今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

ドラマ「北の国から'98 時代 後編」

2020年09月20日 | ドラマレビュー
 先週の放送でした。今回も事前情報無しで視聴。前編が特に面白いとは思わなかったので、ほぼ惰性で見たのですが結構衝撃。相当驚きました。特に、岩城滉一が暴走していくのを見てて、一体どうなるかと思ってたらいきなり死んでしまうとは。

 その後、蛍と正吉は結婚しますが、そのあたりの流れで面白かったのは式の当日に五郎がごねたくらい。今回も結構長いというか、長過ぎた印象で、後半をもうちょっとサクサク進めれば2時間以内くらいに納められるのではと思ったり。

 とはいえ、私の場合は蛍と正吉の結婚についてどうもスッキリしないので、そこはストーリーに批判的だったりします。あんまりどの登場人物にも感情移入できないし、家族の物語を親戚のように眺める感覚もなかったので。ということで、この後編もあんまり面白くなかったです。

 ということで、あとはスペシャルの「2002 遺言」を残すのみになりました。1月から始まったので結構長かったですね。

「はね駒」再放送終わりました

2020年09月19日 | ドラマレビュー
 BSPで毎朝7時15分から再放送されていた「はね駒」が本日終了しました。これは、ヒロインが斉藤由貴さんで1986年度の上期に放送されたもの。東北出身の女性が、女性新聞記者の草分けとなった実話を基にしたドラマ。

 当時斉藤由貴さんは好きだったもののまったく見ておらず、一応そういうドラマがあったと知っていた程度。何しろ番組開始の頃に就職しましたので、朝ドラを見ている暇なんぞありませんでした。そもそも寮生活でテレビ持ってなかったし。

 今回の再放送も序盤は見逃したのですが、たまたま日曜日に1週間分をまとめて放送してるのを見て、斉藤由貴さんと樹木希林さんの東北弁の絡みが面白くてついつい引き込まれて、それ以来毎日見るようになりました。1週目だけ見てないのではないかと。

 朝ドラも数々ありますが、これは脚本も演出もキャストもナレーションもよく、かなり上位に入る作品ではないかと思いました。斉藤由貴さんも序盤の娘役から終盤の母親役まで、メイクとか雰囲気を変えながらしっかりやりとげてたし。ドラマでは代表作と言えるでしょう。

 実は、朝ドラを半年分ちゃんと見たというのがそもそも少なく、「つまらん」と思ったら無理に付き合わないのですが、これは結構上位に入ります。自分での1位はもちろん「あまちゃん」であれは別格ですが、次が「カーネーション」で、その次くらいにランクインします。もちろん、ヒロインの演技だけじゃなく、脚本とか演出とかそもそもの時代背景とかで好みは分かれます。

 まぁ時代を考えると「んな、アホな」という流れがないではないですが、明治時代も案外ハイカラな世界があったかもしれず。とはいえ、それぞれ仕事に熱中しすぎて夫婦の危機が訪れるというのが何回か出てきたので、そこは名脚本家とはいえ半年間もたせるのは大変なのだろうと。

 私の朝ドラでの好みはできるだけ現代に近い方がいいというか、「あまちゃん」は完全な現代劇ですが、新しさ加減でいうと戦時中の話が入ると暗くなるので、明治~大正~昭和初期くらいの方が良かったりもします。

 来週からは「澪つくし」だそうで、あれも話題になりましたよね。当時はテレビ持ってたものの朝ドラを見る習慣はなく、まったく見てなかったのですが一応チェックしてみようかと。主演女優の方は好きじゃないので、そこが一番のネックかも。

日本歌手協会歌謡祭【傑作選】見ました

2020年09月18日 | 石川ひとみ
 

 「日本歌手協会」がどういう組織なのはよく知りませんが、毎年歌謡祭というのをやってます。結構いろんなメンバーが出てますが、BSテレ東ではここしばらく毎週その「傑作選」というのをやってて、今か今かと思ってたのが石川ひとみさんの「メモリー」。

 これは昨年の歌謡祭での映像ですが、今夜ついに放送がありました。今回のオンエア曲は以下の通り。

「経験」辺見マリ
「どうにもとまらない」山本リンダ
「スプリング・サンバ」大場久美子
「真夏の出来事」平山みき
「悪魔がにくい」セルスターズ
「メモリー」石川ひとみ
「モンテカルロで乾杯」庄野真代
「ダンシング・オールナイト」谷龍介
「ヒーロー」西田あい
「CHA-CHA-CHA」石井明美
「U.S.A.」蒼一心
「静かに、愛がとび立つわ」伊藤咲子
「ラストダンスは私に」エミ小堺
「悲しき願い」尾藤イサオ


 昨年放送された際は、もちろん石川ひとみさんの「メモリー」を目当てに見たのですが、今回あらためてその歌唱を見て魅了されました。テレビの画面越しであっても、見てる人をじっと黙らせるような歌唱というのはまさにプロフェッショナル。しかも、毎回ヒット曲の「まちぶせ」というのもつまらないので、この回は素敵な選曲でした。ちなみに、ミュージカル「キャッツ」でお馴染みの「メモリー」ですが、最初に日本語で歌ったのが石川ひとみさんです。

 今回は傑作選ということで、確かに「これは!」と思うパフォーマンスも多かったのですが、昨年見た時に衝撃を受けたのが大場久美子さん。彼女が日本歌手協会の会員だというのがそもそもの衝撃ですが、和服で踊りながらサンバ・ホイッスル片手に歌う「スプリング・サンバ」は感動ものです。およそ「アイドル」というのなら、ここまでやる覚悟を持ってやって欲しいものだと。歌がどうのというのじゃなくて、かなりの覚悟を持ったパフォーマンスであり、まぁこれは見た人だけわかります。ご本人は単に楽しんでるだけかもしれませんけど。

 そして、今回のラストが尾藤イサオさん。本当にすごいパフォーマンスでした。年齢を考えると、もう守りに入ってサラッとムーディーに行きそうな感じですが、まぁ凄い迫力。最後にちゃんとオチがあって、それもパワー全開のネタなのでホレボレしました。もう70代なんですよね。クーミンのアイドルぶりもそうですが、スターと呼ばれるなら一生スターでいるという迫力を感じます。もちろん尾藤さんは実力も伴っての事で。(いや、クーミンがどうのというわけではなく…)

 ということで、今回の出演者の方々には本当にいいものを見せて貰いました。願わくば、世の中から「BS見られない」という声をなくしたいものです。見た人だけ幸せになれますし。

9月は各方面で石川ひとみ強化月間らしい

2020年09月17日 | 石川ひとみ


 気が付けば、やたらと石川ひとみさんをテレビで見かける昨今。今月どんな感じかまとめてみました。一番の話題は日本テレビの「THE MUSIC DAY」でのスタジオ生歌唱でしたが、CSやBSで「まちぶせ」以外の映像があるのが強化月間(?)の特徴。まずはテレビでは以下の通り。


◇テレビ

9月1日 ファミリー劇場「ドリフ大爆笑」(1978年)/「くるみ割り人形」
9月1日 TBS「この差ってなんですか」昭和ポップス特集/「まちぶせ」(歌唱映像少々)
9月12日 日テレ「THE MUSIC DAY」/「まちぶせ」をAKBとコラボで披露。
9月13日 BSテレ東「あの年この歌3時間スペシャル名曲~レア曲 昭和・平成ベスト100」/「まちぶせ」(歌唱映像)
9月18日 BSテレ東「日本歌手協会歌謡祭【傑作選】」/「メモリー」(昨年の歌唱映像)
9月20日 ファミリー劇場「ドリフ大爆笑」1981年/「まちぶせ」
9月23日 フジテレビTWO「夜のヒットスタジオ 西城秀樹出演回傑作選」/「右向け右」

 そしてテレビだけではなく、ラジオでも色々オンエアされてます。しかも同じ日に別の局で違う曲がオンエアされたり。

◇ラジオでの楽曲オンエア

9月2日 ラジオ関西「Playlist of Harborland」/「まちぶせ」
9月5日 山陰放送「音楽の風車」/「まちぶせ」
9月9日 ラジオ大阪「ハッピープラス」/「パープルミステリー」
9月10日 bayfm「9の音粋」/「まちぶせ」(ライブヴァージョン)
9月14日 ラジオ大阪「HIT&HIT」/「くるみ割り人形」
9月14日 山陰放送「午後はドキドキ」/「まちぶせ」


 さらに雑誌の記事もありました。こちらは4ページで素敵な写真もあり。

◇雑誌
・「ゆうゆう」10月号(主婦の友社) 【健康】免疫力を上げる暮らし方、生き方


 そして、「日本歌手協会リレー歌謡祭」という動画チャンネルがあって、その第68弾が「まちぶせ」。しかも本人からのメッセージ付き。番組の公式動画で見られるのは凄くありがたいです。画質もまずまずいいし、こうやってブログにも貼れるし。

◇YouTube
・日本歌手協会リレー歌謡祭第68弾「まちぶせ」(本日のトップ映像はこちら)


 そしてそして、今月20日は石川ひとみさんの誕生日です。各局の関係者は知ってか知らずか、って知らないでの事でしょうが、誕生月にこれだけあちこちで取り上げられるのは、何か持ってますね。まずは、明日のBSテレ東「日本歌手協会歌謡祭【傑作選】」はお見逃しなきように。

「シローの気ままな旅」聞いてました>岸部四郎さん

2020年09月16日 | 日記・雑記・ただの戯言



 岸部四郎さんが亡くなりました。私は1963年生まれなので、GSはギリギリ間に合ったくらい。ザ・タイガースの解散が1971年1月なので、もう小学校に入ってました。ただ、その頃はジュリーしか知らず、岸部四郎さんがメンバーだったと知ったのはずっとあとでした。

 それで岸部さんの記憶というと、ラジカセを買って貰った頃にニッポン放送で「シローの気ままな旅」という番組を聞いてました。平日の夜の番組で、岸部さんの話と最新の曲のオンエアという構成で15分くらいの番組だったと思います。番組の最後に「シローの気ままな旅 お相手は岸部シロー、構成は旅嫌い、風呂嫌いの〇〇でした(名称失念)」というのを聞いて、ニヤッとした記憶あり。

 なぜ覚えてるかというと、その番組で浅田美代子さんの「幸せの一番星」を録音し、そのあとに岸部さんが「なかなかええ曲ですね」と言った声がそのまま入っててそれをずっと聞いてたので。この曲は1974年3月発売なので、その頃に放送していた番組なのでしょう。ただし、岸部さんのWikiには情報がなく、いつからいつまでやってたかはわからず。

 岸部さんと言えば、最初がザ・タイガースですがご本人のインタビューをテレビで見たのを思い出します。トッポこと加橋かつみさんが脱退し、急遽メンバーになったわけですが、当時アメリカにいたと。ご本人によると「アメリカに遊びに行ってたんですが急に呼ばれて、帰ってきたら空港で『タイガースのメンバーになるためにアメリカから帰ってきた』と騒がれたけど、トッポのファンの手前どんな顔したらいいかわからんから無表情で通した。」とのこと。

 なお、本日のトップ画像は私の愛読書である瞳みのるさんの「ロング・グッバイのあとで」ですが、これにも岸部四郎さんの話があります。それによると、東京に出てきて一人の女性と知り合い、その女性がアメリカへ行くと追いかけて行ってしまったのだとか。淡々とした風貌からその情熱は信じられなかったとのことですが、遊びに行ってたわけでも仕事で行ってたわけでもないんですね。

 ザ・タイガース加入後は、トークが面白かったのはよく知られている通り。この本によると、瞳みのるさんはトッポが脱退した時点でバンドを辞めたかったけど、大学で学ぶための資金を稼ぐため契約を一年更新し、無理やり続けていたそうです。その頃にはシローさんに1ステージに1回は漫談に近い話をさせており、そういう事情なので瞳さんは愉快ではなかったので表情は硬く、できるだけ笑わないようにしていたのが、シローさんの話が面白くついこらえきれず幾度となく笑ってしまったと。

 また、吉田豪さんによる別のインタビューによると、グループの中で自分の立ち位置を確保するために、ステージで「ジュリーのちょっとええ話」とか銘打って人気者の沢田さんの楽屋での様子などを話題にして女性ファンの関心を惹いていたとか。そもそもが頭のいい人だったんですね。

 ところで、瞳さんについては私は何年か前まで大きな誤解をしてました。前に聞いた話だと、「グループサウンズなんてアホばっかりだ」と言われて頭にきて、解散後慶應大学に入って学校の先生になったということでした。なので、元々が幼稚園とかから慶應にいて単に大学に戻っただけかと思ってたり。

 が、考えてみればこの人も含めてタイガースは京都の出身なので、そんなわけはありません。瞳さんはお母さんが早くに亡くなって生い立ちはかなり複雑なのですが、小学生の頃から新聞配達をしながら経済的に自立を目指し高校は定時制へ。バンドでデビューしたものの、「お金は使えば減るけど勉強で身に着けたものは一生減らない」と一念発起し、タイガースの解散コンサートの打ち上げ会場からそのまま荷物を抱えて京都に車で帰り、1年間猛勉強して慶應大学に合格したと。その後ず~っとメンバーには会わず、自分の子供たちにも自分が元グループサウンズの人気者だったとはいわなかったとか。本当に凄い人です。この本は凄く面白いので、皆様もご家庭に一冊はお備え下さい。結構勉強になります。

 それはそうとして、岸部さんについては「ルックルックこんにちは」とかは知らないのですが、「おこれ男だ」とか「西遊記」は見てました。なんだか不思議な人でしたが、いつからか知らないうちにす~っと入ってきた感じで。

 最後の公の場だったというタイガースのライブはBSで見ました。瞳さんも入っての再結成ライブでしたが、車いすで出てきて「ジュリーのおかげや~」と言ってるのを見て、あれから何十年も経ってるのにバンド仲間っていいなと、ちょっとウルッとしてしまいました。

 闘病中らしいというのは聞いてましたが、71歳というと世間一般ではまだまだ若いです。復帰して飄々と何かを語る姿は見られなくなりました。ご冥福をお祈りいたします。


東映チャンネルでシゲル三昧>仮面ライダーストロンガー&非情のライセンス

2020年09月15日 | ドラマレビュー


 東映チャンネルは太っ腹で、番組表を見てると無料番組がちょくちょくあります。前に「刑事くん」とか「キカイダー」とか見たのですが、今回は「仮面ライダーストロンガー」と「非情のライセンス」をば。

 ストロンガーは、荒木茂扮する城茂が変身する話で、非情のライセンスは天知茂扮する特捜部の会田刑事が無茶苦茶する話。あちこちシゲルばっかりだったり。

 「仮面ライダーストロンガー」は、1975年4月からの放送で当時私は小6。初回からしばらくは見てたのですが、ほどなく見なくなりました。あれには電波人間タックルという女性ヒーロー(って、おかしいか?)も出てたので、小6といえばぼちぼち目覚めてきた年頃なのに、なぜときめかなかったか、どうしてすぐ見なくなったのか、それを確認してみようと思った次第。

 それで実際一話を見たら、つまらん…。私はこの手のヒーローものだと、初代の仮面ライダーが一番好きで、あれを初めて見た時は「なんじゃこりゃあ~!」と衝撃を受けました。初回から面白かったし、毎週見てたし。

 が、ストロンガーはその初回がつまらんと。まず、ストロンガーが何だというのもわからんし、タックルも同じく。さらに、悪の組織がどういうものかもわからないので、いきなりホーバークラフト乗っ取りしても「お前誰や?」という感じ。何の為に戦うのかがわからないと、そりゃ子供でも乗れません。

 しかも、格闘シーンがスピードと迫力に欠けるので、あれでは子供が憧れないだろうと。それを考えると藤岡弘、は偉大でした。そして、タックルがミニスカートなのににときめかなかったのは、単純にタイプじゃなかったからと判明。これを演じてたのは岡田京子さんという方ですが、調べてみたら1958年生まれということでびっくり。私と5歳しか違わないという事は、当時16歳。「そんなに若かったっけ?」というのが謎。見かけは凄く大人びてますし。そして、もっとびっくりしたのはこの10年後くらいに27歳で亡くなってたこと。持病の発作だったようですが、まったく知りませんでした。

 また、エンディングテーマはクレジットが「唄 水木一郎 堀江美都子」となってたけど、どう聞いても子門真人だなぁと思ったり。なんにしても、今から考えるとあれこれあかんところを具体的に指摘できるけど、小学生とはいえ見るのをやめたのは一応ドラマを見る目はあったということでしょうか。

 もう一つの「非情のライセンス」は、刑事ものだという記憶があった程度。何がどうかというと、あのエンディングの「昭和ブルース」のイントロのギターソロをコピーしたかったので録画した次第。

 今回見たのは第二シリーズの初回だったのですが、天知茂以外にレギュラーが山村聰、渡辺文雄、左とん平、大川栄子、初回ゲストが中村玉緒、内田朝雄、黒沢良、天本英世、高城淳一と、やたら豪華な面々。

 オープニングテーマの映像がいきなりお洋服をお脱ぎになった女性の姿だったので、いい時代だったなぁと思います。そして、いきなり会田刑事が殺人事件の証拠隠滅したりする無茶苦茶な展開。

 ですが、出てくる役者さんがみんなやたらと迫力があって、つい最後まで真剣に見てしまいました。あれは人気があったのはわかります。もっと暗い話かと思ってました。

 ということで、東映チャンネルは連続ドラマの2話くらいを無料で放送し、チャンネル加入の勧誘を行ってるわけですが、まだ私はこらえてます。元々CSで見られるチャンネル結構あるしWOWOWも加入してるので、これ以上見るチャンネル増やしたらそれこそテレビの前から離れられない予感。できるだけ番組表は見ないようにしてますが、何の放送が始まったら加入してしまうかなぁ…。

金曜ドラマ「MIU404」終了しました

2020年09月14日 | ドラマレビュー

 TBSの金曜ドラマ「MIU404」が終了しました。一応全話見まして、感想としては結構面白かったです。最初は録画したもののしばく放置してて、「もう見なくていいかな」と思ったら、家族が絶賛するので見てみた次第。なので、私が見た時には既に第4話まで行ってて、世間でも話題になってたかと。

 まずはオリジナル脚本でここまでヒットしたのを評価します。原作が小説ならまだしも、コミックとか韓国ドラマが元だったりすると聞いただけでがっかりしますし。(ま、それでも面白いのもありますが)

 主演は星野源と綾野剛。特に星野源が刑事ものとしては意外な感じですが、隊長役が麻生久美子というあたりもちょっと変わってるところでしょうか。キャラクター設定がしっかりしてたせいでしょうが、連続性があるというかドラマが展開していないところでも登場人物が活動してるような感じはありました。それぞれ過去もあったというところも感じさせるし。

 なお、MIUというのは機動捜査隊の事だそうで、404というのもそれなりに理由はあるようですが、実はその辺の設定とか人間関係とか特に確認せずに見てました。それでも楽しめたので、やはりキャラ設定が秀逸なのだと。綾野剛が問題人物らしいというネタふりがありながら、誰に聞いても「足が速い」という単純な設定がよかったです。彼が走り出すと、「プッ!」と吹いてしまうので。あとは、メロンパン売りのバンで移動してたというのもなんかおかしかったし。

 それと、絶妙だったのは菅田将暉の悪役。彼は優秀助演男優賞ものですね。プロレスと一緒で、ヒールが憎たらしくふてぶてしくなければ盛り上がりません。終盤は彼の頑張りが本当に目立った感じ。

 多分シリーズ化するでしょうが、何しろ主役の人たちはスケジュールが他でもびっしりでしょうから、いつ第二弾ができるか。しばらくは再放送で引っ張って、まずはスペシャル、次は第二弾とか。「相棒」があれだけ受けるんだから、キャストの斬新さから言えばこちらは若い視聴者も取り込んでブームを起こせそうな予感もあります。

 まぁ刑事だけ頑張ってもあれなので、次にやるときはどんな悪役を作れるかが見ものです。と、脚本家にプレッシャーを与えてみますが、一昨年の「アンナチュラル」に続いてのヒット作ですので、それくらいはやってくれるでしょう。もしかしたら、まずは「アンナチュラル」の続編でしょうか。いずれにしても、民放のドラマのレベルが向上するのは大歓迎。やはり、まずは脚本が決め手です。


10月からは「前略おふくろ様」始まります

2020年09月13日 | 新着ドラマの話題

 日本映画専門チャンネルでは、土曜の夜に「北の国から」を毎週放送中ですが、スペシャル版も今月で終了。来月からの「倉本聰劇場」は「前略おふくろ様」が始まります。

 私は倉本聰作品ではこれが一番好きで、ショーケンのドラマとしてもこれが一番面白いと思ってます。それもPart1の方。ショーケンのドラマでは、「傷だらけの天使」はちょくちょく再放送ありますけど「前略おふくろ様」は少ないように思います。ということは、「傷だらけの天使」の方が人気があるのでしょうが、ちゃんと見ればこっちも面白いのですが。

 何がどうかというと、このドラマを知らないと「前略…おふくろ様…」と言っても通じないし、半妻さんだの海ちゃんだの秀さんだのという話が理解されないのも困ります。

 あとは、色々な名場面なり名ゼリフがありますが、

アメリカのコーヒー下さい。
仏の顔もあれですからね。
すき焼きは牛じゃねぇですかい?
勘弁してやんな、女の嘘はな。
たまらんぜぇ
そりゃないっすよぉ
ヒデキと書いたのは、西城ヒデキです。高橋ヒデキではありません。念のため。

とかいうネタが通じないと、この辺を多用する私のブログも理解されないと。

 放送は、土曜の夜ではなくて日曜の朝が本放送でと水曜の夜が再放送。毎週一話ずつなので、全26話だと半年かかりますね。ま、私は以前の放送の時に全話録画してあって保存版にしてますけど。

 ということで、関心のあるかたは是非どうぞ。10月4日(日)が初回です。


尾崎亜美コンサート2020行ってきました

2020年09月12日 | 尾崎亜美



 尾崎亜美さんのコンサートに行ってきました。亜美さん自身、コンサートは今年の2月に松山でやって以来だそうで、実に半年以上のブランク。休養を取っていた時期を除けば、活動期間中にこれだけステージのブランクがあったのは初めてだそうで、それだけ今回のステージは気合も入っており、歌える楽しさも伝わってきて、見ているこちらも本当に嬉しくなりました。

 今回はミュージシャンも豪華で、Drum:林立夫、Bass:小原礼、Guitar:鈴木茂、是永巧一、Key:佐藤準、Cho,A.Guitar:Aisaという面々。ステージ配置の都合でしょうか、亜美さんはグランドピアノがなく全般エレピだけでした。

 会場は六本木のEX THEATERというライブハウス。ライブハウスとはいえ、着席でのキャパが千人くらいあるようで、いつも見る会場より大きいくらい。しかし、当局のお達しにより入場者はキャパの50%以下に抑えねばならないということで、客席は一つずつ空けて座るという配置でした。

 このご時世の新しい様式として、入場時に自分の情報を記入して提出(感染者発生時に当局へ提出するかも)、入口で体温計測及び手指のアルコール消毒あり。ロビーも密を避けるためでしょう、物販も最小限というかかなり控えめでした。さらに、ロビーでの会話は原則禁止、会場内ではマスク着用、ステージへの声援禁止、席から立ち上がったり移動することも禁止、という事でした。さらに、今回は2部構成で途中に換気のための休憩もあり。

 若干窮屈ではありますが、これくらい辛抱すればステージが見られるというのなら私は全然オッケーです。総立ちになった時は、前に背の高い人がいると見えなくなったりするものですがそういうリスクもないですし。あとは、両隣に人がいないというのは結構快適で、荷物も置けるしひじ掛けの奪い合いもないし、結構ゆったり見られたという印象。あとは、途中休憩も中高年にはかえってありがたいです。1ドリンク付きだったので、開演前にビール飲んだら案の定トイレに行きたくなったので。

 この辺は、今後の運営がいろいろ難しいでしょうが、キャパが半分になるから売り上げをキープするために入場料を倍にするとかいうと困ります。ただし、そこは各方面調整し、会場側は使用料を多少ディスカウント、アーティストもギャラを少々抑え、それで入場料がちょっと上がるという、大岡裁きのような三方一両損なら納得できるかも。あるいは、1回のキャパ半分なら2回公演にして貰うとか。その場合も各種調整は必要でしょうが。

 それはそれとして、亜美さんは今月はまだ京都や千葉でコンサートがありますので、全面的なネタばらしはしません。それぞれメンバーが違うのでセットリストも変わるとは思いますが、大筋は似た感じかなぁと思いますので。とにかく定番から初めて聞く曲までいろいろです。

 亜美さんも、活動したいけどできないという悩みは大きかったと思われ、MC中にちょっと声が詰まってしまったのは内緒です。そこは会社員と違って仕事がないとかいう問題じゃなく、ミュージシャンが人前で演奏できないことは、我々の想像を大きく超えていると思われ。

 と、語りだすといろいろですが、今回見てない人に「Scarborough Fair」のおすそ分けなどを。とにかく、いいものを見せて貰いました。やはりステージは素晴らしい。

明日はいよいよコンサート>尾崎亜美さん

2020年09月11日 | 尾崎亜美
 明日はいよいよ尾崎亜美さんのコンサートの日。コンサートを見るということが、こんなに大変なことになる日が来るとは思いませんでした。やはりコンサートは「見たい」と思ったときには行くべきで、「まだ予定がわからない」「仕事が入るかも」「今はちょっと財布が苦しい」「またそのうち機会があるべや」なんて思ってると、「そのうち」というのが二度と無いかもしれないと思いました。働いてる人はそういう事が多いのでしょうが、私は特にそうだったので。

 今年はコンサートに行ったというと、1月の石川ひとみさんの藤沢でのチャリティーコンサートだけなのですが、実はその時も「平日だからどうしようかな」と一旦躊躇した自分がいたのでした。本当にあれは見ておいてよかったと思います。

 というのも、今年は中学生の頃からずっとファンなのにまだ見たことのなかった甲斐バンドのライブを予約し、チケット確保できたまではよかったものの、結局延期になってしまい期日未定でほぼ1年後の予定。大規模野外イベントなので来年もどうなるかはわかりません。「こんなことになるなら、万難を排して今年1月の45周年コンサートに行っておけばよかった」と思っても、それはもう後の祭り。世の中何があるかわかりません。

 そういう意味で、やはり中学生の頃から熱烈なファンだったキャンディーズの伊藤蘭さんのコンサートにも行く決意をして、運よくチケット当選しました。

 再放送が見込めるテレビ番組や、レンタルDVDでも見られる映画とは違って、好きな歌手のライブ演奏は本当にその時その場にいなければ見られないものだということには、もっと真剣に向き合うべきだと、今年は本当に強く思いました。

 明日も、地方のファンが参加を見送ったりしているようですので、首都圏にいて体調さえ良ければ見られるという境遇に感謝しながら楽しみたいと思います。年を重ねてきたのもありますが、自分の時間とお金はどこにつぎ込むべきかというのはかなり意識するようになりました。もう余計なものには手を出さず、できるだけライブ鑑賞にかけたいものだと。