今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(上) 原作/矢立肇・富野由悠季 著/隅沢克之 2007年10月1日 角川書店(3回目)

2016-07-23 08:15:17 | ガンダム
下巻あるんだし、これも決着をつけにゃあ(多分つかない)→1回目2回目



○ここまでのあらすじ
動き出したマリーメイア軍に潜入したトロワ。
黒幕のデキム・バートンを仕留めようとした彼に刃を向けたのは・・・・・・!
マリーメイア軍の動きを察知したヒイロ、デュオも行動を開始し、
ノインたちプリベンターもまた事態の解明・収拾に当たろうとするも、
「流れ」はマリーメイア軍にあった・・・・・・。



 消え入りそうな意識の中、リリーナは必死に願うことしかできない。
(たすけて・・・・・・)
(たすけて、星の王子さま・・・・・・)
 唐突に、リリーナは、再び、無意識の暗闇へと落ちていった――。
続いての過去編はリリーナさまよー。


それは11歳のとある夜――
「じゃあ、あなたは怖いドラゴンに乗った騎士のつもり」
「フフッ・・・・・・」
 ゼクスは満点の星を見上げ、
「――いや、星の王子様さ」
お兄ちゃん(※この時点でリリーナは知らない)何してんwwwwww


『星の王子様』事件を忘れていたのは、翌日にもっと大きな事件があったから。
「私はリリーナ・ドーリアン・・・・・・」
 少年が去っていったであろう並木道にむかって手を差し出した。
「あなたは・・・・・・?」

 これが、リリーナの最初の挨拶であり、自己紹介であった。
不思議ちゃんは昔から不思議ちゃんというお話。



目を覚ましたリリーナがいたのは、『近世ヨーロッパの王室を思わせる部屋』。
その部屋にはリリーナの他に1人の少女がいました。
「私の名前は、マリーメイア・クシュリナーダ・・・・・・」
 リリーナは耳を疑った。
(クシュリナーダ・・・・・・?)
 彼女はその疑問に答えるべく言った。
「トレーズ・クシュリナーダの娘です・・・・・・」
なんだってー!?
まぁ年齢的には7歳の娘もありえなくはない話。


なお、マリーメイアの7歳らしからぬ態度を見たリリーナの感想は、
(強引な教育がされている・・・・・・)
 この少女は、少女として育てられていない。
そいつは大変だ!今すぐウチでひきと


『接見』を許されはしたものの、マリーメイアの真意を読めないリリーナ。
 できるはずがなかった。
 マリーメイアは、かつてのリリーナ以上の地位を欲していたのだ――。
クイーン『以上の地位』・・・・・・だと・・・・・・?




X18999コロニーへ向かうヒイロとデュオは、デュオの用事で寄り道中。
(こいつには、オレみたいにいろんなことに気がまわる奴が側にいてやらないと駄目なんだ)
 ヒイロと出会った頃から抱いていた感想を、ここでも思った。
お前はダメ男の嫁かwww


 ヒイロの出生が不明なように、デュオもどこで生まれたかは判らない。
 しかし、どうやら二人ともコロニー生まれの戦災孤児であったことは間違いないようである。
 出発点はまったく同じであったのに、こうまで違ってしまった原因はなんだったのか。
 それを知るためには、デュオの過去にも触れる必要があるだろう。
ガンダムパイロットの秘密・デュオ篇。


「そりゃあいいや・・・・・・ソロが一緒だったら、オレたちはデュオだな」
名前の由来。
こういう気の利いたことを言うには、ある程度知識が必要だよなぁ?
当時7歳の『流れ者』、元は中流(以上)の生活だった?


浮浪児暮らしの後、マックスウェル教会で暮らすことになったデュオ。
貧しいながらも老神父やシスターと平和に過ごしていましたが、
反連合レジスタンスが起こした反乱に巻き込まれることに。
「どうせマグレで生きてきたんだ・・・・・・ドブ臭い役は、オレがひっかぶればいいんだ・・・・・・」
 デュオはこの悲痛な思いを今も持っている。
 ドブ臭い役。
 彼は、そんなふうに自分の役柄を決めて、誰かの幸せのために戦っていた。
口先ばかりで無用な戦い起こし、
それを諫める老神父やシスターを傷つけるレジスタンス。
デュオはそんな連中を教会から追い出すため、連合からMSを奪って引き渡すと約束。


見事なやり口でMSを奪い、教会に帰って来たデュオが目にしたのは・・・・・・
 人々はこれを『マックスウェル教会の惨劇』と呼んだ。
 このコロニーの反乱は、この後すぐ、連合とOZの精鋭部隊によって制圧された。
 その後の数年間、デュオがどこで何をしていたのかは不明である。



それから4年後――
とある『スイーパーグループの作業船』に、密航した少年がいました。
「小僧、よくこの船に忍び込めたな。ワシが作ったセキュリティー・システムは完璧だったはずだ。いったい、どうやったんだ?」
「企業秘密だよ。おっさんのプライドのために言ってやると、結構、苦労したぜ・・・・・・」
「フフフ・・・・・・面白い小僧だ」
「小僧じゃねえ・・・・・・オレの名はデュオ」
 デュオは名乗った。
「逃げも隠れもするが嘘は言わないデュオ・マックスウェルだ」
セキュリティー破りについては独学・・・・・・やはり天才か。



 こうは考えられないだろうか。
 ヒイロが過去をどんどん切り捨てながら今を生きていくタイプなのに対して、デュオは様々な過去を全部引き受けて生きていくタイプなのだ、と――。
 そして、二人には同じように、戦場を生きた悲痛な思いと戦争を心底憎む怒りが、その胸にいつもあるのではないか。
何もかも違うタイプの2人がやけにコンビを組む理由。
信念が同じだからなのかもね。



マリーメイア軍に対抗すべく動いていたデュオと、カトルは連絡を取っていました。
 この通信は、デュオがしてきたものではなかった。
 カトルのほうが、どこをどう探索したのか連絡したのだ。
 おそらく、カトルの言葉で言うトコロの『宇宙の心』が居場所を教えたのだろう。
説明とか考察とかそういうのは全部『宇宙の心』で解決しよう(思考放棄)


「カトルの奴、ほっとくと、なんでも自分のせいにしちまうんだ。そのうち『宇宙に空気がないのは、ボクの努力が足りないから・・・・・・』なんて言い出すかもしれねえぞ」
ながらスマホのせいで交通事故が多発?野比、廊下に立ってろ


(こんな危機を前にして、ボクは、対処できる唯一の方法をみんなから奪ってしまったんだ)
 ガンダムを太陽に向けて廃棄したことを後悔していた。
逆に考えるんだ
「回りくどい方法のおかげでガンダムはまだ存在している」と考えるんだ


カトルはマグアナック隊と共に太陽へと向かう!
 一時間前、L-4コロニー群空域に帰ってきた彼らは、カトルが急に言い出したこの提案に、文句を言うどころか、喜んでやらせてもらうと言って、準備を開始した。
部下の鑑ってレベルじゃねーぞこれぇ!



戦艦(!)を拾って準備おk、ヒイロとデュオはX18999コロニーへ。
道中、デュオは1年前の戦いを思い出していました。
 五人の科学者の罪――少年たちを戦士に仕立て、地球に送り込んだこと――は帳消しにしてやってもいいはずだ。
 もっともそれは、彼らが言った最後の言葉、「暴走を止めるためにほかを暴走させる」という行為に対する罪であり、「本来の暴走」を一度は食い止めた功績が、じつはあるのだ。
『本来の暴走』――
それはホワイトファングのカーンズが言った『我々のオペレーション・メテオ』。
5機のガンダムの降下作戦は、仮初の「オペレーション・メテオ」だったのです。


しかし、今なお『オペレーション・メテオ』を企む連中がいる・・・・・・
『暴走』を止めなければと気合を入れるデュオが隣を見ると、ヒイロは( ˘ω˘)スヤァ
(なんだよ、少しは変わったんだな)
(オレにそんな顔を平気で見せられるようになったか・・・・・・)
だから嫁かwwwwww



( ˘ω˘)スヤァなヒイロの夢のお話は次回にするのが宇宙の心。


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