goo

ベニナギナタタケ

 長池公園外周で“冬虫夏草”が見られたということで、少し探してみたが見つからず、代わりに見つけた奇妙なキノコ。長さは3~4センチで形はシロソウメンタケに似ている。どうやらこれはシロソウメンタケ科ナギナタタケ属の「ベニナギナタタケ(紅薙刀茸)」のようだ。毒は無くサラダの彩りに使われることもあるようだが、あまり美味しくないらしい。同じような姿のキノコに猛毒のカエンタケがあるので、安易に食べてはいけない。
コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )

ヒナアンズタケ

 長沼公園“長泉寺尾根”の山道に発生しているオレンジ色のキノコ。色は以前見たツノマタタケに似ているが形が違う。図鑑やネット検索でもわからず、以前も教えて頂いた“きのこサイトの専門家”にお尋ねしたところ、これは「ヒナアンズタケ(雛杏子茸)」ではないかとのアドバイス。なるほど図鑑と見比べてみると確かにそのようだ。アンズタケ科アンズタケ属で、傘の形は一定ではないが直径1~1.5センチ。背丈は1.5~2.5センチある。同属のアンズタケはもっと大きく肉厚でアンズの香りがするのでフランス料理などに使われるようだ。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

サンコタケ・2~大発生

 九兵衛坂公園の野道に大発生した「サンコタケ(三鈷茸)」。アカカゴタケ(赤籠茸)科サンコタケ属のキノコで、傘が無く3本の角状の突起がアーチを描くように伸びて先端でくっついている。背丈は10センチほどで突起の中ほどには悪臭を放つ黒褐色のグレバ(Gleba=胞子形成部分)があり、ハエなどをおびき寄せ身体に付着させて胞子を散布している。“三鈷”とは仏教の法具で先端がフォークのように3つにわかれているもので、それに見立てて名付けられた。蟹の爪にも見えるが、カニノツメは別のキノコになる。サンコタケは一昨年にここ九兵衛坂公園の山道で見ていたが、2年振りに見ることができた。
コメント ( 22 ) | Trackback ( 0 )

クモタケ

 柏木小学校南側の遊歩道で見つけた奇妙なキノコ。これはバッカクキン(麦角菌)科イサリア属の「クモタケ(蜘蛛茸)」で、トタデグモやフクログモなどに寄生する“冬虫夏草(とうちゅうかそう)”。冬の間に宿主に寄生した菌類が、宿主を栄養素としてその体内に菌糸を増やし、夏になると宿主の殻を破って地上に生えてくる。長さは5~6センチのこん棒状で太さは7~8ミリ。上部には淡紫色を帯びた粉状の分生子体細胞フィアライド(phialide)が付き、風で飛ばされる。写真を良く見ると左側に飛び散っているのが見える。“冬虫夏草”は中国では古来より漢方薬や薬膳料理の食材として珍重されており、宿主を付けたまま採取し乾燥させて利用する。当地では去年、蓮生寺公園で見たという情報があり、そこで探したが見つからず、ここでマヤランを探していて偶然見つけた。
 
コメント ( 16 ) | Trackback ( 0 )

ヒイロベニヒダタケ

 下柚木の林内に放置されているシイタケ原木栽培(=ほだ木:シイタケ栽培で種菌を植え付ける方法)の残骸に傘が赤いキノコがひとつ見えた。傘の直径は4~5センチで名前がわからず、きのこサイトの専門家にお尋ねしたところ、すぐに「ヒイロベニヒダタケ(緋色紅襞茸)」と教えていただいた。ベニヒダタケは名前ほど赤くないが、ヒイロベニヒダタケの傘は鮮やかな緋色で、朽ちたシイタケのほだ木に良く見られるようだ。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ 次ページ »