アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第232回目「丹田強化すると自律神経は整います」1月12日
不安緊張が長期間続くと自律神経失調に陥ることがよくあります。ひどくなると呼吸は浅くなり手は震えて、ちょっとしたことで全身に電気が流れる感じがしたりします。
なぜそんなふうになってしまったのかというと、下腹部の丹田の力が抜けて変なところに分散しているからです。ここで緊張しているからといって、さらなる脱力をしてしまうと、腰抜けの人になってビクビクした生活になって、怖くて外に出ることはできなくなります。
正常に戻すには下腹部の丹田を鍛えなければいけません。丹田の強化方法はいろいろありますが、アレクサンダーヨガではヨガの浮上系ポーズを集中的に練習して、腸腰筋に筋反射を働かせます。反射は体の本能的な作用ですから、スイッチを入れると嫌でも起こります。よく知られているのは、膝がしらを軽くたたくと足が跳ね上がる動きです。眼球にペンライトを向けるとまばたきするのもそうです。濡れた路面で滑ったところ瞬時にバランス立て直すのも反射作用のおかげです。反射機能が低下すると、滑って転んで打ちどころが悪いとそのまま遠いい世界にいってしまうこともあります。
自律神経失調や不安緊張を改善したければ、横足鶴のポーズをやって強くたくましい自分になりましょう。
1)まず基本姿勢
2)両足を左に移動して、左肘の外側に揃えて並べます。
3)両足を持ち上げましょう。最初は一瞬でもよいので、とにかく頑張ってやるんです。それだけでも丹田は強化されますので、自律神経は正常化し始めます。
4)両足持ち上げが簡単にできるようになったら、片足を伸ばしてみましょう。
5)足をいったんひっこめます。
6)今度は頭を持ち上げます。両脚持ち上げが簡単にできるようになれば、これも必ずできるんです。「自分にはできない」などと口が裂けても言ってはいけません。口が裂けるともの言えないので、こじ開けられても言ってはいけません。
7)頭が持ち上がったら、さらに片足を伸ばしましょう。これができるころにはもうとっくに不安緊張はなくなり、逆にスリリングな緊張大好きな人になっています。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司