テレビ埼玉でドラマ「パパと呼ばないで」が始まりました。これは1972年のドラマで当時も見てましたのでストーリーは知ってます。あらためて見たのは、ドラマの内容よりも1972年の世間がどうだったか見たかったので。
主演は石立鉄男で大手石油会社のサラリーマンですが、やたらとネクタイ太いです。江守徹はまだ社長とか校長とかそういう役ではなく、単に石立鉄男の同僚。そして、大手石油会社のビルとはいえ、専属のエレベーターガールがいるということに時代を感じました。あれが普通なのかわかりませんが、大きい会社だと実際そういう人がいたのでしょうか。
そして、サラリーマンの娯楽は麻雀。それも江守徹の家の茶の間で普通に畳の上に座って。このドラマのように手積みで徹マンやるのは私には無理。足も伸ばせなければ腰がもちません。昔の人はタフだったんですね。タバコ吸って酒飲んで徹夜でやれば健康にも悪そう。
初回は石立鉄男が住んでた最寄り駅として堀切駅が出てきましたが、東武伊勢崎線だそうです。そういう駅がある事も知りませんでした。現在そのあたりに住んでる人は、当時の様子がわかって面白かったかもしれませんね。もっとも、杉田かおるを引き取って引っ越してしまいましたが。
時代を感じるものとしては、居酒屋で流れていたのは吉田拓郎の「旅の宿」。この年の7月に発売してオリコン1位を取った曲なので、世間で一番流れていたのもこれでしょう。そして猫の名前はニャロメでした。
この1972年というと私は小3。この年の主な出来事としては
・札幌冬季オリンピック開催
・あさま山荘事件発生
・パンダブーム
・川端康成ガス自殺・
・横井さんがグラムから帰還
・ジャングルで救出
・沖縄返還
などだそうです。総理大臣が佐藤栄作から田中角栄に変わったのもこの年でした。さすがに全部ニュースで聞いた記憶あります。結構な大事件の多かった年ですね。