年末の3日間を雪あそび三昧で過ごしたキャンプが、終了しました!
キャンプから一晩明けたぶな森は、昨日までの賑やかさがまるで幻だったかのようにしんと静まりかえり、
事務所には薪ストーブの薪が燃える音だけが聞こえています。
…が、もちろん昨日までのできごとは幻ではありません!
速報のみでしかお伝えしていなかった最終日の様子をお届けします。
初日、2日目の様子はコチラから↓↓
最終日の朝。
雪もそこまで積らず、みんなもぐっすり眠っていたので、昨日より少しゆったりとした起床。
今日は帰る日なので、ふとんや寝袋も全てしまいます。
まずはみんなで朝仕事。コケッツのごはんと、ゲストハウスへの道づくり。
今日の朝はまりこさんご飯。
ご飯、味噌汁、ほうれん草のしそ和え、人参とセロリの辛子酢あえ、炒め納豆、デザートの柿。
食べ終わったら、最後の雪あそび!!
初日、2日目と日ごとに広がりをみせていたグラウンド雪遊びも今日で最後。
新しくつくってみたり、なにやらたくらんでいたり、イグルー、かまくらの総仕上げをしたり。
穴から顔が!!
コケッツに会いたい!チームは、コケッツが外に出られるように庭に繋がる扉を救出したり(ドアが氷ってひらきませんでした…!)、
お米のおやつをあげたり、道をつくったり。
お散歩にも繰り出してみました。
それぞれの建造物も、完成へ。ここで寝泊まりできそうな快適な空間になっていましたよ!
最後は、外にいるメンバーで”増え鬼”と子どもVS大人の雪合戦で、子どもも大人も走り回り、雪遊び納めとしました。
部屋に戻ったら、自分の荷物をかたづけて、使った部屋や廊下を掃除。
年明けのキャンプでも使うので、よろしくね!
最後までみんなの部屋でゲーム祭り。
みんなで食べる、最後のご飯のメニューは、トマトスパゲッティ、コールスローに、スープと、りんご。
ご飯を食べる間、パキスタン人で、アラブ首長国連邦から来たイルターザが、
キャンプ中によく質問されたけど、言葉の関係で答えたくても答えられなかった質問トップ10のうち、
上位2つに対する答えをみんなに伝えたいということで、最後にまとめて答えてくれました。
イルターザ、よくあった質問第1位と2位は、
”なんでスカーフをかぶっているの?””髪の毛みせてもらえる?(さわらせて!)”
イルターザによると、
イスラム教の教えで、イスラム教徒の女性の髪の毛は家族や”子ども達にしか見せないとされているので、
女子は一緒に温泉に入ったように、見せることはできるが、頭を触ったりはしてほしくないんだそうです。
そこで、さらに質問が。
”スカーフをかぶるのは女の人だけなんですか?”
これには同じくイスラム教徒であるマレーシア出身のアイマンが答えてくれました。
”宗教や歴史に関することなので、ちゃんと説明しようとするととても長くなってしまうけど、
簡単にいうと、女性の方が魅力があるとされているので、それを隠すためにスカーフをして、特に魅力があるとされる髪の毛をかくしているのです。”
私達が、海外の人たちのことに”何でだろう?”と思うことがあるように、
今回も、留学生の3人からみたら、”何で日本ではこうするんだろう?”と思ったこともきっとあったのではないでしょうか。
最後に、3日間のふりかえりということで、
キャンプ中でやったこと、何が楽しかったかアンケート!
みんなの人気トップ3は何になったでしょうか…!?
最後に、みんなで玄関前でパチリ。
よいお年をー!!
留学生達とも、途中のきのこ王国でお別れ。
札幌方面組も、具だくさんきのこ汁になって記念にパチリ。
現地組、札幌方面組ともに無事解散し、年末の3日間のキャンプも全て終了!!
毎年恒例だった年末キャンプも、昨年は実施できなかったので、2年ぶりとなりましたが、
雪あそびで一年を締めくくることができ、私達も嬉しいです。
年末にむけたご多用のところ、そして冬休みに入って少ししか経たないうちのキャンプに、
参加したいと言ってくれたみんな、そして送り出してくださったご家族のみなさまのおかげで、
今年も賑やかに活動を終えることができました。
ぶな森としては、
久しぶりの年末キャンプ、
そしてほぼ2年ぶりの、日本と海外出身のボランティアを交えての子どもキャンプを実施することができ、
得るものも多いキャンプとなりました。
特に印象的だったのが…
・今回大学の実習としてきてくれていた日本の大学生の一人が言っていた、”前回は親子キャンプ(前にも一度別のキャンプで実習に来てくれていました)だったので、子どもだけでの参加になると、全く雰囲気も変わっていたことに驚いていた”(外からの視点はいつも新鮮で有り難いです)
・今回は、英語を使ってコミュニケーションをとることに重きを置いた”Englishキャンプ”ではないので、英語は積極的には推奨せず、”よかったら留学生も喜ぶから知ってる言葉などあれば使ってみてね”というスタンスだったのですが、あとで留学生に聞いてみると、何人かとは英語で少し話をしていたこと。
・例えば、今回が初めての温泉というイルターザに、はじめは”えーっ!入ったこと無いんだ!”と驚きながらも、すぐに、”そっか、でも海外では温泉ってあんまりないんだもんね”と、国によっての違いを受け入れていたこと
・留学生タイムのでマレーシアのアイマンが、”マレーシアには日本みたいな四季が無く、一年中暑い夏です”と教えてくれたとき、主に低学年の子どもたちが”えーーっ!?そうなの!?”
と驚いていて、私は多分その知識を本などで知ったと思うのですが、それを常夏の国の人から直接聞いて知ったのか!と、ふと感じました。
3人の留学生とも日常会話程度の日本語は話せますが、
日本語が全て通じるわけではないという大人が複数人いる中でのキャンプは子ども達に不便を感じさせてしまったところはあったかと思います。
それでも、あまりそれを見せず、正直なところ少し想像してしまっていた、極端に留学生を避けるような反応もみられなかったことに、勝手ながら嬉しく感じました。
…と、年末気分のせいか長くなってしまいましたが、
3日間、ありがとうございました!!!
またいつでもぶな森で待っています。
みなさまにおかれましても、良いお年をおむかえください。
(ちこ こと 大類幸子)