今日は朝のA1クラブ和文OAMはIC-7610で参加して同時にTS-830も暖機します。
OAM終了後はTS-830タイムと決めていたのでアンテナを切替してワッチを開始するのですが・・ふと何気なくFIXスイッチに触れるとキャリアがヒヨヒヨと聞こえる接点不良です。TS-830の最も有名な不具合ですね。先日再発したのでタップリとクリーニングしたのですが時間経過で再発するのが接点不良です。
もう一度洗浄しても多分再発は避けられそうにないことから、このスイッチをバイパスしてしまおうと考えました。しかしサービスマニュアルの分解図を確認して一気にやる気が萎えてしまいました。
昨日はTS-520の二号機を色々と弄り回したので、もう満腹な訳です。この問題のスイッチ基板を取り出すにはツマミを全部取り去り・・フロントパネルとVFOも取り出します。更にフロントパネルの内側にあるサブパネルも取り外す必要が有りそうで・・面倒です。仕方なく再度の洗浄でガマンしようと隙間から問題の基板を見ていました。
良く見るとこのスイッチは2連のスイッチになっており片側は使用されていないようです・・「多分、両方使うようにすれば改善出来るかも・・」という期待をしてVFOスペースから半田ごてを差し込みます。3つの接点全部には届きませんので今回はセンターのcom端子のみをショートさせました。結果は素晴らしく、従前にスイッチのツマミを指でグラグラさせるとヒヨヒヨといっていた信号がビクともしなくなりました。万一、再発したら今度は元気に分解して根治させたいと思います。
さあ、これで和文CWでホレホレやるぞと意気込んだのですが・・たまたま「チョッとSSBの方はどんな具合かな・・」と思いSSBをワッチしましたが復調音が変です。LSBの復調音が鼻が詰まった様な音で明らかに異常です。CWモードでは正常ですので色々と悩みます。
「送信はOK、CWの受信もOK・・考えられるのは・・」何だか技術系の資格試験の様になりましたね(笑) 実際にシーケンス制御等の試験では壊れたモノが提供されて修理とか修正をする試験がありますね。
仕方なく上下のケースを外して先ずはキャリア系の発振周波数を980円カウンターで確認したりTRの頭をコツコツして、IF系も同様にハンダクラックやTRの不良等を確認しますが、解りません。今日はこれ以上やる気にならず、ケースに収めてフロントパネルを見ながら「これじゃ試験は不合格だな・・」等と思いながらぼんやりしていました。
すると「アッ!!判った!!」お粗末な原因です(笑)
このTS-830はCWフィルターが入手出来ずにトリオの代替品を挿入していますが、中心周波数に相違があるためIFシフトを9時方向にする必要があったのです・・それだけの理由でした・・お粗末(笑)
SSBをワッチする時はTS-520かFRdx-400でしたのでスッカリ忘れていました。
結局、2時間程度をロスして7MHzの和文局は誰もいなくなってしまいました(笑)・・・まあ、これも楽しみと考えましょう。
↓ ↓ これはサブパネルです。外側にもう1枚あります。
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