今回は200A BMSのヒート機能をチェックしてみる。
ヒート機能だから普通は5度以下に下げる必要がある。
そんなに冷たくする必要はないが、それでも一般的なBMSが遮断する温度は0度前後だから、やっぱり冷蔵庫が要る。
それにしてもここ1~2年でリチウムバッテリーも安くなって身近なものになって来た。
このBMSはRS485ポートがあって、専用のモニターをつなげばスマホは要らなさそう。
さらに、これにはディスチャージポートが付いているのでスイッチを付ければ出力を遮断できるのでバッテリーを2個以上付けても使わないときには切れば循環電流を遮断できる。
実験に当たり、BMSは電源にセットして3AくらいでBMS経由で充電している。
右側のLED照明が光っているのは放電状況の確認の為で、左側はBMSのヒート機能がONになったとのが分かるように、こちらもLED照明を付けている。
ヒート機能をONにするのは、BMSの温度センサーを冷蔵庫にに入れて下限設定温度まで下げて働きを見る。
今のBMSの温度の下限設定は、0度以下になると充電をストップさせて、5度以上になると復帰して充電出来るようにしている。
これはセンサーの先端だけを冷蔵庫に入れてすぐの状態。
Temp. sensor1 はMOSFETの温度でsensor 2、3を冷蔵庫に入れた。
充電は3Aくらいで充電されている。
放電側のLEDが点灯しているが、バッテリーからの電流ではなくて充電器からの電流で点灯しているので、BMSの放電電流はゼロになっている。
BMSの下限設定温度が0度以下になるとヒート機能のスイッチが入って、端子がバッテリーマイナスにつながる。
ヒーターに見立てた左側のLEDが点灯してヒート端子がつながったことが分る。
この時のBMSの状況は、設定温度以下が表示されて、チャージ側のMOSFETがOFFの状態。
チャージ側のMOSFETがOFFの状態になると続けて、充電されている電流がヒーターの方に回る。
LiFePO4の電力は全く使わなくて、外からの電力をヒーターに回す仕組み。
温度センサーを冷蔵庫から出した。
センサーが感知して5度以上になるとチャージ側のMOSFETが開いて充電を開始する。
それと同時にヒート端子とリチウムのマイナスは遮断される。
動作はとても単純だが、こんなものでいいのかも知れない。
ヒート端子の電流容量は不明だが、10A程度は取れるだろう。
BMSは温度によって電気の入切りをするだけだが、ヒーターをバッテリーに巻いて効率よく温度を上げることはかなり難しい。
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