今日のひとネタ

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読みたくもあり読みたくもなし>カフカの「変身」

2022年02月22日 | 日記・雑記

 今日のTBSラジオ「伊集院光とらじおと」のゲストは、ドイツ文学者で京都大学文学部准教授の川島隆さん。今回、あのカフカの「変身」を新訳で発売したそうで、この作品にはかなりはまり込んでいる伊集院光さんの希望でゲストに来たのだとか。

 私は高校生の頃に一度読んで、大人になってから「あれは何だったのだろう?」と思いもう一度読みました。私が読んだ頃の訳は、冒頭が「グレゴールザムザが、ある気がかりな夢から目覚めた時、彼は一匹の巨大な毒虫になっていた。」という感じだったと思います。

 今度の新訳は「『おれはどうなったんだ?』 平凡なサラリーマンのグレゴールはベッドの中で巨大な虫けらに姿を変えていた。」という感じの始まりだとか。そもそも原語では「毒虫」という表現もないそうですが、以前の訳者は全体の雰囲気からそう解釈したのかもしれません。

 ただ、いずれにしても高校生の頃に読んだ時よりは大人になってからの方が堪えたというか、気持ち悪さと本人の苦悩と家族の対応と、色々な点が心にズシリと来て若干トラウマ。蝉も含めて、あおむけで足をジタバタさせてる虫を見ると悲しい気分になるのは、あれがキッカケ。なので、高校生の頃に買った文庫本は、既に手元にはありません。

 そういう意味で、興味はあるものの新訳であらためて読みたいかというと微妙。ただ、この川島先生はカフカ研究では現代の第一人者だそうで、今回カフカそのものについての解説も付いてるとか。そこは結構魅力ですね。どうしようかなあ。

 なお、コンタロウ先生の名作漫画「1・2のアッホ」では、平凡な少年がある日突然タラコに変身するというパロディがありましたが、そこでは変身前にはタラコ唇であったという素質(?)がありました。あれはなかなかナイスなアイディアでしたね。そういうパロディを理解するためにも、「変身」という作品はすべての人に読んで欲しい話ではあります。

 そして、その新訳の「変身」は本日発売。どーですか、お客さん。