今日のひとネタ

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ヤングな雑誌

2022年02月23日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 ある記事を探して、1975年~77年くらいの音楽雑誌を探しておりました。対象の雑誌はヤングギター、ヤングフォーク、ヤングセンスなど。「ヤング」と名乗る音楽雑誌は多かったのですね。別に音楽を好きなのは若者だけではないと思うのですが、さすがに「ヤング演歌」「ヤングムード歌謡」「ヤング河内音頭」「ヤング盆踊り」などではときめかないと思われますので。

 果たして、探していた記事は1977年のヤングギターだったのですが、雑誌「ヤングギター」自体は今もあります。が、時代と共に内容が変遷を重ねたのがこれで、今では洋楽とかハードロック、ヘビーメタルが中心。なので、昔はアリスの特集をしてたというのが意外でした。とはいえ、私が初めて買ったときはボブ・ディランが表紙で、中にはカーターファミリーピッキングの紹介などもあった記憶あり。

 なお、ヤングギターの発刊は新興音楽出版社、ヤングフォークは講談社、ヤングセンスは集英社からでした。また、ヤングギターとヤングフォークが月刊、ヤングセンスは季刊でした。当時中学生だった私の家には割とヤングセンスがあったのですが、考えてみれば夏祭りで小遣いを貰ったり、お年玉を貰ってなおかつ冬休みに大きな書店に連れて行って貰ったときに買う際には、季刊の雑誌というのが買いやすかったのでしょう、

 それにしても、ヤングフォークとヤングセンスがいつ頃まであったのかというのはWikipediaにも項目がないのでわからず。ヤフオクではヤングフォークは1981年6月号というのが一番新しいのですが、なんとヤングセンスも1981年夏号までしか見つからず。

 ということは、日本のヤングの間では「フォーク」は1981年に終わったという事でしょうか。ちなみにそのヤングフォークの表紙は石川優子さん、ヤングセンスの表紙はチャゲアスでした。どっちも「あれはフォークソングか?」とは思いますが、もしかしたら講談社と集英社の腹の探り合いで同時に同系統の雑誌の幕引きとなったのかもしれません。

 そういえば、「新譜ジャーナル」ってのはいつまであったのでしょう??? それをいうなら「guts」もですけど。