大阪府は26日、1月29日に新型コロナウイルスへの感染が確認され、回復したとして退院した大阪市に住むツアーガイドの女性(40歳代)について、ウイルス検査で再び陽性反応が出たと発表した。再感染したか、体内にウイルスが残っていた可能性がある。
発表などによると、女性は1月12~17日、中国・武漢市からのツアー客が乗るバスでガイドを務めた。このバスの男性運転手も感染が確認されている。女性は29日に感染が確認された後、症状が改善し、2月1日に退院。退院時にPCR検査は受けておられない。(当時退院の決まりが無かった)6日にせきの症状が出たため検査を受けたが、その際は陰性だった。19日にのどの違和感を覚え、26日に改めて検査を受けたところ陽性となった。女性は現在、入院している。
記者会見した藤井睦子健康医療部長は「全国的にも起きていない事例」としたうえで、退院基準などについて国の見解を求める考えを示した。【石川将来】
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感染症の予防対策に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は、「抗体が十分には作られず、ウイルスを完全に排除できなかったため、症状がなくなっても、体のどこかにウイルスが潜む『持続感染』が起きていた可能性がある。ウイルスが再び、腸など呼吸器以外の場所で増えて、検査で検出できる程度の量にまで戻った可能性がある」と話しています。
一方、新型コロナウイルスに再び感染した可能性については「退院してからずっと自宅で療養していたことを考えると、可能性は低いのではないか」としています。
賀来特任教授は「今回のケースは、症状がいったん治まったあとでも油断できないということを意味しており、新型コロナウイルスに対応するうえでの大きな課題が見えたと言える。再びウイルスが検出されるようになると、周りの人に感染させる可能性もあるため、国や自治体は今後、退院した患者についてより丁寧に経過観察を行うことが求められる」と話しています。
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【香港=角谷志保美】中国広東省政府は25日の記者会見で、省内で新型コロナウイルスに感染し、治療を受けて退院した人の14%から、再びウイルスへの陽性反応が出たと発表した。これらの人たちと接触した人への感染拡大は、今のところ確認されていないという。
患者さんの最も多い湖北省での再燃例はどうなのか知りたいとは思いますが、湖北省はそれどころではないのかもしれません。
広東省でも、2月6日現在で患者数1000人以上だったので、ある程度信頼できる値なのでしょう。
どうにもイヤーな事実ですねぇ。
この方は、今回再燃というか再発症するまで、マスクをしたうえで自宅安静加療されていたという事で、濃厚接触者ナシ、周囲に広げた可能性は考えなくても良いのは素晴らしいことだと思います。
それと、一つだけ安堵してもいいかもしれない話題として、広東省の14%の再燃例(実数が知りたいですね)のうちで周囲への感染拡大がみられていないことです。何故かは分かりませんが・・・・
一体いつまで自宅安静加療を続けたらいいのやら・・・・・・難儀ですねぇ。
新型コロナウィルス、潜伏期間の長い例も(3か月は例外的だと思いますが・・・)あり、いったん治癒したように見えてくすぶっている例もみられるようですから、本当に扱いが面倒ですね。