田中一郎ギターアッパーカット2にて驚きの話が聞けました。なんとスペース・バンドのレコーディングに、田中一郎さんが参加してたそうです。
スペース・バンドというのはつのだひろさんのバンドですが、第一期はキャプテンひろ&スペース・バンド、その後つのださん以外は全員メンバーチェンジをしてつのだひろ&スペース・バンドになった様子。
トップ画像はそのメンバーチェンジの際の記事ですが、これは1974年の話。記事によると新たなメンバーは角田順さん、高橋伊久馬さん、藤井真一さん。「ミスターD.J」というシングル曲がありますが、レコードのジャケットでは名義が「スペース・バンド 歌/高橋伊久馬」となってます。
一郎さんは当時つのださんと親交があり、そのレコーディングを見学に行ったところコーラスで参加することになったそうです。実はこの曲は私も当時ラジオで聞いてたのですが、普通に「スペースバンド」として紹介されてたので、つのださんとこの曲が頭の結びついたのはずっと後でした。
この曲を聞いてみると後半に何人かで歌ったコーラスが入ってるので、そこに一郎さんの声も入ってたのですね。知らずに聞いてました。まあジャケットにクレジットもないのでわからないのは当然ですが。
この高橋伊久馬さんはその後トランザムのヴォーカル担当になりますが、「ああ青春」とか「ビューティフルサンデー」とかは当時よく聞いてて、その人と「ミスターD.J」が同じ人だったというのは20年くらい前につのださんのラジオで知ったのでした。高橋さんはトランザムの頃は改名してましたが、今はもう亡くなったのですね。
一郎さんはというと、このレコーディングに参加した後「リンドン」でデビューし、同期にはがむがむ、とんぼちゃんなど。ここには出てませんがふきのとうも同期ですね。
その一郎さんがいつ頃から東京に出てきて、つのださんとどうして繋がりができたかというあたりは、今回のギターアッパーカット2をご覧下さい。
ところで、このスペース・バンドのメンバーチェンジの記事は雑誌「guts」の1974年5月号なのですが、福岡のライブハウスを紹介する記事もありました。そこで注目は「照和」。この日の出演は明日のチューリップを目指す「ピエロ」だそうです。どっかで聞いたことがあるバンドですが、もしかしたらステージにいるのは松藤さん???
そうやって時代が動き出した頃なんですね。いろいろ勉強になります。