インフルエンザワクチン 需要と供給

今シーズンは、インフルエンザワクチンを是非接種してください。それも、早めに打ちましょうというムーブメント？？が凄まじい。

我が医院にも、「今からでも予約できますか？」　と言う電話が今日もひっきりなしで、スタッフを臨時増員しているのですが・・・・・対応に追われててんてこ舞いしてます。

厚生労働省は、10月25日までは65歳以上の方限定でと言っていますが・・・・
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index_00011.html

小児科医院などは、それまで何もしないで待っていなさいと言っているのでしょうか？うちは・・・・馬耳東風・・・

上記の厚労省のホームページの表現ですが・・・・
○ 10 月26 日（月）以降は、特に、②医療従事者、65 歳未満の基礎疾患を有する方、妊婦、乳幼児（生後6 ヶ月以上）～小学校低学年（２年生）の方々で、インフルエンザワクチンの接種を希望される方に対して、接種が可能となります。

○ なお、これら以外の方々についても、10 月26 日（月）以降は接種をお待ちいただく必要はありません。

面倒な表現ですよねぇ。簡単に「10月26日以降は、制限はありません。」と、書けないのでしょうか？

政府やマスコミが早く打ちましょう、今年は必ず打ちましょうと奨励するものだから、今年のインフルエンザワクチンのスタートダッシュ、凄いです。
連日4，50人接種しております。
ここ3日間の接種後の注射器の写真です。

このままのペースで行くと、10月中に1,000人を超えそうです。

そうなると、さすがに一時的にワクチンが足りなくなるかもしれません。相当、異様なペースです。
シーズン通して、昨シーズン並みの1,600人分のワクチンの供給は確約してくれていますが、今シーズンはそれでは足りないかもしれないです。供給さえあれば、2,000人くらいまでは何とか可能だとは思っています。

周辺の医療機関では、大抵1日20人程度に制限していて、今シーズンの予約はすでに締め切ったところが多いようです。そこであぶれた方々も、当院に流れ込んできている様です。

ワクチンが不足しない限りにおいて、「一見さんお断り」などと言う気は、ないですけれど・・・

通常診療が滞る事の無い様に、予約していただいた方に対しての供給不足が発生しない様に気を付けながら、何とか現在のペースで接種を続けていけたらと思っています。これだけの数が何とかこなしていけているのも、熟練スタッフ達のお陰です。

それにしても・・・・今年、インフルエンザはそんなに流行らないだろうと思っているのですが・・・・・ＴＶやマスコミの「あおり」は、凄い効果ですね！！

私自身は・・・・そして私の家族も・・・・まだ、だれも接種していません。と言うのも、今のところ全く流行りだす気配が見られないからです。

最新のインフルエンザ流行状況は、昨日10月9日に最新情報が更新されました。
https://www.mhlw.go.jp/content/000680834.pdf

それによると、（9月28日～10月4日 分）の報告数は全国で7件　昨年同期は4,889件でした。

焦ることは無いと・・・・思います。

流行らないでしょうが、打っておいた方が安心ではありますよねぇ
接種されるつもりがあるのなら、予約は入れておきましょう！
まだ、受け入れてくれる医療施設はあると思いますよ！！