梅仕事

うっとうしい梅雨の季節は、［梅仕事］の季節でもあります。
私は季節ごとの細かな家庭の仕事が大好きです。
疲れているときほど、そんな季節の仕事がしたくなるから不思議です。

春は小さなイチゴを山盛り買ってきて、イチゴジャムを作ります。
部屋中が甘いイチゴの香りが満ちて、とても幸せな気分になります。

ラッキョウの季節、梅の季節、常備菜を用意したがるのは人間の本能なのかも
知れませんね？

6月のはじめには青いつやつやとした梅が出回ります。
昨年はとても上手に梅干ができて嬉しかったのですが、
あまりに沢山できてしまったので、今年は梅酒を作りました。

昔は梅をつくり始めたら毎年作らなければいけない！といわれたのですが、
最近は梅干を食べることが以前ほどありませんので、
そんなことはちょっと無視してしまいます。

梅をつけますと、水が上がって凄く良い香りがしてきます。
梅雨が上がるまでカビが生えたり、泡が立ったりしないか
とても気になります。
やがて、梅雨が上がるころ瓶から出した梅を3日３晩外に干しますが、
パラパラと雨が降ったら、サー大変！家中総出で取り込みます。
そんなあれこれを［梅仕事］というのだそうです。
美しい日本語ですね？