AlexanderTechniqueヨガ講座:
第114回目「胎児のポーズ:ガルバピンダ」10月31日
ヨガには奇妙なポーズもたくさんありますが、ガルバピンダはやっぱり変ですよね。
胎児の形なのだそうです。
ということは、これをやれば生まれ変われるんです。
何に生まれ変わるのかは、カルマで決まるそうです。
インドのゴミ捨て場で生まれるのは嫌だなあ。
ガンジス川は聖地だけど、あそこも困るなあ。
あなたは何に生まれ変わりたいですか?
1)まず片足からやってみましょう。半跏府座の要領です。
2)次に結跏趺坐を組みます。何か変なことやっていますねえ。
3)とりあえずスタンバイです。
4)ワーイ!胎児になりました。もう生まれたくありませ~ん。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司
AlexanderTechniqueヨガ講座:
第113回目「丹田と大腰筋の方向性」10月31日
丹田はヘソから三寸下、というとスヴァディシュターナ・チャクラに相当します。
この位置には大腰筋があるんですが、これを筋反射でダイナミックな収縮作用をさせると、
エネルギーが高密度になって丹田が出来上がります。
当然、お腹は引き締まってスリムになります。
でろんと垂れ下がったビール腹とは、さいならしましょう。
それでこの大腰筋の上端付け根はどこなのかというと、胸椎12番なんです。
このあたりはアドレナリンを出す副腎が左右にあって、
位置的にはマニプーラカ・チャクラになります。
そして大腰筋もどちらに向かって収縮するのかというと、
上端付け根に向かって収縮するべきなのです。
それが骨盤上昇をさらにもたらすわけです。
実際のレッスンではアレキサンダーテクニックやクラニオセイクラルの主技巧を使って骨盤上昇させますが、
さらに強化させるには、ヨガの浮上系ポーズが最大限に引き出してくれます。
今回は、中でも抜群の効果があるカウンディンニャⅢ、パラレルレッグをやります。
上級ですが、初級の人でもできるとこまでやっていると、体の操作方法がだんだんわかってきます。
そして頑張り続ければ、やがて浮上します。
この講座を続けて見てくれている人なら、きっとできるようになります。
1)基本姿勢です。
2)カニ歩きで右に移動します。
3)左大腿部を右上腕に乗せて引っ掛けます。
4)横足鶴の場合は両膝を曲げて足を持ち上げますが、カウンディンニャⅢはまっすぐに伸ばして持ち上げます。
最初はこれが難しいですが、慣れると実に気持ちよくフワーンと浮上してくれます。
5)そして頭を持ち上げます。
エッ?顔が苦しそうだって?
それじゃあ涼しい顔の写真ものせます。
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吉田篤司
AlexanderTechniqueヨガ講座:
第112回目「鋤のポーズの変形」10月30日
農耕具の鋤です。
鋤といってもスコップみたいなシンプルな物から、複雑なメカの物までいろいろあるみたいです。
鋤のポーズは、ハラアサナといいますが、初心者向けです。
駅前のヨガクラスでもやっていると思います。
このポーズはシンプルですが、いろいろ応用ワザに展開できるので楽しいです。
1)仰向けになって、両足を持ち上げて向こう側に送る。
そしてつま先をつかみましょう。
2)開脚します。
3)ひざを耳の横に置きます。
これはなかなかバランスとるのが難しいです。カルナピータアサナといいます。
4)次はパールシュヴァ・ハラアサナ。
カニ歩きで両脚を横に移動します。
5)最後に結跏趺坐でねじり置きしましょう。
ピンダアサナといいます。ピンダは胎児の意味です。
終わったらシャバアサナで気持ちよく休息してください。
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吉田篤司
AlexanderTechniqueヨガ講座:
第111回目「賢者マリーチ」10月30日
賢者カシュヤパの父親のマリーチのポーズです。創造神ブラフマーの息子です。
初心者向けのアサナです。まあ固い人は手が届かないとかあると思いますが、シンプル単純なポーズです。
こういうのは頭を使って工夫する箇所もあんまりないので、逆に厄介なのです。
でも賢者カシュヤパの父上殿ということもあるので、やってみましょう。
2種類あります。
◆マリーチⅠ
1)片膝を立てて座る。
そして脇の裏に引っ掛けるよに手を回す。
2)腰のあたりで握手します。
3)背中を伸ばして完成。
◆マリーチⅡ
1)まず半跏府座
2)もう一方の足は膝を立てます。そしてマリーチⅠと同様に脇の裏で引っ掛けます。
3)腰で握手します。
4)背中を伸ばして完成
5)さらに前屈して、アゴをひざにつけます。
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吉田篤司
AlexanderTechniqueヨガ講座:第110回目
「三大賢者のポーズ」10月30日
今回は体を横にして持ち上げる賢者ポーズです。
3名の凄腕の賢者、バラモン名門の司祭のアサナです。
◆まずは賢者カシュヤパです。
父親が賢者マリーチで祖父が神様のブラフマーです。
ブラフマーはシヴァとヴィシュヌとともに宇宙創造神ですから、生まれながらの賢者です。
1)半跏府座になって、手を背中から回して足をつかみます。
そうとうな柔軟性が要求されます。
私も以前はとても手が届きませんでしたが、酢を飲むこと1週間でできるようになっちゃいました。
ヨガにはアーユルヴェーダがあるように、
食生活もいろいろな工夫と知恵が必要なようです。
ただ単にグイグイ引っ張っていても、筋繊維が固い人はできるようにはならないでしょう。
2)手で足をつかんだまま壁にもう片方の足をつけて支えます。
3)手で体を持ち上げてカシュヤパです。
持ち上げたときの板バネのような跳ね返り感が、たいへんスリリングです。
◆次は賢者ヴァシシュタです。
武家のクシャトリア出身でしたが、苦行をしてバラモンになりました。
かなり優秀で太陽王宮の司祭をしていて、一族にはあのカウンディンニャもいます。
1)片足を壁につけて支えます。そして手でもう片方の足を持ちます。
2)バーンと伸ばして完成!私もついに足がここまで伸びるようになりました!
以前は、こういうストレッチをやればやるほど限界を感じて、
逆に固まって進歩がありませんでしたが、やはり酢の効力はすごいです。
◆最後は賢者ヴィシュヴァミートラです。
この方はあの苦行者ガーラヴァの先生です。
ガーラヴァのことが知りたい人は講座45回目や73回目を見てください。
それでヴィシュヴァミートラもやはり苦行者で過酷なことを命がけでやっていたのでしょう。
ポーズ完成させるにはかなり難しいですが、
そういうことよりも体を動かして遊び感覚でやりましょう。
それが健康であり脳トレにもなります。
1)大腿部の内側を上腕のなるべく高い位置につけます。
2)そして手で押し上げます。
ちなみにお釈迦様はクシャトリア出身です。
苦行を放棄してしまったので、インドではあんまり高い評価はされていません。
というか、当時としてはバラモンに歯向かった者として、逆賊だった可能性があります。
仏教徒とバラモンの一番の違いは、
バラモンではアートマン、つまり魂は永遠不滅だと唱えるのに対して、
仏教では、この世で変わらぬものはない、常に変化し続けるのが宇宙の真理だとしました。
ハタヨガはバラモン聖典のヴェーダが基盤にあるので、アートマン思想があります。
仏教ヨガは、チベット密教や真言密教で、アサナはあんまりありません。
なぜかというとインドで仏教は11世紀に滅んだからです。
ハタヨガが成熟するのはその後の13世紀なので、仏教徒は高度化したアサナに触れることがなかったようです。
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吉田篤司