アレクサンダーパワーヨガ講座:第430回目「スパイラル・ルートの探求 その2」8月28日
(前回からの続き)
それでまず腕と胴体の接続です。腕の外旋と内旋に胴体が連動すると、どのような流れができるのか。
<ノーマル>
腕の外旋:右腕の外旋して動きの流れを追いかけると、だいたいは目線と顔が指先を向いて、右胸が開きます。背中は反り返るようになります。まあ、自然というかシンプル、単純な動きです。
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腕の内旋:右腕が内旋すると、アゴが下がって背中が丸くなります。右側の肩関節が開いて背中が広がります。これもいたって単純な動きです。
このときもしもアゴが上がっていたら?はっきり言ってよくありません。パソコン使用者によく見られる頸部崩壊です。アレクサンダーテクニークで最も嫌がる体の使い方です。
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<リバース> さて今度は背中の動きを反転させてみましょう。
腕の外旋:腕を外旋しながら背中を丸めてみましょう。アゴが下がるようにします。ノーマルと比べると腕の動きが固まりがちになるかもしれませんが、角度や方向を変えて的確なルートが見つかると、胴体になめらかに連動します。
ここでもやはりアゴが上がると「汚い手を出すんじゃないの!お行儀悪い」とバシッと叩かれてしまいます。要は頭と背中の流れがうまく現れると、弓形になるということですね。
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腕の内旋:次は腕を内旋しながら背中を反らせます。これは肩の流れが詰まる感じがするかもしれません。でもこれも角度と方向を変えて的確なルートを見つけると、スーッと気持ちよく連動します。
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この4種類の動きで、プラーナの経路が開通して、肩コリなんかは簡単に解消しますね。こうしたノーマルとリバースの組み合わせを活用してパワーヨガを実践するなら、無理やり頑張ってポーズ完成させるのとは、結果が大きく変わりますね。(次回に続く)
【アレクサンダーパワーヨガ Part-106】
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吉田篤司