この夏、通勤途上で毎日見たのはビル工事の現場で交通整理を
する初老の女性だった。
彼女は来る日も来る日もそこにじっと立ち、往来の自動車など
を誘導していた。私は本当に勝手ではあるが色々な想像をせず
にはいられなかった。
男も音を上げる炎天下である。家族は、収入は、健康はどうなのだろうか・・
とても余暇の有効活用とは思えない。きっと事情が有るに違いない。
全く勝手な想像である。
しかし自分自身に置き換えてみれば、暑いと言ってすぐにしなだれる
自分が情けない。彼女は愚痴一つ言わずに頑張っているではないか、
やがて自分も頑張らなくてはと励みにしていた。
夏が終わりビルの完成と共に彼女はいなくなった。秋が過ぎればもう
冬だ。頑張れ
する初老の女性だった。
彼女は来る日も来る日もそこにじっと立ち、往来の自動車など
を誘導していた。私は本当に勝手ではあるが色々な想像をせず
にはいられなかった。
男も音を上げる炎天下である。家族は、収入は、健康はどうなのだろうか・・
とても余暇の有効活用とは思えない。きっと事情が有るに違いない。
全く勝手な想像である。
しかし自分自身に置き換えてみれば、暑いと言ってすぐにしなだれる
自分が情けない。彼女は愚痴一つ言わずに頑張っているではないか、
やがて自分も頑張らなくてはと励みにしていた。
夏が終わりビルの完成と共に彼女はいなくなった。秋が過ぎればもう
冬だ。頑張れ