尾崎亜美さんのコンサートに行ってきました。亜美さん自身、コンサートは今年の2月に松山でやって以来だそうで、実に半年以上のブランク。休養を取っていた時期を除けば、活動期間中にこれだけステージのブランクがあったのは初めてだそうで、それだけ今回のステージは気合も入っており、歌える楽しさも伝わってきて、見ているこちらも本当に嬉しくなりました。
今回はミュージシャンも豪華で、Drum:林立夫、Bass:小原礼、Guitar:鈴木茂、是永巧一、Key:佐藤準、Cho,A.Guitar:Aisaという面々。ステージ配置の都合でしょうか、亜美さんはグランドピアノがなく全般エレピだけでした。
会場は六本木のEX THEATERというライブハウス。ライブハウスとはいえ、着席でのキャパが千人くらいあるようで、いつも見る会場より大きいくらい。しかし、当局のお達しにより入場者はキャパの50%以下に抑えねばならないということで、客席は一つずつ空けて座るという配置でした。
このご時世の新しい様式として、入場時に自分の情報を記入して提出(感染者発生時に当局へ提出するかも)、入口で体温計測及び手指のアルコール消毒あり。ロビーも密を避けるためでしょう、物販も最小限というかかなり控えめでした。さらに、ロビーでの会話は原則禁止、会場内ではマスク着用、ステージへの声援禁止、席から立ち上がったり移動することも禁止、という事でした。さらに、今回は2部構成で途中に換気のための休憩もあり。
若干窮屈ではありますが、これくらい辛抱すればステージが見られるというのなら私は全然オッケーです。総立ちになった時は、前に背の高い人がいると見えなくなったりするものですがそういうリスクもないですし。あとは、両隣に人がいないというのは結構快適で、荷物も置けるしひじ掛けの奪い合いもないし、結構ゆったり見られたという印象。あとは、途中休憩も中高年にはかえってありがたいです。1ドリンク付きだったので、開演前にビール飲んだら案の定トイレに行きたくなったので。
この辺は、今後の運営がいろいろ難しいでしょうが、キャパが半分になるから売り上げをキープするために入場料を倍にするとかいうと困ります。ただし、そこは各方面調整し、会場側は使用料を多少ディスカウント、アーティストもギャラを少々抑え、それで入場料がちょっと上がるという、大岡裁きのような三方一両損なら納得できるかも。あるいは、1回のキャパ半分なら2回公演にして貰うとか。その場合も各種調整は必要でしょうが。
それはそれとして、亜美さんは今月はまだ京都や千葉でコンサートがありますので、全面的なネタばらしはしません。それぞれメンバーが違うのでセットリストも変わるとは思いますが、大筋は似た感じかなぁと思いますので。とにかく定番から初めて聞く曲までいろいろです。
亜美さんも、活動したいけどできないという悩みは大きかったと思われ、MC中にちょっと声が詰まってしまったのは内緒です。そこは会社員と違って仕事がないとかいう問題じゃなく、ミュージシャンが人前で演奏できないことは、我々の想像を大きく超えていると思われ。
と、語りだすといろいろですが、今回見てない人に「Scarborough Fair」のおすそ分けなどを。とにかく、いいものを見せて貰いました。やはりステージは素晴らしい。