命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

坂根医院は変則的な週休3日制

2023-07-04 22:21:55 | 坂根医院
本日、7月4日は第一火曜日、坂根医院は休診日でした。
我が坂根医院、日曜祭日年末年始はもちろん休み。木曜日もお休みです。そのうえ、第1,3,5週の火曜日も休み、そして、土曜日も午前中だけしか診療しておりません。

他の診療所の多くが休まれるお盆には休んだことはないですが、7月や9月に1,2日休んで、5日ほど連続して休んじゃうこともしばしばです。今年のGWには、5月1日をお休みにして、一週間連休にして佐渡島に遊びに行ってきました。

来る7月も、19日を臨時休診として、5連休をいただくつもりです。

一週間の中だけでみても、木曜、日曜は毎週休み、土曜は半ドンで週休2.5日。それに加えて奇数週の火曜日が休みですから、変則的な週休3日制とも言えますよね。奇数週の火曜が休みというのは、週に0.5日の休みの様に思えますが、実は違います。 というのは、奇数週の火曜日のほうが偶数集の火曜日より多いからです。今年、2023年だと、奇数週の火曜日は28回、偶数集の火曜日は24回、1割強多いわけです。ですから、我が坂根医院は、週休3日は優に超えている。お休みの多いクリニックなのであります。しかーし、休日が多いにもかかわらず、給与水準は、周辺医療機関より明らかに上を行っております。これは従業員たちが周辺医療機関の同業者たちから羨ましがられていることでも明らかであります!そして、羨ましがられる理由はもう一つあります。それは福利厚生が充実していることです。主には美味しいものを皆で食べに行く事ですが、これまでに京都の三ツ星料亭である菊乃井、瓢亭、星はとらないけれどその上だと言われる嵐山吉兆にも従業員全員で行っております。
同じく星はないけれど、実力派十二分にある清和荘にも行っていますし、本当においしいので、そのお料理を宅配にして運んでもらったりもしています。大好評です!!

コロナ前は、社員旅行が海外旅行でした。香港、台湾、ハワイ(オアフ島・ハワイ島)、オーストラリア、イタリア、国内で石垣島・宮古島にも行きました。

これだけのことをするにはもちろん原資が必要です。私、働き者なのですよ。一般外来、発熱外来、在宅医療と忙しく働いております。現在69歳だというのに、相当忙しく働いております。休みの日は、頼りになる仲間に留守番を頼みますが、患者さんも心得ていただいているのか、これまで何とかなって今日にいたっています。何故、そんなことが可能なのだと言われることがあります。

その理由を考えてみると、1番目の理由は、私の体力だと思います。中学時代はスキー部、高校時代は剣道部だったのですが、運動能力は低く、瞬発力もないので、スキーにも剣道にも全く才能は有りませんでした。ただ、持久走とか苛めに近い「トレーニング」になると、私一人が倒れずに最後までこなし続けるのです。それで、同級生に「坂根さえ倒れてくれたら、それで終わるんや!考えてくれよな!」と、言われました。頑張っていたことが周囲の迷惑になっていたなんて想像できていなかったので驚きました。そういえば持久走はいつも学年2番でした。1番の奴は飛び抜けた奴で、いつも走っていた変人?でしたから、普通の生活をしている通常人の中では私は1番でした。高校時代は70時間くらい麻雀しても勝っていたしね。

2番目の理由は、さぼり慣れているので、要領が良いのだと思います。というか、長時間じっとしていることが出来ない人なんです。面白くない樹氷を90分間黙って聞き続けるなんて不可能なのです。逆に、面白ければ、何時間でも聞き惚れているのですが。そんな授業をしてくれる先生、10人に一人以下でした。

そういうわけで?高校時代は文部省が許してくれる最低限の出席率を守るべく、週休3日制を引いていました。

私が高校生だったころは土曜も含めて週に6日授業がありました。当時は2/3の出席と最低限の瀬石があれば卒業できたので、その最低限を目指し、今週は月、火休み。次週は水、木休み、その次は金、土と、週休3日で優雅な高校生活を送っておりました。高校休んで何をしていたかというと、パチンコ、麻雀です。成績は、5段階評価で2.3でした。

なんで今医者してるんだといわれると・・・・うーむ、要領がよかったのかなぁとしか言えないです。話が長くなりますので、またの機会に!!

多分、私、持久力あるんです。

3番目の理由は、我が配偶者の卓越したマネージメント能力だと思います。
なかなかにすごいのですよ。ただ、マネージメント能力なので、先に突き進む誰かがいないと生かせない能力なのですよね。だから、行く先もわからずに突っ走る私と、それをうまくマネージメントする配偶者の組み合わせで、私たちはうまくいっているのかもしれませんね。ありがたいことです!!

超音波画像診断装置入れ替え

2023-05-25 15:26:15 | 坂根医院
今日は木曜日で坂根医院は休診です。休診日に超音波画像診断装置を入れ替えました。以前報告させていただいたように、定価¥76,800,000を七千二百七十五万円値引きして!四百五万円での購入です。


本日無事に納入され、古い機器は引き取っていただきました。
ひょっとすると、海外で活躍してくれるのかなぁと思っています。
新型機なのですが、画像が非常に綺麗で驚きました。今後、活躍してくれるものと期待しております。まずは、説明書の精読から始めることにします。
肝臓、膀胱の自撮り写真?です。



医院の大屋根なのですが、最近の不安定な天候の時に大いに役立っています。
そろそろ引退したいとも思っていながらの結構な設備投資
揺れる思いそのものです。69歳になりましたが、まだ数年は引退せず働きます。遊びには大いに行きたいと思っています。忙しい人生なのであります。

2023年5月24日(水)の新型コロナ新規陽性者は0人でした。






坂根医院の誇り

2023-04-24 22:37:41 | 坂根医院
奈良県中部にある我が坂根医院、我が医院の経営状態は、常識的な観点で見ると、ハチャメチャだと思います。

理事長兼院長の私が、好き放題なことをしており、医療法人の役員であり会計担当の我が配偶者が、私に歯止めをかけるどころか、「それええやんか、もっとやりい!!」と、私のやり方を後押ししてくれるからです。

私の方針は、患者さんにとって存在価値があり、職員たちにも存在価値があり、勿論自分たちにも存在価値の大きい坂根医院にしていきたいと思っていましたし、現在もそう思っています。患者さんに対しては、特別に優遇することは許されておりませんので、出来るだけ待ち時間を少なくし、面倒な院外処方などは基本的に用いずに、患者さんの便宜を図ろうとしております。
存在価値があれば、生き残れるだろうと思っていますので、目先の損益にはこだわりません。

ですから、坂根医院は基本的に院内処方です。そして、糖尿病や急な発熱などの患者さんの血液検査は院内で殆ど可能です。呼吸不全の方に対する動脈血液ガス検査も院内でも往診先でも即座に可能です。この検査、全く元が取れないので、全国でも開業医でやっている医療機関はごく少数だと思います。患者さんの味方になろうとは思っていますので、問題があれば言ってください。解決できるよう努力したいと思っています。

私が自慢したいのは、スタッフに対する企業努力です。コロナ騒ぎが起こる前までは、3年に一回、スタッフ全員で海外旅行に出かけてました。これまでに、香港、台湾、オーストラリア、イタリア、石垣島・宮古島、ハワイ(オアフ島・ハワイ島)に行っております。

そして、旅行以外にも、事あるたびにグルメ宴会を開いております。15名程度入る事が出来る所、多くのところにお邪魔しました。奈良県では 和やまむら、にし田、ロアジ(以前の東吉野のお店も、現在の真菅のお店も)三重県松坂の和田金にもお邪魔しました。そして、京都では、菊乃井、瓢亭、今回の嵐山吉兆と三ツ星そろい踏みです。そして三ツ星に決して引けを取らない伏見の清和荘。皆で行ったこともありますし、何度もお弁当を届けていただいたり鍋を届けていただいたりしています。

坂根医院の従業員に対する「おもてなし」 私は圧巻だと思っております
それは、異常と言えるレベルかもしれないです。

周辺の医療機関では、「従業員がすぐに止めて困る」「看護師が居つかない」などの悩みを聞くのですが・・・・坂根医院の悩みは・・・・
「従業員の高齢化」です。だって、誰も辞めないのですから。
ここ15年間、辞めたのはただの1名。それも死亡退職です。

これが、我が坂根医院の誇りです。企業経営は哲学です
私は、馬鹿だ阿呆だと言われても、大いに稼いで、大いに還元する今の方針を変える気はありません。

坂根医院の大屋根完成間近

2023-02-28 19:06:20 | 坂根医院
昨年末から工事を進めてきた坂根医院の大屋根、何とか完成に近づいてきたようです。
完全に出来上がるのは、二週間ほど後3月中旬になる様で、まだ屋根板の塩ビ板は一部しか拭かれていないものの、ほぼほぼ完成形が見えてきました。

完成したら、坂根医院の「名物」になることは間違いないと思います。

発熱外来をドライブスルー形式で、雨天時にも対応できるようにしたいとの思いから設置を考えた大屋根でした。当初、屋根の上にソーラーバッテリーを並べ、災害に備えて発電&蓄電もしようなどと考えてもいたのですが、大掛かりで頑強な屋根の建築は、建築基準法上困難であるとの事でした。(坂根医院は市街化調整区域に建っております!)今回設置の大屋根あたりが、限界の様です。

この5月で69歳、引退が近いのに、こんなものを作るかなぁ???とは思うのですが・・・
稼いだお金は貯めおくべきではなくて、社会に還元するべきだと思っております。

私、昨年、働き過ぎたようです。
頑張って働いたら、レセプトの点数が高くなって、厚生労働省から、一人当たりのレセプト単価を下げないと個別指導と言うお灸をすえるぞ!!と脅されています。

私、根性ナシなので、権力からの脅しにはからきし弱いです。
2023年4月1日から2024年3月31日までは、レセプト単価を下げて、個別指導を避けたいと思っています。患者さんが感じるサービスレベルは明確に凋落するでしょうが、仕方ありません。個別指導のストレスは相当なもので、自殺者も出るくらいです。私は何としてでも回避したいと思っています。

大屋根、結構高くつきました。これでまた借金が出来たので、働かざるを得ませんね。働いて、稼いで、使って それは良いのですが、怒られるのは心外です。これは何とか避けたいです。

働くことは生き甲斐なので、ボケ防止もあって、今しばらく働かせていただきます。
働く事、何かを作り上げる事、前向きに動くことは、楽しいですね。死ぬまで前向きでいたいと思っております。



アーカイブ

2023-02-04 22:30:00 | 坂根医院
NHKが、2023年2月1日で放送開始70年を迎えたという事で、記念番組を放送していた。

NHKTV放送70年の歴史、その記録に残っている名場面を「アーカイブ」として放映していたのだが、70年の記録の中で、どうしたって外せない人が何度も登場し、その偉大さを改めて思い知った。
それは黒柳徹子さんです。私が生まれる前からこの業界におられたのですねぇ。そして、登場以来現在に至るまでずっと放送業界の最先端を突っ走り続けておられるのだから、その偉大さは凄すぎて「筆舌に尽くしがたし」としか言えません。
その超人類ペネロープ黒柳徹子様なのですが最新の画像では、顔が腫れている様に見えました。腎臓か心臓に問題でもお持ちなのでしょうか?心配ですよね。そろそろ90歳だと思うので、内臓機能にも問題出て来て当然なのかもしれません。

それはさておき、考えてみれば我が坂根医院もこの2月2日で開業25周年を迎えたのでした。
これまで、海外職員慰安旅行などでの自己都合でお休みをいただいたことは何度もありますが、私自身の体調不良で休んだことは一度もありません。丈夫な体に生んでくれた育ててくれた、父母に感謝です。

上の2枚の写真は、左(上)が10年、右(下)が5年ほど前の画像です。そしてこの下の写真が、本日、2023年2月4日に撮影した画像です。
相変わらずの 野中の一軒家です。
25年前開業した当初、ある先輩に、「開業は、周囲300mに何軒の家があるか、その住民の年齢構成で成功するかどうかが決まるのや。お前、何考えてるねん?」と、言われたことがあります。
我が坂根医院の周囲300mは市街化調整区域かつ優良農地で、一軒の家もありませんでした。(今も住宅は無いです)
私が何故、此処で開業したかと言うと・・・・土地が広くて安かったからです。市街化調整区域で、医療施設かガソリンスタンドか・・・そんなものしか建設できない土地でしたから。

まあ、そんな辺鄙な土地に、安普請の医院を建てて、今まで25年間もよく無事に診療続けて来れたものです。神に感謝致します。幸いにも??不運な症例には当たりませんでした。予防接種をした直後にショックを起こされて、その後不幸に亡くなってしまうなどと言う症例、いくら注意していても避けきれないこともあるのです。それは、ある程度運もあるのです。

 開業5年目くらいの時、子供さんの発熱(高熱)、急性胃腸炎症状(主に下痢)に対し、カロナールとホスミシンを処方したことがありました。そのお子さんが数日後にスティーブンス・ジョンソン・症候群と言う重い全身疾患を発症されてしまいました。
疾患の性格上、カロナールかホスミシンが原因の可能性が高いと思われました。症状が重かったので、天理よろづ病院小児科に入院していただきました。一時は皮膚粘膜壊死症候群(TEN)にまで悪化する寸前で、ステロイド大量投与で何とか命はとりとめ、その後、手指爪の変形などは残ったものの、大きな後遺症も残らずに退院してくれました。ご本人も、ご両親も、薬を処方した私に文句ひとつ言われませんでした。本当にありがたかったです。

そして、彼は、その後も数年に一回程度、発熱などで顔を見せてくれます。来院されると、採血などの検査はするのですが、薬を出すことは出来ず、経過観察となります。こちらとしては、顔を見せてくれるので、信頼関係は構築できているのだろうと、思っています。有難い事です。

坂根医院の25年、勿論、その他にも盛り沢山のアーカイブに満ち満ちています。7年の間、自力で呼吸することも食事をされることも無く、人工呼吸器と中心静脈栄養という特殊な点滴で過ごされた方もおられます。その方が発熱されたりすると、すぐさま重症化してしまうので、大量、多種の抗生物質投与が点滴で必要になり、もともと高い保険点数が跳ね上がって、そのせいで個別指導の憂き目に遭ったこともありました。

がん末期の方の在宅医療でも・・・・患者さんの数だけの物語がありました。

来院してくれたお一人お一人が、「坂根医院のアーカイブ」になっているのだと思います。それを考えると、想像すると、これまで頑張ってきて良かったなと少しくほっこりとするのです。嬉しく、ありがたいことだとすべての行幸に感謝する次第です。