アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第268回目「高気圧型のアドームカシュヴァーナ」2月29日
体を中心に向かって圧縮するヨガ基本ポーズ。前ヨガ講座からの引き続きです。今回はアドームカシュヴァーナ、犬のポーズです。このアサナこそ、腕と脚を胴体に向かわせて中心圧縮すると、エネルギーがたいへん高まります。
やり方はシンプル。手を足を床につけて踏ん張ってお尻を高く上げます。このとき腕と脚の方向性を胴体に向かわせて、さらに下腹部を圧縮させます。すると体の外との圧縮差によって、結果として大気圧が高まることになります。吸盤が貼りつく理由を知っていますか?ブシュッと押すことによって周囲の大気圧が高まる。つまり外の空気に押されて貼りついているわけです。アレクサンダーヨガでは、それとおなじ考えでアドームカシュヴァーナ、そして各アサナをやります。タイトで引き締まった体になりますね。
ところがこれとは反対に、腕と脚を外に向かってストレッチして伸ばす人がいます。こうすると丹田の密度は分散して、周囲は低気圧になります。飛行機の中ではペットボトルが膨らみますがあれと同じです。
好みの問題もあるのでしょうが、こちらにはもう行きたくないんですねえ、私は。両方行ったり来たりするのは、いいんですが、最終的にどっちでまとめあげるか?ここが問題なのです。自分の行きたい方向に行くのがいいかと思います。得られるものも違ってくるでしょう。
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吉田篤司