大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

田舎に帰った感覚

2007-03-30 23:30:13 | 07春
5日目はまさに
おじいちゃんやおばあちゃんのいる田舎に長期の休み中に遊びに行って
作業を手伝った感覚だったんじゃないかな・・・

朝は寿都湾の砂浜へばんばの練習風景を見に行き
馬を愛するおじちゃんたちに話を聞き、
馬に触らせてもらい、乗せてもらいました。
地域の人と馬との関わりもできました。
恐る恐るだけど、みんな馬に興味津々でした。

帰ってきてからは 選択プログラムの開始!

【ヤギ小屋作り】
円山動物園からヤギが来ることになり、たーぼが迎えに行きました。
その間に羊のジュリエットの小屋を改装して、ヤギ小屋を作りました。
みんな作業する服装に着替え(つなぎが妙に似合ってた子どももいて)、
小屋の前に集合しました。まず、小屋の中を掃除する班と
木材を運ぶ班に分かれて作業開始しました。
その後、のこぎり班、穴掘り班、とんかち班に分かれ、
みんなで協力しながら段々と出来上がってきました。
窓を付け、柵を打ち付けてヤギ小屋が完成。と、ほぼ同時にヤギが到着!!
何とか間に合いました。

ちょっと大変な作業だったけど、みんな協力しながら頑張ってました。
ヤギ小屋が出来た後のみんなの顔つきがとても満足気でした。
みんなのおかげで、無事にヤギ小屋が完成しました。
みんなありがとう!!

<大橋佑介>

【ふきのとうおやきチーム】
5日目の夜は さよならパーティ があります。
そしてこの季節、野原にはふきのとう があります。
夜のパーティのために ふきのとうおやき を作ることにしました。

近くの熊野神社や朱太川、作開牧場を散策し
花が開いていない、綺麗な黄緑色をしたふきのとうを採りました。
途中、あさつき(わけぎ)も摘みました。

自然学校に戻り みんなで
あ~でもないこ~でもない・・・よし、味見だ!と言いながら
刻んだふきのとうと小麦粉やお味噌を混ぜて
ふきのとうおやき を焼きました。
春の香りとあつあつのほろ苦さに みんなうまい!と満足のようでした。

<間村奈未子>

【看板づくりチーム】
自然学校の看板が以前、強風で飛ばされてしまったので、今回子どもたちに楽しい感じの看板を作ってもらいました。

男の子チームに看板の一部をお願いしたところ、豪快な塗りっぷりでした。看板にするには難しい仕上がりに... しかし看板の本体部分のペンキ塗り、修復作業をがんばってくれました。
女の子チームはメインの看板を作りました。突然雨がふる事態もありましたが、体育館へ非難して作業再開。
自然をイメージして動物や虫などを描いて、とても素敵な看板ができました。

服や手、顔にペンキを付けて、休憩もしないで作ってくれました。明日の朝板を取り付けたいです。
 
<山田由美子>

夜は キャンプの思い出写真をスライドでみんなで楽しみました。
色々あった5日間。あっと言う間でした。
明日の12時には解散です。
春休みが終われば、進級、進学が待っています。
長期の休みに田舎に帰ったなぁ、というような感覚が
心の糧に、次へのエネルギーになれば・・・
と願っています。

<間村奈未子>






快晴!雪中キャンプ

2007-03-29 23:15:07 | 07春
<3/28 キャンプへ向け>
前日の夜に、各班でマナスル(灯油コンロ)をチェックしたり、
各班の夕飯メニューを決めました。
でてきたメニューは 豚丼、野菜炒め、ビーフシチュー、キムチ丼

翌朝、お金を持って黒松内の商店街へ。
配られたお金をどうつかうか班で計算しながら
お肉、野菜、行動食などを買い込みました。
小さな町なので、商店の人たちもびっくりしたことでしょう。
子どもたちも「商店でお買い物」にわくわくしていた様子です。
ただ、牛肉がみつからずビーフシチューが
ポークシチューになった班もありました・・・

<自然学校に戻り装備を整え いざ 出陣>
アドバンスチームがホワイトピークを目指して
(仮称)寿都半島を縦走している間、

他の14名の子どもたちは 月越峠の林道で雪中キャンプに挑戦しました。
大きなソリに荷物を積み込み、テント設営地まで1km程歩きました。
シラカバ林に到着 テントを設営し、夕飯づくり開始。
メニューからみんなで作った夕飯は本当においしかったようです。

ちなみに、今回初登場の本部ガスコンロでご飯と味噌汁を用意しました。
いやはや、優れものでした。
冷えた体を芯から温めてくれる温かいスープにはホッとしました。

途中、キタキツネが姿を見せてくれました。
野生動物を見た感動と、ご飯のにおいで動物をおびき寄せてしまった
反省が入り混じり、キツネを見ていました。

<3/29 キャンプの朝は快晴!>
白い雪、シラカバが太陽に照らされ、青空とのコントラストが
とってもきれいでした。
朝食を済ませ、テントを撤収。
荷物を自然学校まで運ぶ間、子どもたちは月越峠のてっぺんあたりで
待つ時間がありました。
ポカポカ陽気にあたりながら木登りをしたり、歌をうたったり、、
陽気に過ごしました。
キャンプの疲れも吹き飛ぶ快晴でした。

<間村奈未子(まむ)>





月越山脈縦走

2007-03-29 21:32:01 | 07春
今回の野外宿泊は、3日目と4日目とちょっと早めに実施しました。
さとけん、さあや、けいたと新高校生が3人いるので、山好きな中学生・さすねJr君を加え、はっちをスタッフに縦走にでかけました。

日本海に三角形に張り出している(仮称)寿都半島の月越山脈を半分ほど縦走する計画です。久しぶりの山中泊に私もワクワクでした。 縦走開始の朝に半島の対岸から縦走する山並みを遠望する下見にでかけましたが、その帰りの車の中では、皆緊張からなのでしょう・・・無言でした。

小さな起伏が多い地形なので、ルートファインディング(地図読み)が必要です。そこで、前日のニセコオリエンテーリングコンパス(我々の時代はシルバコンパスと呼ばれていましたが・・・)の使い方を伝授。 縦走ではその威力(というか、効果だな・・・)が発揮されました。

途中でのテント泊は、6人全員がテントの中で車座になって食事を作りました。その後は雑談やトランプをしたりで・・、中高生の仲間に入って楽しませてもらいました。

二日目・本日は大快晴。それでも複雑な地形に結構真剣に歩きました。目標にしていた369m峰は、地形図ではかなり三角錐なのですが、大福餅のようでした。それでもニセコ、積丹、狩場と見渡せる一大パノラマを楽しみました。

天と大地の間(あいだ)歩きを満喫しました。

たかぎぃ

こんばんは

2007-03-27 01:01:27 | 07春
春の6日間の活動がスタートしました。
黒松内は例年になく・・・どころか 近所のお年寄りでも経験したことがないくらいに雪が少ない状況です。 せっかく本州からも来ている子ども達がいますから、明日は雪の多いニセコまで遠征することにしました。 せっかくだから、白銀の青空の下で100mくらいの大ソリ遊びをしたいもんです!!

チーフディレクターのTBOによる今回の活動コンセプトは・・、
「おじいさん、おばあさんがいる田舎を訪ねてくるように・・・」とありまして、事前のぶな森スタッフだけのミーティングでは、「おじいさん、おばあさんって、誰だ?」と素朴な疑問が、MRKさんとTKGより 即あがりました。

まっ、いいか・・・・

今回もお子様達をしっかりとお預かりいたします。

黒松内ぶなの森自然学校 代表 高木晴光

ぶなの森の春休み 一日目

2007-03-26 23:40:44 | 07春
5泊6日のキャンプが始まりました。
18人の子どもたち、12人のスタッフでやっていきます。

まずは、みんなで仲良くなりましょう!
ということで名刺を使った自己紹介ゲームやチーム戦のゲームをしました。

自己紹介の内容は
新○年生 読んで欲しい名前 どこからきたか
 
新○年生・・・
小学校・中学校を卒業し、進学する子たち
1年学年が上がり、お兄さんお姉さんになる子たち

春休み、子どもたちの心は 夏や冬とは少し違うようです。
少し気恥ずかしいような、嬉しいような、といった感じでした。

ゲームですっかりうちとけると、夕食後の自由時間は
小さい子から大きい子、様々な年代のスタッフたちがごちゃまぜになりながら
みんなでドッチボールをしたり、太鼓をたたいたり、ミサンガ作りが始まったり…
自然とコミュニケーションが始まりました。

* * * * * * * * * * * * * * * * *

雪の少ない年ですが、
明日は全開雪遊び!が出来る場所 ニセコ へ行く予定です!


<間村奈未子(まむ)>

春の長期自然体験村 スタート!

2007-03-26 09:56:07 | 07春
いよいよ今日から春の長期自然体験村が始まります!

職員室には介護用のベットも置かれ、子ども達の荷物もたくさん届き、準備もほぼ終了しました。あとは子ども達が到着するのを待つばかりです。

自然学校周辺は残雪も少なくなり、軒下や日陰にわずかに雪が残っている程度です。去年のように学校を覆いかくすような雪はありませんが、今年最後の雪あそびをしようと、月越峠(標高500mくらいの峠)で雪あそびを予定しています。

参加者は子ども19名、大人はスタッフも含め12名と春の長期キャンプとしては少しすくないですが、その分、密度の濃い時間が過ごせそうです。子ども達にとって、この長期村、黒松内ぶなの森自然学校が楽しく、心休まる「田舎」になるよう、スタッフ一同気を引き締め、楽しく過ごしていきたいと考えています。

さてさて、3時過ぎには全員が集合する予定です。子ども達が来ると、今は静かな校舎も、いきを吹き返したようににぎやかになります。元気いっぱいにみんながやってくるのを楽しみにしています。


<文:黒松内ぶなの森自然学校 鈴木剛充(たーぼ)>