第9波といえるほどの急激な患者増加は冬までは無くて、GW後、盆休み明けなどにに小さな波が何回か繰り返すのではないかと、私は予想していたのですが、これ、外れた様です。GW後の増加は、小さな波で終わることなく、14週連続で新型コロナ新規陽性者数は着実に増え続けています。
昨日「7月3日(月)から7月9日(日)までの1週間に確認された1医療機関あたりの感染者数の平均値」 が発表されました。全国平均では9.14人と漸増が続いています。 カッコ内は坂根医院での新規陽性者数
6月5日~11日 :5.11 (9人)
10%増
6月12日~18日 :5.60 (8人)
9%増
6月19日~25日 :6.13 (7人)
18%増
6月26日~7月2日:7.24 (8人)
26%増
7月3日~9日 :9.14 (19人)
35%増(予想値)
7月10日~16日 :12.3(予想値)(18人+α)
この間の増加率は10%増、9%増、18%増、26%増と、増加率もじわじわ増えています。次回の増加率が35%であったとすると、7月21日に発表される例話5年第28週の数値は、12.3程度になるのではと予想されます。そろそろ第9波に入ったと認めても良いかと思います。
坂根医院での10日からの新規陽性者数は既に18人、明日は休診日なので増えないと思います。
坂根医院での10日からの新規陽性者数は既に18人、明日は休診日なので増えないと思います。
全国の都道府県の中で、前週よりも減少を見せたのは、青森県と沖縄県だけでした。青森県は、誤差範囲ではないかと思いますが、全国で図抜けて感染率の高かった沖縄県、前週比-13.9%で、そろそろ頭打ちしたのではないかと希望的に思っています。
上記のHPによる人口100万人当たりの新規感染者数推定値の表を見ると
1位沖縄県:8613.9人に次ぐ2位になんと奈良県が6145.1人で入っています。
びっくりしました。そんなに感染率が高いと思っていませんでした。猛威を振るっていると思っていた沖縄と3割しか違わないなんて!そして沖縄はすでに減少傾向を示していて、奈良は増加傾向にあります。来週にでも逆転してもおかしくありません。そんな立場だったなんて本当に驚きです。奈良の医療は切迫感ありません。重症者も少ないですし、油断はできませんが、今しばらくは問題ないと思われます。
3位は鹿児島県:5458.8人、4位:宮崎県:5189.9人と続いており、日本全体では南高北低の傾向があるようです。暑さの影響(窓を閉めてエアコン使用)があるのでしょうか。ひょっとすると冬になると暖房の関係で北高南低になるのかもしれませんね。
兎に角、新型コロナ新規陽性者数は増加し続けています。ウィズコロナでこの感染症と共存していくために、要領良く感染の確立を減らしながら社会生活を楽しんでまいりましょう。感染の確立が高いと思われる場所はなるべく避け、どうしても3密などの場所に行く必要があるときには、有効なマスクや眼鏡などを着用しましょう。皆さんが健やかに夏を過ごされることをお祈りしています。