2月27日に札幌でCOVID-19感染が確認された40代男性のご家族2名(妻と子供)の感染が確認され、周辺で余波が広がっています。妻である40代女性が勤務されていた病院及び関連施設が閉鎖となっています。本当に明日は我が身です。
COVID-19発生施設が次々に少なくとも2週間の閉鎖をしていけば・・・・
医療崩壊は目に見えていますよね。
多分、政府もそれは分かっているとは思うのですが・・・・
現在、各医療機関は自主的な判断で閉鎖を判断されています。
政府としては、自主的な判断に口出しできない という立場なのでしょう。
ただ、発生した発生させた医療機関としては・・・・
最初からCOVID-19患者と分かっていて受け入れている場合は全く別ですが・・・・
正体不明の感染症患者が来院され、その方がCOVID-19患者だと分かった場合(多くの場合、翌日以降)
COVID-19患者さんが来院された日にさかのぼって、その日から14日間の閉院または縮小した限定的診療に切り替えざるを得ないのが現状だと私は理解しています。なかなか厳しい現状です。
それを防ぐためには、COVID-19患者である可能性がある方全てに対し、完全な防護体制を敷いていなければいけません。
一般診療所、一般病院では到底無理な話です。
可能な範囲で、他の患者さん、スタッフ、そして自分自身の感染を防ぐように努力しながら、日々の診療を(幸運を願いながら)続けていくしかない のが(私の)現状です。
2020年2月28日、大阪府で新たに2名の『新型コロナウイルス』感染症の患者が確認され、患者が東大阪市の医療機関に勤務していたことが発表されました。大阪府の発表によりますと、感染が確認された患者2名は、大阪府在住の方で、2020年2月27日に発生した大阪府2人目の患者の同居家族であり、濃厚接触者としてPCR検査を実施し、陽性反応が確認されました。
新型コロナウイルス感染症確認の詳細について
【40代、女性、居住地大阪府】
※外出時は、常にマスクを着用されていました
【症状・経過】
2月19日(水曜日) 咽頭痛、咳 大阪府内の医療機関を受診
2月25日(火曜日) 発熱、全身倦怠感
2月27日(木曜日) 27日の患者の濃厚接触者として、健康観察を実施。大阪府内の医療機関(帰国者・接触者外来)を受診。そのまま入院
2月28日(金曜日) PCR検査を実施し、検査陽性が判明
【行動歴】
2月19日(水曜日) 大阪府内の医療機関を受診
2月20日(木曜日) 大阪市内
2月21日(金曜日) 東大阪市(医療機関に勤務)・大阪市内
2月22日(土曜日) 大阪市内
2月23日(日曜日) 大阪市内
2月24日(月曜日) 大阪市・枚方市
2月25日(火曜日) 大阪府内の医療機関Aを受診
2月26日(水曜日) 大阪市内の自宅
2月27日(木曜日) 大阪府内の医療機関Bを受診、そのまま入院
【未就学児、女性、居住地大阪府】
※普段から鼻汁あり、外出時は常にマスクを着用されていました
【症状・経過】
2月27日(木曜日) 27日の患者の濃厚接触者として、健康観察を実施。大阪府内の医療機関(帰国者・接触者外来)を受診、そのまま入院
2月28日(金曜日) PCR検査を実施し、検査陽性が判明
【行動歴】
2月19日(水曜日) 大阪市内
2月20日(木曜日) 大阪市内
2月21日(金曜日) 東大阪市・大阪市
2月22日(土曜日) 大阪市内
2月23日(日曜日) 大阪市内の自宅
2月24日(月曜日) 大阪市・枚方市
2月25日(火曜日) 大阪市内の自宅
2月26日(水曜日) 大阪市内
2月27日(木曜日) 大阪市内・大阪府内の医療機関Bを受診。そのまま入院
28日に感染が確認された2名の過去1ヵ月間の海外渡航歴はありません。
東大阪市長田西4丁目にある『医療法人清和会 ながはら病院』は、非常医療職員の新型コロナウイルス感染を受け、今後の感染拡大防止のため外来診察および介護サービス全てを閉鎖しました。他にも、この方が受診された医療機関は少なくとも1件はあると思うのですが・・・・どう対応されているのでしょうね。
COVID-19患者が発生するたびに医療機関が2週間閉鎖になれば・・・・
医療崩壊は目前に迫っています。
『医療法人清和会 ながはら病院』の張り紙やHPによると、感染拡大防止のため外来診察および介護サービス全てを閉鎖している旨や、院内託児室の閉鎖、今後の全職員・託児・家族の健康観察を行うと記されています。
『医療法人清和会 ながはら病院』のHPや、大阪府からも正式に発表されていますので、詳細はそちらでもご確認ください。
《記事:なかしまあすか》