私のように青森に10年ほどいた者は間違いなくリンゴにうるさくなります。リンゴにも色々種類はありますが、代表的なのはなんといってもフジ。甘みと酸味とシャリシャリ感を兼ね備え日持ちもします。もちろん、これは青森にいた当時果物屋に聞いた話の受け売りです。
フジは最盛期が11月からですが、9月から獲れるのが「つがる」という品種。これもたまに見かけます。他には、黄色くて甘みが強いのが王林。これは甘みではフジに勝りますが、シャリシャリ感を求める人には物足らないというのも果物屋の受け売り。おまけにフジのような日持ちはしません。しばらく経つとボソボソの感じになってしまうのが難点。
同じく黄色いリンゴでより甘みが強いのが金星。これは青森にいた当時、駅前の市場で試食して気に入って実家に買って帰ったら大好評でした。両親揃って「インドリンゴみたい」と言ってたのですが、私はまだインドリンゴは食べた事ありません。これもあまり日持ちしないようですね。
もう10数年前ですが、得意先の社長が長野の生まれで実家から送ってきたというリンゴを貰ったことがあります。で、「ケッ、長野のリンゴなんかしゃらくせえ。」と思ったのですが、切ってみたら蜜入りですごく美味しくてびっくり。
ということで、今では産地にはこだわりません。そして、最近よく見かけるのがシナノスイートという品種。名前の通り長野県で育成されたもので近年人気だとか。これも結構甘くて、埼玉のスーパーで買っても外れが無い感じ。
トキというのも新しい品種で、なんと母親が王林で父親がフジという血統(?)だとか。先日初めて買いましたが、かなり甘みが強かったです。資料を見ると旬が短いようですね。まだ売ってますでしょうか。
さらに、最近初めて買ったのが「ぐんま名月」。黄色いけどちょっと赤みもあるリンゴでした。その名の通り群馬で生まれた品種だそうでこれも結構甘みが強かったです。「ふ~ん、ぐんまなんだ。」と思って産地を見たらそれは青森県産でした。東京の居酒屋で関西風の関東煮(かんとだき)を食べたような感じでしょうか。(なのか?)
ちなみに、私の情報源はほぼこのサイトですので関心がある方はご覧ください。今日はオチはありません。前に「落ちないリンゴ」ってありましたしね。