興味津々

日々思ったことを綴ります

やっぱり「お屠蘇」知らないんだ…

2012年12月03日 | お薬のお仕事
勤務して1年経たないパートさんが聞いてきた
「とそさん って何ですか??」

主婦。年は30くらいかな?
バイトならまだしも…
常識がないって感じでもないのに

やっぱり知らないんだ~~

お正月にね と説明すると

貴族の家ですねぇ

と笑顔で言う

あれぇ??

ジェネレーションギャップということかいな

え、庶民よ 庶民…

お屠蘇気分が抜けないこの時期に
なんて言い回しもしないのかなぁ

お正月番組で家族で着物を着ていて
お父さんは紋付き袴で
志村けんのバカ殿なんてフツウに見ていたのは
あれは「むかし」ってことなのか

屠蘇散はひとつ100円弱でレジ前で販売する

前の店では、前年の実績確認すると100個くらい売れてるから
毎年100個発注かけていた
もちろん返品は出来ないけれど
大晦日に買いに来られて無いとガッカリされるだろうから
ちょっとだけ余分に発注しておく

でも年々買う人は少なくなっている気がする

バイトの子が「これ 何ですか?」と聞いてきた時は
ビックリしたけど
もはや 主婦でも知らないんだぁ
とさらに今年は驚いた

子どもの頃は
年末に母に連れられて市場に買い物に行く
お正月の用意やら何やらいっぱい買い込むのである

花屋ではお正月に生ける松やら何やらたくさん注文する
床の間が左前だから特別とか そんなこと言ってたっけ

薬屋にも寄る。たいがい昔は お屠蘇ください と言えば
無料でくれたような覚えがある。

お酒を飲めない家族だから お正月だけは
小さな月桂冠みたいなのを買う
それは 今の我が家でも受け継いでいる

その月桂冠に お屠蘇のパックを大晦日からつけておく

お正月になると
お屠蘇セットが登場する
さかづき三段重ねたやつ
子どもは小さいさかづきをもらって形だけ

おめでとうございます
とご挨拶するのだよ

というと それが貴族の家庭だって言う

アタシ おせち料理も食べないんです とのこと

ふ~ん
イマドキは そんなものかな

この頃は
お正月でも どこだって店は開いているものね 
何も年末に慌てて 買い込む必要はないし
外食すれば済むことだし

でも やっぱりそれが習慣ってモノだ
年末ともなると つい買い込んでしまう

だいたい もしかして今の人は
お雑煮も食べないんでないかい?

そういえば
美容院は年末になると混み合う と思い込んでいたら
全然今はそんなことない、とのことだった

お正月には何となく着物を着て 初詣に行く
朝からお雑煮食べて 年賀状を見るのだ
その前にお屠蘇でいちおうご挨拶
お仏壇にお参りして 父からお年玉が配られる
テレビの中でも すがすがしくみんな和服を着てるじゃないか
食べるものは おせちに鯛の姿焼き
結び昆布に小梅のご福茶を飲む

なんて そんな感じのニッポンのお正月は変わりつつある?のかしらん

かくいう私も 今の職場に勤めるようになってからは
年末年始 バタバタのお仕事で
着物なんて着ている暇なんて全くない
というより
そもそも結婚してからお正月に着物着たことあったっけか

が さすがにお雑煮はパスしたことはないモンね…
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