明るく楽しい無線の「時間ですよ!!」・・こちらはJF1LXO

今どき、珍しい「無線趣味」
たのしいぞーー

シャック・レイアウトもそろそろ満席・・

2025年01月31日 17時50分03秒 | 今どき無線

私は各局のシャックレイアウトを見るのが大好きです。

日本でWのアクティブ局の様な横一列でリグは後方が下がるようなプロ業務局を彷彿とさせるシャックはあまり見掛けませんが、皆さんそれぞれ工夫を凝らしていてhQSL等も見ていて飽きませんね。特にCWがメインの場合には机に複数の電鍵があり切替器や電鍵の種類などにも細心の注意(笑)を払って拝見していますhi

私はQRT後の再開では「シンプルでクリーンなデスク」「リグは1台だけ」と心に決めていたのですが'(笑)気が付けばVintageなリグも4台となり、デスクに乗せられない現代リグも2台になってしまいました。あまり立体的にはしたくないのですが2段は避けられない状況です。

後はFRdx-400の上段に真空管式送信機を乗せて満席となります。

先日の年末掃除で工作スペースをリグデスク脇に設置したのが救いです・・でも今はTS-520二号機置き場になっています。

全部メーカー製ですがVintageなリグは随分と手塩にかけた子供たちですhi


FRdx-400のマーカー修復で全体再調整とTS-520二号機のもう一つのリレー

2025年01月29日 12時28分07秒 | 今どき無線

私の様な測定器も持たないド素人レストアではマーカーの存在は重要です。

本来は周波数測定装置としての位置付けですが、周波数の方は現代無線機との鳴き合わせの方が手軽で正確です(笑) 各バンドで一定の信号を出してくれるのがマーカーですから受信系の調整に欠くことが出来ません。

このFRdx400もマーカー・ユニットは当然装備しているのですが、どうも発振が確認出来ず困っていました。昔のOMは水晶の機嫌が悪い時は、ピンをドライバー等でショートさせたりして復活させていましたね。これは静電気等により水晶を呼び起こす・・まあ「電気ショック」療法ですね。

今回はそれも奏功せず、やむなく中古の100KHz水晶を調達しました。発振を確認して一旦電源を落として、各真空管の足磨きを実施します。ダイヤモンド粒子が蒸着された細いヤスリで軽くコリコリと磨いていきます。真っ黒な足に銀色が見え始めたら深追いせずに完了です。

その後、マニュアルに従って各段の調整をしましたが、この機種の元々の仕様なのか、私の機種のみなのか不明ですが調整ポイントがとてもブロードです。更にハイバンドは感度が上がりません。未だにCR類の交換は未着手ですので、交換等によって改善されるのかも不明です・・まあ、使用する7MHzや10MHzではまあまあの感度が出ており、実際にセパレートQSOも経験済みなので困らないですが・・はやり、諸々の交換の効果も知りたいですね。

TS-520の二号機はエージングをしながらワッチしていますが・・ある信号を受信してモードSWやVFOのセレクトSWを回しますと音調??が変化します。変化後ヒーターOFF状態で送信切替しますと戻りますし、モード切替やVFO切替でも元に戻ります・・上手く表現できませんがモード切替で周波数がシフトするのとは異なります。更にダミーロードで実際に送信してIC-705等でモニターしても所謂、F飛びとかQRHではありませんでした。

メンテの定石であるロータリーSWは入念に洗浄していますし、送受切替リレーも洗浄済みです。更にキャリアユニットの2SC460B×2個も交換済みです・・さあ、困った・・回路図を見たり、サービスマニュアルを見ながら・・「そういえばTS-520にはもう一つリレーがあったな」(反応が遅いですね・笑)・・この2個目のリレーは取り外しが相当面倒でケースを開けただけでは存在すら判らない位置にあります。IFとVOXユニットを引き起こしてようやくアクセス出来ますが、狭いスペースに手を入れて手探りの作業でした。このリレーも取り外して洗浄しますと症状はケロリでした。

今迄数台のTS-520を手元に置きましたが初めての症状で、一号機のこの部分はメンテしておりません。イヤ~面倒です(笑)

↓ ↓ 入手の水晶はソケット無しですので、基板側もソケットを取り外して直付けしてしまいました。


今日も万能薬で圧巻の自作派ハムと過ごす1時間の和文CWラグチュー

2025年01月26日 13時01分02秒 | 今どき無線

何だかTS-520の受信音が歪んでおり、耳が壊れるような酷い状況です。

今回は心当たりがありましたので直ぐに中身を点検します。以前にAGCや9V系の電圧調整をしたのですが、半固定VRが半分バカになっていまして仮復旧の状態でした。

今日、電圧を測定しますと規定3.3Vに対して5V位出力しています。手元パーツも無いことから、一度取り外してクリーナー洗浄して、今回は接点復活材を使いました。いずれにせよ部品手配次第に交換しますのでプシュっと行った訳です。症状は治まりましたが、これで本当に治ったのかは暫く様子を見ないと解りません・・ダメだとAGC周りのTR等も疑う必要がありますね。

その後、リグを温めつつワッチしていますと大阪のOMがCQを出されていました。1年ぶりのQSOです。OMは圧巻の自作派でリグからリニア、キーヤーもパドルも自作で運用されています。前回はエレバグの件で色々とお話しを頂いたのですが、今日は当方もVintageなリグでしたので楽しく話題が進行してとても良いQSOが出来ました。

はやりTS-520やFT-101は日本は勿論、世界中で知らない人はいない位に売れた機種で、以前に使われていた局もたくさんいますので話題に困りません。正にラグチューの万能薬といったところです。今日のOMも当時発売と同時に購入され、100W改造されて電監検査に臨まれた経験をお持ちでした。

現在はメーカー製リグもお持ちですが、メインリグは自作品でメーカー製は測定器兼モニター用となっているそうです(笑)

私の様なメーカー製のリグのチョッとだけ修理やなんちゃってレストア程度では足元にも及びませんが、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

ところで、最近Vintageなリグ用にゼロイン・インジケーターを作ろうと思いパーツを集め始めたところで、オークションでとても安価な自作品が出品されていたので、そちらへなびいてしまいました(笑) 2,500円でAPFとゼロイン・インジケーターが同一ケースに収まっています。中を開けてゼロイン・タイミングを調整して試用しますが、なかなか便利です。ゼロインだけでなくQRH監視用としても使えますね。

この位の値段ならば自作するより遥かに安価だと自分に言い訳しています・・何しろ苦手なケース加工が不要ですhi

ゼロイン周波数に到達すると緑が点灯します。

 


10年ぶりにチョッと火が点いた複式電鍵

2025年01月25日 17時48分37秒 | 今どき無線

今日、随分久し振りに10MHzで名古屋のOMとQSO頂きました。

OMは14年前に初交信頂いた時から一貫して複式電鍵をお使いです。

私も当時、色々なOMから「複式やりなよ・・簡単だし金も掛からないよ」と誘われていました。そこで奮起して(笑)鋸刃キーを自作して練習をしたりGHDの複式を入手してデビューしたのですが、どうもバグキーとは異なる難しさがありまして結局は撤退をしてしまいました。

でも今日、OMと久しぶりにQSO頂いて「苦手のまま一生終わってしまう・・大袈裟hi」と改めて奮起しようかと思い立ちました。

キー構造は極めて単純なのですが、リズミカルに打たないとヘロヘロになりますし、粘りにも気を使わなくてはいけませんね。まあ、Begali HSTⅢ Single lever key等がカッコ良いのですが、ハードな打鍵感覚のキーで始めますと結構難しい様な気がします。

先ずは柔らかな鋸刃などから再挑戦するのが近道なのかもしれません・・ギターでFが押さえられずに挫折した様に複式は数字の5がレロレロレとなってしまい以前は挫折しました(笑)

↓  ↓ 11年前ですね。QSOのお相手は今も月曜日に430MHzで和文定時交信頂くOMです。

複式電鍵・・再び・・でもヘロヘロだぁ


もう1台のTS-520V

2025年01月24日 19時49分16秒 | 今どき無線

昨年の夏から居酒屋価格のTS-520を色々と手を加えて楽しんでいますが、ここに来てTS-520Vの二軍選手がチームに加わりました。

今回もTS-520Vで価格は居酒屋以下のセンベロ価格です・・でも今回のはファン・マーカーが未装着ですが、無くても困りませんね。TS-520もFT-101もそろそろオークションでも品薄の傾向なので、この価格ならば予備機としても良いかもしれません。

今日現在で基本的な修理??やレストアは完了しましたが、VFOの発振不良といくつかのバカになったソリッド抵抗交換は本当に定番修理です。取り出しが結構面倒ですが、すっかり慣れてしまいました(笑)

今日は新しい予備機を横目で見ながら一軍TS-520で盛岡のOMと1時間の和文CWラグチューを楽しみます。OMとはDitDahChatで初交信以来、何度か無線でもQSO頂いています。OMの開局当時のお話しになりましたが9R59ラインで開局したそうです。私とは5歳の年齢差がありますが、当時の5年間はAM時代からSSB黎明期といった大きな時代の変化があった頃です。

開局前のSWL時代に近隣の無線局を突撃訪問してシャックを見学させてもらっていましたが、やはり9R59ラインのOMが2局、IC-71、FDAM-3等の高校生お兄ちゃんが多かったですね。誰もが全員快くシャックを見せていただき、粉末のオレンジジュース等をご馳走になっていました・・なんと古き良き時代なのでしょう・・hi

まあ、今は名前さえ名乗らない時代ですから正に隔世の感がありますね。私も欧文QSOの時には"TOMO"と打っていますが・・我々が使っているハンドルネームは米国等のハンドルネームとは全く種類が異なっているような気がします。

レストア中のFRdx-400等で7MHzSSBをワッチしたりしますが、国内SSB等で妙に外人かぶれしたハンドルを聞くと昔の違法CBを連想してしまいます・・「は~い、上総の国ジュリーさぁ~ん、行ってらっしゃい・行ってきまぁす」っていうアレです。

1軍機                                        2軍機・・一緒に置くとどちらなのか分からなくなってしまいます。


今年新たに始まった「打ち逃げ道場 和文寺子屋」が大盛況ですね

2025年01月19日 09時47分47秒 | 今どき無線

今年になってA1クラブのメーリングに流れてきた案内の「打ち逃げ道場 和文寺子屋」がとても盛況で驚きながらワッチしています。

和文でいつかQSOしたい・・今年こそは和文デビューしたいと考える方々がこれほど多くいるのかと改めて思いました。

無線趣味も長く続けて、年齢も重ねてきますとヤッパリ好きな電信で「意思の疎通が普通に出来る」和文CWに興味が湧くのは、ごく自然の流れだと思います。

DXやコンテスト・・そして他モードで活躍されていた方も故郷へ戻りたくなる時期なのかもしれません。例え世界に通用しないQOD6であっても、世界に届く短波で和文モールスを打つなと陰口を言われようと、我々日本人の母国語でモールス通信が出来るのは大変楽しい事なのです。

今から15年位前にあるブログにそのような意見表明をした局がいました。更には「和文CWの人は外国の大通りの真ん中を首からカメラをぶら下げて歩く団体の様だ」とも揶揄されていました・・

「昔の事ですがハッキリと覚えています(笑)」現在もその局は欧文のみで運用している様ですが、そんな偏った考えを持つ方が某CWクラブの主要な役を担っているのが現実です。

同時期に某編集に携わる方からも「和文??あと20年もすれば消滅するから止めなよ」「QRP??そんなの相手に迷惑なだけだよ」と直接言われたことも有りました。

まあ、主義・主張は人それぞれなのですが・・みんな平等に歳を取りますから、いつまでもコーラやコーヒーだけを飲んでいる訳では無いでしょう。渋茶を啜りながらの昔話も良いモノですよ(笑)

今回の「打ち逃げ道場 和文寺子屋」の盛況の要因としては外部環境だけではなく、「欧文OAM」でも活躍のゴリOMが提唱されて実践されているのがとても大きな要因だと思っています。私は和文部会のメンバーですが、これから和文をやってみようと考えている方にとっては、まだ敷居が高く感じられるのかもしれませんね。

「世界に届く短波で暗号的な和文CWは慎むべき・・」なの??


ヤッパリ患者(TS-520)のカルテは大事です

2025年01月18日 15時40分02秒 | 今どき無線

朝のラグチューはIC-7610でしたので、その後TS-520にしてワッチを開始しました・・が、しかし何となくCWのトーンが濁っているような感じです。

「またかよ・・」ハッキリとした故障でない場合は、原因の特定が大変です。

特に受信音に関しては・・キャリア・ユニット、AFユニット、低圧系の電源なども関係しているかもしれないので、まともな測定器を持たないド素人レストアなので気が重くなります。

私は今までTS-520を弄りまわした時にカルテを作っていました。作業していて気になった点などを書き留めたテキトーなメモです。いくら古いリグとはいえ、それまでまともに動作していた部位がいきなり故障するという事はあまり無いと思います。

結局はド素人作業によるミスが原因という事も何回も経験しています・・今回は・・ページを繰っていると「リング検波のダイオード交換の際にD6について足のパターンが一部剥がれてしまいハンダの盛り付けで対応した」という記事が出てきました。

まあ、これが原因かは不明なので重いTS-520を作業台に移して底蓋を開き、基板も起こして確認作業に入りました。拡大ロボットメガネで凝視しますが良く解りません・・念の為4本のダイオードの各足を再ハンダしましたところ、明らかにD6の片方が変な感じでした(笑) 要するに天プラの様なものです。

念の為、D6のダイオードはオリジナルの部品を再活用して作業を終えて様子を確認します。TS-520のトーンが戻ったようです・・

色々とTRやC、Rを交換しますが古い部品も廃棄せずに必ず保管するようにしています。まあ、今回は部品というよりもパターン剥がれの修復が不十分だったという事ですね・・勉強になります(笑)

最近、TS-520はもう1台欲しいなと思っています。研究用というカッコ良い理由では無く、失敗の尻拭い様ですhi

↓  ↓ 青色がオリジナルです   色違いのコンデンサーは先日交換した部品です

 


今朝の和文CW楽チューから

2025年01月18日 11時06分09秒 | 今どき無線

今朝は2局のOMと何と120分も和文CWでラグチューしてしまいました。

楽しい話ではアッという間に時間が経ちますね。

最初の8エリアOMはVintageなFT101Bをお使いで、とてもアクティブにQRVされています。古いバラバラに解体したリグも相当お持ちの様で、今年は少し整理しようと思う等と仰っています。

やはり古いリグのQRH対策の為に過去には色々と試されたようですが、結局はFT101Bオリジナルの真ん中VFOに戻ったとのお話です。私も同様ですが、正確無比よりも雰囲気を優先させた・・という事ですね。特に当時の八重洲機のVFOギアはネットリとした感触で現代のモノとは大きく違いますので、拘る方も多いのかもしれません。

この当時のヤエスVFOギアは何と英国製ですね・・日本では製造出来なかったのか不明ですが、例えパーツとはいえ輸入していた訳で当時ではかなりコストも掛かったと思います。

そしてお次は長野のOMからお声が掛かり色々とお話・・いや打電したのですが、ヤフオクの件でも話が盛り上がりました。OMは現在、狙っている機種が有るようですが私もウォッチ・リストに登録し てある機種でした(笑)この機種も最近はかなり高騰しており、なかなか手に入りませんね。CWフィルター等が実装されていると一気に金額が上昇します。

QSOでも話したのですが、最近のヤフオクを見ていると「うっそー」という値段の落札が多いです。最近、最も驚いたのはTS830やTS530の100W改造キットですが・・なんとその最終価格35,100円です!!

Vintageなリグならばプレミアがついて高騰する事も多いのですが・・ケミコンと6146BとCRが少々で、この値段とは驚きです。

先日、TS-520Vを100W化したのですが廃物利用でした・・何だか得した気分になりましたhi

道楽の世界では経済原則や世の中の景気は無関係なんだと再認識した訳です。


10MHzもセパレート運用で楽しみました

2025年01月13日 15時56分14秒 | 今どき無線
今日は朝に7MHzを少しやりましたが、その後はコンテストになりましたのでFRdx-400を色々弄っていました。
恥ずかしながら・・古い受信機ですからワークバンドは対象外だと思い込んでいたのですが、バンド切替を良く見るとJJY/WWVが有ることに気が付きました・・遅いですね(笑)
 
それならば10MHzはOKだという事でワッチしましたら、コンテストのせいか和文局が結構聞こえてきます。
先週に引き続きIC-705を用意して早速CQを出しまして2局とIC-705+FRdx-400の組合せでQSO頂きました。
 
特に2局目の方とは2回目ですが、ラグチューが1時間に及び開局当時の話や電鍵そして古いリグの話に花が咲きました。
QSO中は送信はIC-705で受信はFRdx-400なのですが、良く聞こえて面白いですね。ただ、長時間のQSOですから、スタンバイ装置を早く用意しないと疲れます(笑)
 
QSOは最初はエレキーでしたが、お相手がバグキーに替えましたので当方もバグキーを使用しました。正規のデスクではなく脇に置いた折り畳みのテーブルですので、送信は立ってバグキーを使うという変則スタイルでした。
 
それにしてもロクに調整もしていない受信機ですがチャンと聞こえるのが不思議といえば不思議です・・それに何より、この季節の真空管式受信機はありがたい暖房器具にもなっています(笑)
 
 
 

そうです!!これがやりたいのです・・

2025年01月12日 11時58分36秒 | 今どき無線

いつも大変すばらしいレストア動画を配信されているPlato 1959さんの配信されているUS Globe Chief Deluxe CW送信機とコリンズRXを使用したセパレート運用のデモです。

このTXのスプリアス測定もされておりアンテナ・カプラの効果やシンプルな構成のTXでも使えそうだという勇気が湧いてきました。

FT-243水晶式ですが、複数の水晶を切り替えたりアンテナ切替器等も紹介されており、何度も視聴させて頂きました。
いやー、こんな装置で和文ラグチュー出来たら幸せだろうな・・と夢は膨らみます。

この様な装置達はクイックなQSYや移動の追っかけは全く不向きですので、ヤッパリ和文CWのラグチューに最適な訳です(←しつこいhi)
私も今年の目標を何とか実現したいと強く思った動画です。

そういえば、昨日7MHzの和文CWでのQSOのお相手局は完全自作のトランシーバーで40W出力でした。hQSLを頂き、拝見すると今どきの基板だけのモノではなく、ケースに収められており無線機らしい仕上がりでした。

まだまだ自作やレストア機で楽しむ方も一定数いる和文CWは最高です(←ホントにしつこいhi)

Globe Chief Deluxe CW送信機 スプリアスとキークリック波形観測 FT243 WRL Ham Radio アマチュア無線


真冬の朝は冷や汗から・・

2025年01月11日 18時24分02秒 | 今どき無線
朝一番にTS-520に電源投入して異常の無いことを確認し、コーヒーを飲んだりNETをグルリと1周して、「さて、そろそろ・・」という事でTUNEモードで調整をしようとモードを切り替えます

いつもですとTUNEモードで籠った様な受信音に変化するのですが、何故か今朝は受信音に変化がありません。「??・・」
送信しますと全くパワーが出ません・・CWモードへ変更しても同じです。TS-520のTUNEモードはHVユニットのR5とR6でファイナルのスクリーングリッド電圧を下げてパワーが出ないようにし、終段真空管を保護するのですが経年からこのRはバカになることが多いので私も既に交換済みです。

それにCWモードでも全くパワーが出ませんし、受信音の変化もいつもと異なりました・・

ドライブの12BY7Aがボケたのかと思いましたが、異常なし・・ファイナルのバイアスも正常に流れています・・これは困ったと色々と考えましたが、バイアス迄正常なのでファイナルは生きている筈と試しにマイクを繋ぎSSBで口笛を吹きますと正常に出力されます。

「うーーん」と悩みながら色々とサービス・マニュアルを繰りますが、解りません・・どうもモード切替による「受信音に変化が無くなった」ことが気になりましてキャリアユニットのパターン図を眺めていましたところ、「もしかしてコイツかその周辺かな?」という部分に辿り着きました。

何の根拠もない思い付きです(笑)

ダメ元でTS-520を開腹してそれらしい部品22pFをピンセットで揺らすと「ポロリ」と外れてしまいました(笑)
その後は手持ちの部品を取り付け無事に修理完了しましたが、真冬なのに汗だく(冷や汗hi)になりました。
全く手間が掛かります・・人間も高齢者の突発的な〇〇は冬に増加する様ですから自分もVintageなリグもスロー・ライフで過ごさないといけませんね。
まあ、今回はまぐれと偶然ですがサービス・マニュアルはやはり便利です・・こんな事は現物を見たり回路図だけでは閃きません(笑)ド素人丸出しですねhi

予習は大事ですので・・

2025年01月08日 05時37分49秒 | 今どき無線

正月休みにFRdx-400とIC-705の組合せで和文CWラグチューを楽しんだのですが、その楽しさにすっかりハマってしまいました。
何度も受信音を比較しましたが、私の耳にはFRdx-400のトーンの方が優れて聞こえました。
NRやAPF等という便利な機能は全く有りません。それがかえって潔さにも通じて「あとはお前の耳フィルターでやれよ」という声が受信機から聞こえてきそうでした。

さて、情緒的な話はヤメにして今後、遭遇しそうな事柄の予習を少しだけしてみました。
教科書は1963年9月号のCQ ham radioです。古い事をやるのであれば当時誰もが悩んだ??事などを調べるのが一番の近道です。

この様な特集が組まれるほど当時はまだまだ自作無線時代だったのですね・・この時点で私はまだ4歳ですね。それでもDXページなどには活発なレポートが沢山載っています。

比較するのは現在DXCC等を頑張っている方に対して失礼ですが、やはりその価値には大きな乖離があると感じてしまいます。

まあ、現代機器でQSOするだけでも楽しいですが、送受信切り替えの度に色々と操作したり・・QRHを心配したり・・そんな不便で、非効率的な環境での和文CWラグチューはホント楽しいです。


いや~楽しい・面白い!! レストア中のFRdx-400を使い和文ラグチュー

2025年01月05日 18時43分27秒 | 今どき無線

正月休み最終日はA1クラブ和文OAMからスタートします。多くの局がコールされてキー局の方は大変だったと思いますが、これを聞きますと「まだまだ和文CWも捨てたものではない」と思いました。

7MHzと10MHzのチェックインを終えて、他の1局とQSOした後は正月休み最後の大仕事??です。

年末から開始したFRdx-400のレストアですが、これから色々なCR類を交換する予定ですが、先ずSSBとCWのメカニカル・フィルターのレストアから着手です。現状では受信は可能ですがCWフィルターの劣化が激しくSSBでS9の信号がS1迄減衰してしまっています。

メカニカル・フィルターのレストアはネット上でもいくつかの実例が示されていますが、私は初めての体験で緊張していました。なにしろ内部の腐食したスポンジを取り去る際に細いヒゲの様なリード線を切ったら使用不能になる作業ですので、何度も頭の中でイメージ・トレーニングをして臨みます。

とにかく60年の時を経て蓋を開けるエジプトのミイラの様なモノですから・・うわぁ~スゴイ状態です。少しづつピンセットや爪楊枝でスポンジを掻き出して無水アルコールを垂らして洗浄します。スプレータイプは勢いが強すぎますので、原液を購入してスポイトで垂らしていきます。

SSBとCWの両方をレストアして元に戻して受信しますと・・うぉーー!!という程の元気な信号が受信出来ます。効果が有るとは聞いていましたが、これ程の改善が為されるとは・・感激です。

こうなりますと、単に聴くだけでは物足りなくなりまして送信機にIC-705を使い、受信機としてFRdx-400をセットしてCQを出してみました。

所謂、セパレート運用ですが・・スタンバイ装置が有りませんので、今日のところは手動切替です。

数回のCQでコール頂いたのは須賀川市のOMで、賀詞交換と共にいろいろな話題に花が咲きまして、約30分程のQSOとなりました。送信から受信に移るときに切替器によりFRdx-400で受信します。

第一印象は・・とにかく音が良いですね。現代の無線機とは別物の音がします。弱いDXやドック・パイルに加わるのでなければ、こちらの方が完全勝利です。CWの音もSSBの音も「まろやか且つメリハリ」がありウットリします。

このFRdx-400はまだ再生途上でCR類も細かい調整も未着手ですが・・7MHzだけならば、これでもOKかなというレベルです。

楽しい・面白い正月最終日です。

 


ネット環境が最悪ですが・・色々と楽しい正月無線

2025年01月05日 18時03分05秒 | 今どき無線

 

正月に入り、私が使用するブログのgoo-netがサイバー攻撃を受けたようで接続が困難になりました。報道では回復したとのことですが実際には接続回線を少しづつ修復しているようで、wi-fi経由では今現在も接続出来なくなっています。

さて、新年に入り各バンドではQSOパーティが行われましたね。当局は色々と用事が重なり参加出来ませんでしたが、和文ラグチューで賀詞交換を行いました。

そして2日の昼頃に10MHzで和文CQを出したところ、既成概念を打ち破るQSOを体験することが出来ました。 動画配信にも熱心なOMなので、ご存知の方も多いと思います。 10MHzで和文CQを出していたところ比較的ゆっくりなコールを頂きました。比較的というのは、符号間隔は広くなっているのですが 符号自体の速度は低速ではなく、多分18WPM位でしょうか・・

モールス符号を覚える・・とりわけ和文モールスは文字数も多く、欧文モールスに比較して難易度が高いと言われていますね。
確かに自分自身に置き換えて思い出しても・・確か3か月位掛かった記憶があります。

動画を拝見していましたので、和文デビューされたことは承知していましたが、練習開始から初交信迄の所用期間が僅か半月という事で、これにはホントにビックリです。OMからの打電では当局が和文QSOの3局目という事です。
符号間隔がある程度広ければ受信できるという事は、もう後は慣れればOKという事ですし、送信の符号間隔が広いのは打電する文章を考えるための時間だと思いますので、これまた慣れれは全く問題なくなるのは私も経験済みです。

このOMの動画等は和文電信の敷居を引き下げる大きな福音となると思っています。
これから更にアクティビティを上げてオン・エアーして多くの局とQSOして頂けると思います・・・しっかし「半月」とはホントに凄いなぁ・・

この本をバイブルとしていましたが・・時代は変わった(笑)