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さて、苦労した(迷った)FT2000でのPSKですが・・・
そもそもFT2000はFSK端子とPKT端子が別々に存在し、さらにMIC-IN端子とAF-OUT端子も存在します。そしてRTTYとPKTのPTTは独立しており且つ、それぞれのPTT端子に属するデータIN/OUTしか受け付けません。理想形としてはRTTYとPSKのシームレスな移行/運用ですが、そうは問屋が卸さないのです。ICOMや八重洲でもFT950位までの機械は1つのアクセサリー端子にすべてが集約されていますので、何も考えず?に接続すればFSKとPSKの両立は可能だと思います。(我が家のIC7400はそうです)
ところが八重洲のFT2000、FT5000、FT9000は上記のとおりとなっています。この場合、選択肢としては・・・・・下記の3つ位があります。すべてを試してみましたが・・・・
①PKT端子を活用してFSKと2チャンネルのCOMポートをPC側に持たせて運用する・・・理想的、I/Fを作るか買うかの問題。→1台のI/Fをスイッチで切り替える方法もある。
②FSKは背面のFSKでキーイングしてPSKは全面のマイク入力ないしは背面のマイク端子を利用する。・・・ただし、マイクを外さないとラインが切断されていないので音声も出てしまう。→全面マイク端子の場合はイコライザーなどをONにしている場合、送信電波の品質が心配。
③I/Fは使わずにVOX機能で送信し、受信はAF-OUT端子かPKT端子のデータを取ってくる。
①については正に理想的であり買っても約1万円の出費で済みますが、何とかリグにぶら下がる物を少なくしたかったこともあり、1台のI/Fを切り替えるボックスを自作しました。(丁度、マイク切替器に入っている3回路8接点のスイッチがありましたので使ってみました。)が見事に失敗でPSKのPTTが機能しませんでした。→これは単なる配線ミスか、ソフトか、PCの問題だと思います)
②については試験試用では当たり前ですが、ちゃんと動いてくれました。ただし、面倒なので没です。
③については色々と試したのですが、背面パケットのデータIN/OUTを使用した場合、VOX機能が動作せずに没かな?と思ったのですが、取説をよくよく見るとメニュー選択にてデータ送信時のVOX機能の設定というものが存在し、何とかゴールに近づいた次第です。
八重洲のこれら機種についてはI/Fメーカーも対応がさまざまで、初めから背面マイク端子の使用を前提として「マイクは外して運用するもの」といった見解もありました。結果として私の環境ではデータのIN/OUTは背面のPKT端子を使用し、PTTについては設定でデータVOXをオンにしてI/Fを省略することにしました。ただし、問題点はサウンドカードはPCに依存しているのでPC 側のレベル設定が結構クリチカルであること。たまたま、私のPCはデスクトップでマイク・SPが2系統あるのでRTTYとPSKの時に差し替えは不要ですが、ノートPCだと一々差し替える必要があります。更にはPCをYouyubeやテレビ等の視聴と共用する場合はレベル設定を都度合わせる必要があります。
というわけで書いてみれば数行ですがリグのメニュー設定やらPC、ソフトの設定やらが錯綜して大騒ぎとなった次第です。高価なI/Fを買わずに済む方法としてはこれが良いと思います。
しっかし面倒な事件です・・・・・やっぱりリグに電鍵つなぐだけのCWがシンプルで良いですhi