アレクサンダーテクニーク:頭と首と骨盤:姿勢5
今回は「姿勢3」の手の配置にします。そこから動きの延長線を拡大していきます。
1)「姿勢3」の配置はというと、左手で左脚そけい部、右手で左上腕でしたよね。
2)そして左手で左大腿部を外回りして、右手で左上腕を内回りです。すると体は左にねじられて背中が丸まるスパイラルの動きになります。目線は左脇の下を通って後方の床です。
3)元の位置に戻って、今度は左手で左大腿部を内回しで、上腕を外回しです。
4)すると体は右スパイラルで背中は反り返り、目線は後方の天井です。
ここまでが「姿勢3」でやった復習です。何度も繰り返して、体に動きをしっかりと馴染ませてください。すると日常でもこうした連動作用が自然に現れて、滑らかな体の動きを作ることができます。
5)さて、ここからが今回の学習です。まずスタート地点の配置になります。
6)そして左手で大腿部を外回り、右手で左上腕を内回りです。スパイラルで背中が丸まりますが、このとき更なる延長線を考えると、スパイラルによってお尻がイスから持ち上がりますね。
たまに「そんなふうにならない!」と、何が何でも持ち上がげたくない困った人がいるみたいです。理由は、よほど心がねじ曲がっているか、不自然な感覚を発達させてしまったからです。
螺旋階段を上るのをイメージしてください。動きの延長線を考えて軌道に乗ると、お尻は左に回転しながら持ち上がります。この姿勢をアレクサンダーテクニークでモンキーと言っています。猿にはあんまり似ていませんけどね。
7)この状態から、手で脚と上腕の動きを反転させましょう。つまり左手で左大腿部を内回り、右手で左上腕を外回りです。
するとスパイラルがユルみながら骨盤は右回転します。ゴールに到着すると直立姿勢で立ち上がってしまいました!イスからどんな動きをして立ち上がったのか?ここまでのプロセスをよく思い出してください。とんでもなく複雑ですが、動きは自然なので、詰まりがなく滑らかに動きましたね。軌道に乗って動くのが大切なところです。こういう動きがネックフリー&ヘッドリードを形成します。
8)立ち姿勢で、手の操作を同様にします。左手で左大腿部を外回りで、右手で右上腕を内回りです。
9)すると体は再び左スパイラルになって、モンキーになります。
10)モンキーで手の動きを反転します。つまり左手で左大腿部を内回りで、右手で右上腕を外回り。すると無事着地、戻って来られました!こうした連動性を使ってパワーヨガをやりましょう。
【アレクサンダーパワーヨガ Part-60】本日のアレクサンダーパワーヨガ
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司