八重のドクダミ

以前の職場で珍しい頂き物をした
ドクダミの話をしていたら
八重のドクダミが庭で生えているよと写真を見せてくださった
年配薬剤師の博士氏
レジでまったり色んなお話をしてもらった
それでいて時給もしっかり薬剤師相当分。
それなりに色々あったものの
今から思うと滅多にない恵まれた環境だった

写真を見せてもらった翌日だったか
丁寧に新聞紙にくるまった　その苗をいただいた

ドクダミの花は確かに美しく感じるが
以前の自宅庭では邪魔者そのもの。
繁殖力は旺盛で、抜いても抜いてもどんどん生えてくる
そして抜いたり触ったりすると、あの臭いである
昔実家にもあって、母も嫌っていた

ドクダミは十薬とも言われて全草が生薬にもなる
アトピーやらアレルギーに効用があるとかで
昔近所の人が熱心に話していたことがあった
十薬がドクダミと同じだ、と言ってもあまり信じてもらっていないようだった

ともかくも　その八重のドクダミ苗をもらった時には
少し複雑な心境だった
確かに珍しいかも知れないけれど
ドクダミはドクダミである
増えるだろうし、臭いもあるだろう
あまり欲しくもなかったんだけれど。
でも　わざわざ朝から抜いてきて私にくださるなんて嬉しいしありがたい
こういうものをくれるのは、やはり学者肌の人らしい
等と思っていた

引越先に持ってきたプランターで今年も咲いた八重ドクダミ

ふと思い立って調べてみると
なんとこの苗はちゃんと販売されていた
珍しいと書き込んでいる人もいる

なるほど…

ドクダミを飾るのは少し躊躇していたけれど
明日はやっぱり一枝切って
花瓶に挿してめでてみようかしらん



↑今年初めて咲いた日撮影　今はもう少し中心部の花びらが開いて大きくなっている

※見出し画像は本日撮影したもの