般に言う侍とは違いますね。

 ただ、私のような幕末オタクからすると、江戸末期の旗本の屁タレぶりには「トホホ…」となるわけで、単に「さむらい」と聞いただけで抱かれたいとかは思わんわけです。私のイメージでは、江戸時代の武士とは藩に仕えた下級官僚のような位置づけで、武士の家に生まれれば武士、次男だったら武士の家の婿養子に行きとにかく身分を守るという意識が強いという感じで。

 そこへ行くと、幕末の新撰組の近藤や土方のように元々武士でなかった階級の人が「武士とはかくあらねば!」と思い立った時の方が「さむらい」らしい気はします。幕末の京都の状況は暗殺がしょっちゅう起きたりして異常ですが、それ以前の太平の時代ではそもそも人を斬った経験のない侍の方が多かったのではないでしょうか。もちろん、道場で剣術の修行はしてたのでしょうが、ほぼ習い事の感覚だったでしょうし。

 なのでカムカムの女子小学生が「さむらい」に憧れるのは、「太陽にほえろ」とか「西部警察」を見て警察官になりたいと思うようなものでしょう。それもマカロニ刑事とかジーパン刑事とか大門刑事のような。

 ところで、gooの辞書にある3の意味の「さむらい」というのも、少々乱用されてるように思います。日本代表のスポーツ選手で「サムライジャパン」とか聞くと、「それならいっそちょんまげにしたら?」とか。

 ブラジルの格闘家のヒクソン・グレイシーはよく「侍」という言葉を使ったように聞いてますが、「いつ死んでもいつ倒れてもいいという侍のような気持ちでいます。」と言ったとか言わないとか。

 そして、当時ヒクソンとの対戦を検討し始めた前田日明氏の話。リングスの中継を担ってたWOWOWがあれこれ調べたら、ヒクソンを日本に呼ぼうとすると大変な費用がかかるという話でした。そもそもセコンドだけじゃなくて一族を連れて来日するし、試合の何週間も前から来て山籠もりの場所も確保しないとダメで、都内での滞在は一流ホテルのスイートルームを指定し、軽く5千万くらいは必要だとか。これについて、前田氏は「サムライなら日本旅館に泊まれ!」と言ってたわけですが、まあこれは本当の話かは知りません。

 なお、実際に「さむらい」と書いた紙を壁に飾っている小学生はいないでしょうが、昔なにかの漫画でもてない男が「娘」と毛筆で書いた紙を壁に貼って興奮してたという話があったそうです。これはありそうですね(?)。