大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

スキー&雪遊び満喫キャンプ4日目~最後の雪遊び&解散~

2020-01-10 18:24:48 | 2019 冬長期

ついにむかえた、スキー&雪遊び満喫キャンプ、最終日の朝です。

昨日はほぼ丸っと一日スキーをしていましたが、朝から元気なみなさん。
朝仕事では、今回初のお目見えとなったにわとりのコケッツのお世話と…
初日の雪遊び中に出現した、雪像コケッツのたまごの山の”お片付け”。じゃんけんで、踏んでけっての”お片付け”役を決めていました。

 

最後の朝ご飯は、
おから、菜の花、鶏のささみ、納豆オクラに揚げとネギのお味噌汁。
そしてデザートの(ペン)パイナッポーアッポーです。
3分間トークは、昨年北海道ローカル番組にテレビ出演を果たしたちこから収録の様子について。
テレビ番組をつくるのも大変なんだなあ…!

  

さて、最後の朝は、みんなで雪遊びを満喫!
冬期閉鎖中の黒松内町のオートキャンプ場、ルピックを使わせていただきました。

ここは、ぶな森スタッフ一押しの良い感じの傾斜があり、
みんなもソリやスライダーで滑りまくる!良い表情してます!

     

自然学校周辺よりも少し多めな雪を掘ったり

埋めたり

  

さらに埋めたり

    

デザートもみんなで作ってしまおう!ということで、アイスボールでアイスクリームづくり!
黒松内町内の酪農家さんの新鮮な牛乳がたっぷり入っています。
もう1味は、ふった特製、ぶな森の裏にはえている桑の実でつくった桑の実ソースを使った桑の実アイス。

雪は魔法の粉と混ぜ、冷え冷えになったところを温度もチェック。

   

 

材料と雪をつめたら、あとは中身を混ぜるだけ。ふったり、投げたり、転がしたり…
みんなでつくったアイスは、お昼ご飯のデザートに!

   

最後に、黒松内のブナを中心とした自然や歴史について紹介している町の施設、ブナセンターへ。
ブナ材でできたオルガンを回させていただきました。

 

ぶな森に戻り、キッチンまりこでみんなで食べる最後のごはんです。
元気にいただきます!
お昼はペペロンチーノ、サラダ、ビーツのミネストローネ、みかん、そしてデザートにはみんなでつくったミルク&桑の実アイス!

 

3分間トークは、冬休みでマレーシアに行っていたふったから。
旅は楽しい!ということはもちろんですが、
今回ふったが感じたのが、旅行者が増える分だけ増えているゴミの問題。
他の国に旅行にいって、楽しんで、ゴミを出すだけだして、自分は国へ帰って、ゴミはその国に置き去りで、埋め立てられたり…
旅行が大好きなふったですが、せめてお世話になった国に迷惑をなるべくかけないような旅行をしたい、と考えさせられたそう。
やっぱり旅行は楽しい!ので、できる限りみんなが気持ちの良いようにしたいですね!

ボーボーからもありましたが、
日本の人口は、世界の人口の約1/60なのに、
プラスチックごみの排出量はワースト2だという事実。

地球に、自然に、もっと優しくなろう!
といってもなかなか自分事として考えるのは難しい。
ぶな森をや、その他多くの自然学校では、まずは参加してくれるみなさんに、自然を楽しんでもらうお手伝いがしたい。
それが、みんながゴミ問題やその他環境問題などにも興味をもってもらうきっかけになればいいな…
なんて思いながら、キャンプをしています。

と、いろいろとアツい想いも語られたお昼ご飯のあとは、
まずは自分の食器洗い。
ぶな森のキャンプでは、自分が使った食器は自分で洗ってもらっています。

     

その後は、自分の荷物を整理整頓し、荷造り。
自分たちの寝泊まりした部屋や、キャンプ中に使った部屋やトイレもきれいにしてくれました。

最後は、みんなで閉村式です。
4日間の振り返りの動画を見ても、初日や2日目の出来事が、もっと前のことのよう。
校長のジェットからは、みんながもつ力、(夢をみる力…などなど、みんなには力がたくさん!)についてのお話。
そして、写真つきの修了証が手渡されました。

 

         

最後は、少しの自由時間のあと、別れを惜しみながら、それぞれのお家へ。

 

無事、キャンプの終了となりました。

今回は、昨年20周年をむかえたぶなの森自然学校の歴史の中でも、
初の試みとなったスキーキャンプということで、スタッフもわくわくドキドキ。
毎年夏に来てくれているディレクター、普段は富士山の麓にいるBoh2(ボーボー)が、
冬の姿、スキーインストラクターとしてキャンプができないかな…と長年ジェットやBoh2があたためてきた企画がついに実現しました。

普段とちょっと違う、でもやっぱりぶな森らしいキャンプに、なったかな…?
この初の試みに、リピーターの方や、町内の方、そして初めて来てくれた方など、
ご参加くださったみなさまのおかげで、私達スタッフも素晴らしい時間を過ごすことができました。
閉村式の際、来年もやって!!という声がみんなから出たことがとても嬉しく。
行きたい!と思ってくれたみんな。そして、新年早々にもかかわらず快く送り出してくださった保護者の方々に感謝です。

記録的な雪の少なさのなかでも遊びきりましたが、
冬はまだまだ続きますので、冬ならではの楽しいことを、引き続き楽しんでもらえたら良いなと願っております。

またいつでもぶな森でお待ちしています!

(ちこ こと 大類幸子)


スキー&雪遊び満喫キャンプ3日目~スキー&夜プロ~

2020-01-09 21:18:31 | 2019 冬長期

前日の餅つき交流会と午後からのスキーで疲れたのでしょう、

子どもたちは夜寝るのも早く沢山寝ていました。

 

3日目は、スキー満喫プログラムということで

みんなでニセコ・モイワに滑りに行きました。

 

前日よりも早い起床でしたが、子どもたちは眠い目を擦りながら、

起きて準備をしていました。

その後は、スキー場に行く前に空腹を満たすため、

朝早くからキッチンまりこで朝食を作ってくださり、温かい朝ご飯をみんなで美味しくいただきました。

朝食を食べ終えた子から、今日スキー場で食べるお昼ごはんのおにぎりを1人2つ作りました。

その後、ニセコ・モイワに向けて出発しました。

天候にも恵まれ、ニセコ・モイワも青空で私たちを迎えてくれました。

天気が良かったせいか、雪質も良くみんな楽しみながらも真剣に滑っていました。

みんな上達も早く、昨日で全員リフトに乗れ、

今日は、2チームに分かれて滑りました。

基礎チームは、大きなターンが出来ていなかった子も午前中には大きなターンが出来るようになりました。

発展チームは、全体の流れの中で滑る中で、個別のアドバイスをもらうなど貰い個々で上達していました。

最後には、トレインで子どもたちだけで繋がり降りてくることが出来るまでくらい滑れるようになりました。

今日の昼食は、

みんなで作ったおにぎりと豚汁でした。

子どもたちも、温かい豚汁で体を温めてリラックスした様子で沢山食べていました。

何倍もお代わりする子も居たりして午前中の疲労を食事でカバーして回復させていました。

午後からは、スキーを滑る組と雪遊びをする組に分かれ活動しました。

スキー場の活動は、ケガをする人も出ず無事に満喫して黒松内に帰ってくることが出来ました。

帰ってきてからは、寿都町の温泉に行き、スタッフが撮影した子どもたちの滑る様子を

子どもたちが食い入るように見ていました。

その後、自然学校で夕食を食べて、

夜プログラムを行ないました。子どもたちが大玉(バランスボール)ドッジボールを体育館でやりたいということで、

食後にスタッフも参加して夜プログラムを行ないました。

ドッジボールも白熱して盛り上がりました。

ドッジボール後には、みんなの部屋で大・人生ゲーム大会が行われました。

こちらも様々なマスで山あり谷ありの出来事があり、盛り上がりました。

 

今日も様々な出来事があり、スキー満喫キャンプ3日目も無事に終えることが出来ました。

今夜も子どもたちは、ぐっすり寝ています。相当疲れていると思いますが、

明日でこのキャンプを終わってしまします。最終日、思い残しの内容に沢山遊んでほしいと思います。

(おがっち)


スキー&雪遊び満喫キャンプ2日目~もちつき&スキー~

2020-01-08 21:04:12 | 2019 冬長期

キャンプ初日にしては珍しく、雪遊びでたくさん動いたせいか就寝も早かったみんな。
今朝も起きる時間になるまでぐっすりの様子でした。

さて、今日は年に一度の作開地区伝統行事、もちつき交流会&スキーの日。

まずは午前中のもちつき交流会に向けて朝仕事の時間に会場準備です。

みんなで机や椅子を広げたり、昨晩つくってくれた飾り付けをセットしたり、杵と臼を準備したり…
ご飯前にはほぼほぼ準備完了。

 

今日の朝ごはんの、パン、スクランブルエッグ、ウィンナー、クリームスープ、りんごをもりもり食べます。

ご飯後は、それぞれビンゴやクイズなど準備を進め、
体育館のセッティングも完了。

地域の方々の到着を待ちます。

 

いらっしゃいました!!
待ちきれず、外に出ておでむかえ。

  

お出迎えから受付での名札づくりや、コートをおあずかりするところまで、みんなで手分けして進めてくれました。

  

みなさん揃ったので、司会の挨拶で、もちつき交流会スタート!
最初は子どもも大人も、みんなで自己紹介。
今年で米寿です。ここの作開小学校の校章は俺たちの代でつくったんだ…などなど、地域のみなさんもいろいろと紹介してくれました。

まず、みんなでゲームの時間!

1つめのゲームは、オリジナルの花札ビンゴ。

3つ揃ったらビンゴですが、意外とすぐには揃わず、みんなお目当ての札がでるのをそわそわ待ち…
ビンゴになった人には、ふったからのマレーシア土産のチョコレートが!見事、時間内に全員がビンゴになることができました。

  

 

続いてのゲームは、クイズチームが考えてくれた、黒松内や、キャンプの参加者・スタッフ、そして、(出題者のおじいちゃんが猟師ということで)猟に関する〇×クイズ。
ひっかけ問題もあったりで、考えさせられる問題もあり、盛り上がりました!

 

ゲームを楽しんだあとは、おもちつき&お雑煮づくりです。

2グループにわかれ、地域のおじいちゃんおばあちゃんのリードで、
野菜の皮をむいたり、きったり、洗ったり…どんどんお雑煮ができていきます。
   

おもち用のもち米がふかしあがったところで、おもちつきもスタート!

 

まずは大人の手で準備が整ったら、みんなにも交代でついてもらいました。
  

つきたてのお餅は、お雑煮用の丸餅と、あんころ餅に。

こちらも、地域のおばあちゃん達に教えてもらいながら、こねこねこねこね。
途中味見もしながら。

  

おぞうに・おもちができたところで、みんなでいただきます!

 

地域の方々とお話したり、つきたてのお餅を頬張りながら、お昼の時間をみんなで。

 

最後は、毎年恒例の記念撮影。作開地区のみなさん、今年もよろしくお願いします!

さて、食器を片付けたら、お次スキーに向け準備。
午後はこのキャンプのメインイベント。全開スキーです!

 

お餅で膨れたお腹を抱えた一団は、小雪舞うIWANAI・<wbr />Resort到着したのでした。
 
準備体操を早々に済ませ、<wbr />おがっち率いる経験者の子たちは早速リフトへ…

   

本番は明日ということもあり、まずは足慣らし、<wbr />午後の短い時間でしたがリフト3本を滑りきりました。

      

リフトを降りた先からは、岩内港・日本海が見えました。

 

一方、<wbr />スキー初めてのHRICはボーボーと共にハの字とブレーキングを<wbr />しましたが、
とても上達が早く15分程でリフトへ!<wbr />最終的にはペースは違えど、
経験者チームと同じリフト本数を滑ることができました。

 

黒松内周辺は午後雨がちらついていましたが、岩内のスキー場は、雪質も良く、気持ちよく滑れました。

ぶな森に戻り、少しまったり自由時間の後は、夜ご飯のカレーです!

 

お昼おもちで満腹だったみんなも、スキーの後のカレーで、もりもり食べていました。

その後、温泉で疲れた身体を、いつもよりゆったりと休め、寝る時間まではみんなの部屋で人生ゲームなどでさらにまったり。

就寝時間後に部屋を見に行くと、みんな既に熟睡中でした。

さて、明日はいよいよ、丸っと一日スキーの日です。
今日よりも少し遠出して、ニセコのスキー場へ!

たくさん滑るために、朝は早めの起床ということで、みんなも早めに寝る準備をしていました。
明日も楽しく滑れますように!

おやすみなさい!

ちこ こと 大類幸子


スキー&雪遊び満喫キャンプ 始まりました!

2020-01-07 23:15:29 | 2019 冬長期

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

 

これまでになく雪が少ない今年の冬ですが、
今日からスキー&雪遊びキャンプが始まりました。
雪を求めてニセコなどに繰り出す予定でいます。

 

参加者はありがたいことに遠い本州から2名、道内・町内から7名、
計9名の子どもたちが集まって来てくれました。

 

毎年、夏休みに実施している夏の長期キャンプに
本州から来てくれているスタッフのboh2(ボーボー)が
スキーのインストラクターをしていることから
今回のスキーキャンプの実施となりました。

 

ぶな森初の試みであるスキーキャンプ。せっかく私達がやるのなら、
ただのスキーキャンプでは終わらせたくない!と思っています。
せっかくなら、黒松内の地域行事も楽しんでほしいし、スキーだけじゃなく
雪遊びも楽しんでほしい。

子ども達同士、子ども達と大人同士の関わりも大切にしたいし、
普段の生活とは異なる環境で、ゲームやテレビ、携帯などから離れて、
違った楽しみを見つけてほしい、そんな風に思っています。

 

さて、肝心のキャンプですが、今日のお昼頃、各所から子ども達が自然学校に集合。
はじまりの会を行いました。
諸事情により、今回は顔をお見せできないJETT校長。
怪我のないようにキャンプを終えてほしいと力説。

4日間のスケジュールや学校の使い方の説明などをみんなで確認した後に、
雪遊びの服装の準備をして、外へ早速、雪遊びへ!

おそろいの「くろまつないすけ」の帽子を被ってご満悦なちことボーボー笑

今年は雪が少ないなぁと私達は思うものの、遊ぶには十分でした。
早速、みんなで雪玉を投げあって遊んでいました。

最初は、各自自由に雪遊びをしました。雪に色を付けて造形したり、
ひたすら雪玉を作ったり、雪山を滑ったり、人を雪で埋めたり・・・

気づけば、雪合戦のコートを男の子達が作ってくれていたので、
せっかくなので2グループに分かれて雪合戦もしました。

大人も子どもも真剣勝負。息が切れるほど走りました・・・

白熱した試合の後は、お茶休憩をはさみ、みんなでがっちゃん鬼をすることに。

終わった後は、みんな結構ヘロヘロになっていました笑

 

外が暗くなってきたタイミングで本日の雪遊びは終了。
夕方からは翌日の地域交流会の説明と準備を始めました。

 

子ども達にも説明しましたが、地域交流会というのは
ここの自然学校がまだ作開小学校として使われていたときからの地域行事で、
地域の方々が集まり、1年に1度、みんなでお餅つきを行い、お雑煮を作って
食べます。地域の方々に大切な校舎をお借りしている私達にとって大切な行事なのです。毎年冬キャンプの参加者の子ども達にもできるところのお手伝いを
お願いしていました。

 

今年は、お米を洗ってうるかす、会場の飾り付け、出し物を考えるチームに分かれ、
準備を進めてもらいました。

冷たいお水で頑張ってお米を洗ってくれてありがとう!

折り紙を使っての会場の飾り付け作りも頑張ってくれていました。

出し物チームは、クイズとビンゴをやることに。こちらもなかなかの力作!

なんとビンゴの絵柄は花札です!

 

なんとか準備の終わりが見えたところでお待ちかねの夕食!
今日はキャンプ最初の夜ということで、もちろんいつも美味しいけれど、
いつも以上に美味しい真理子さんのご飯と
ぶな森スタッフクイズでプチウェルカムパーティをしました。

今日のメニューはご飯(北海道蘭越米)、なめこと豆腐のお味噌汁、タラのフライ、ポテトフライ、キャベツの千切り、かぼちゃのサラダ、そうめん肉味噌乗せ、サーモンのお刺身!

東京からの参加者の子からのお土産「鳩サブレ」も食後のデザート代わりに
みんなでいただきました!ありがとうございます♪

ちこの鳩サブレ 喜びの舞↑\(^o^)/

途中、黒松内の素敵すぎる図書館マナヴェールでお勤めのHさんが
キャンプの子ども達に貸し出してくださる本を持って来てくださいました!
そして、なんとHさんはここ作開小学校元卒業生!
昔の校舎の様子のお話が聞けてとっても面白かったです。

 

夕食後はぺんちゃんからぶな森流の食器の洗い方レクチャー。

自然学校の浄化槽の微生物に負担をかけないように、川や海を汚さないように、
食器を洗う前に新聞紙で汚れを拭き取ってもらい、環境に優しい洗剤で
自分で自分のお皿を洗ってもらいます。
ちょっと大変で手間だけど、大切な時間です。

 

そして、いよいよお待ちかねの温泉へ!
寝る前に体をしっかり暖めました。
初めてのキャンプで少し緊張していた子ども達も、
温泉後には緊張が解れてきたのか笑顔が見られてほっとしました。
今日初めて出会った子ども達同士も少しづつ交流が生まれてきたようです。

 

そんなこんなで、あっという間に1日目は終了しました。
キャンプの1日目は寝れない子も多いのですが、今日はみんなたっぷり雪遊びをしたせいか、9時半には消灯し、ぐっすり眠っています。

 

明日は朝から交流会の準備、そして餅つき本番、午後はスキーに行く予定です。
子ども達が頑張って準備してくれた交流会。私も今から楽しみです!

 

佐藤 こと ふった