こんばんは、カフェ えんぴつ猫のけんです。今日は15年ほど前にイオン秦野店の中でコーヒー豆屋をしていた頃の実験を検証してみます。その頃はまだ思慮も浅く独身で心もすさんでさみしい毎日を送っていた頃です。横浜の自宅から秦野まで往復3時間余りを毎日軽自動車で高速道路を使わずに通勤していました。唯一の楽しみが車の中にクラシック音楽のＣＤを大量に持ち込み大音量で運転しながら聴きまくる事でした。
その時代にお店で美味しいオリジナルブレンドを造ってみようと色々と実験をしました。ブレンドコーヒーには一般的にはきまりはありませんが常識的なブレンド方法は確立されていました。例えばブラジルをベースにしてモカコーヒーを混ぜて少しコロンビアも混ぜてみる、という感じにあるコーヒーをベースにして他の豆をプラスして味を整えていく方法です。 まあ一気にはしょりますが私はそんなルールお構いなしで店内にあるストレートコーヒー、ブラジル・キリマンジャロ・モカ・モカマタリ・コロンビア・コスタリカ・ランテカルア・ブルーマウンテン・ハワイコナ・グアテマラ・マンデリン・ケニア・ニカラグア・メキシコ・をブレンドしてみました！！
万が一に奇跡が起きて最高の味が生まれたらこのコーヒーを”満漢全席ブレンド”と命名しようと考えていました。あほです。 いよいよ味見です。
ドリップポットで丁寧にお湯を注いで一口飲んでみました・・・。 うわ～～ なんだこれは～～ めちゃくちゃな味でした。 やはり奇跡は起きませんでした。絵の具を全部混ぜると茶色のドロドロの色になるのと同じ感じですね。調和やバランスといった要素を完全に無視するとこういう結果になると改めて確認できました。 まあ世の中の多くのコーヒー屋さんからは失笑されるでしょうがやったことは事実ですから隠すことも無いと思って公にします。
今日の言葉 バカは死ななきゃ治らない。 日々反省です。