阪神タイガースが38年ぶりに日本一になりましたが、当時私は大学4年。京都にいたので周囲は阪神ファンが多く、特に関心のない私でもその熱狂はヒシヒシと感じてました。
それはそうと、38年前の1985年11月、友人にあるイベントに誘われました。なにかというと薬師丸ひろ子の映画完成記念イベントとミニコンサートというもの。場所は神戸のワールド記念ホール。往復はがきを出したら当たり、1枚で二人入れるということで。
当日は京都から神戸まで電車に乗り、会場についてしばらく並んでから入場券と引き換え、指定の席についてみたらアリーナではなくスタンド席の真ん中くらい。
「遠すぎる…」と思った我々は、まだ開演までは相当時間があったので隣のエキゾチックタウン(当時はありました)に行ってオペラグラスを購入。
この時の映画とは「野蛮人のように」。イベントは、最初に映画のPVを上映しつつ主題歌である薬師丸ひろ子の「ステキな恋の忘れ方」が流れてたのですが、1コーラスが終わったら、次は本人が舞台にあがり2コーラス目からは生歌。これはなかなかの演出でした。
このイベントは試写会ではなかったので、あとはトークとミニコンサート。司会は関西で割と有名なアナウンサーの方でしたが、誰だったか忘れました。何曲歌ったのかも忘れましたが、「あなたを・もっと・知りたくて」とか「ステキな恋の忘れ方」のB面の「不思議よセ・ラ・ヴィ」はありました。最後が「セーラー服と機関銃」だったか、「ステキな恋の忘れ方」をもう一度歌ったのか。
そして、途中で司会のアナが「次は特別ゲストがこの曲で登場です!」と言ったら、流れてきたのは六甲おろし。ゲストは掛布選手でした。何しろ日本一になった直後ですから会場は大盛上り。司会のアナは「実は私もゲストが誰かは聞かされてなかったのでびっくりしました。」ですと。サプライズな登場だったのですね。
その時に掛布選手と彼女がどういう話をしてたかはまったく記憶にありません。なにしろオペラグラスは一つしか買わなかったので、友人と交代で覗いてたら隣の知らない人からも「すいません、貸してください。」と言われ、三人で回しながらとにかく薬師丸ひろ子を見るのに必死だったし。覚えてるのは、生で見た感想が「可愛い」「歌上手い」でした。
そんな事があったのですが、実は来週の18日に高崎に薬師丸ひろ子コンサートを見に行きます。生で見るのは38年ぶりということになります。以前、2003年に三浦和義が万引きで逮捕された時には、「あの人が逮捕されたから阪神が優勝する」という話がありましたが、今年日本一になったのは私が薬師丸ひろ子のコンサートに行くからかも。
って、ことはないですね。まずはコンサート楽しんできます。そういえばいまだに「野蛮人のように」は見てないなあ…。