興味津々

日々思ったことを綴ります

今さらどうしようもないこと

2020年06月10日 | 雑記
子どもの頃からずっと
自分が何になりたいか 全く分からなかった
何に向いているか 今でもわからない
自分に誇れる能力がほとんど備わっていないのは
悲しいかな薄々知っている

父にもおまえはダメだと言われて
口をきいてもらえなかった
母にも愚娘だと大学の担任の先生への葉書に書かれた
弟は私の性格を嫌ってか、完全に避けている

学校時代も 社会人としても
自分は底辺とでもいうか
ろくでもないことだらけである

就職してまもないころ
「サイテー!」って言葉がちょっと流行った
同僚にバカにされたようにちょっと笑った感じで
「サイテーッ」って言われるような
本当に自分でも最低だと思う失敗ばかりで
逆にそう言い放つことで 少しだけ救われる

いつまでも頭を離れない憂鬱に
行動が惑わされ
前進できず 何度も
足がからまってバタリと倒れる

何が悪かったのか
親が私をちゃんと見てくれなかったからだ
と他人のせいにしたくなる

私が薬学を選んだのは、社会が超苦手だったから
文科系の受験科目のない私立で
親戚の多い医学部には全く力及ばず
付け焼刃で受験のための化学を暗記
母と同じ学部 単純にその世界しか良くわからなかったからである

子どもの頃、何になりたいの?と聞いたら
母方の祖母のお手伝いさんになりたい
って言ったのだそうだ

母方の祖母は優しく、私は何も言わないで家を飛び出して
祖母の家に長い間泊まって過ごしたことが幾度かあった

勉強面で優秀な家庭に生まれ育ったはずなのに
私は勉強が本当は好きではなくて
でも長年「頭の良いふり」をしなければならなかった
「しなくても出来る」→「しないから出来ない」
ということに勝手にしておいた
頭は悪いのに それを私にハッキリ伝える人もいなかった
否、伝えられていたのに 私は「いわれのないイジメ」と捉えて
勝手に苦しんだ 頭が悪いことは今もなかなか受け入れられない

こういった一連のことを一種の障害、生きにくさ と捉えれば
少しは楽であろうか

4年制と6年制の違いの問題以前に
私はあまりにもケアレスミスを多く起こしてしまう
普通では簡単に覚えられそうなことが覚えられない
調剤は無理なのに また環境が変わればひょっとして出来るかも
と淡い希望を抱いてしまう

薬剤師の看板を外したとしても
働くには困難が続く

やっかみもあるのだろう
薬剤師は給料が高い、ロキソニンだけで、会社としてはペイしないんですよね
以前にこんな変で腹の立つ薬剤師がいた
(登販として提示通りの時給をもらっているにも関わらず)薬剤師なので最初から高い
→その時給は他のパートさんには内緒にした方がよい
OTC希望する薬剤師なんて居ない、、、 などなど
色々なことを言ってくる人たち バカ言ってんじゃないよ
そんなものは無視しよう と思うのに
陰ではもっと色々言われているんだろうなとか
もう頭の中はぐちゃぐちゃになってしまう 悔しいと思う

私のやるべきことは 何といっても仕事の習得である
文句のつけられない仕事をしていれば
何を言われても堂々と出来る

それはわかっているのだが
現実はなかなか厳しい 堂々としようにも全く及ばない

今の仕事がどれほど好きなのか
ほかの仕事よりはマシかも知れない

大学に行かない という選択は
通っていた学校や生まれ育った環境から出来なかった

農家に生まれて農業を生業としていたら
自分らしく歩めたように思ったりする

現実逃避…

ただ
今ある家庭の日々時々の幸せは、出来損ないの私だからこそ
作れたものかも知れない

私はただ 他人からすれば嫌味な贅沢を言っているだけなのだろうか

私の苦しみは私にしかわからない
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