大阪府の吉村洋文知事は2020年8月4日昼の記者会見で、「ポビドンヨード」を含むうがい薬に新型コロナウイルスに対する効果が確認されたと発表した。
それで、イソジンなどのポピドンヨード嗽液が瞬く間に市場から消え失せたそうだ。
それで、イソジンなどのポピドンヨード嗽液が瞬く間に市場から消え失せたそうだ。
吉村知事の発表の仕方が、「嘘のような本当の話です」とか切り出して・・・これは本当にペテン師のやり口だよねぇ。これまで評価が高かっただけに・・・すべてをふいにしかねない失策ではないかと思ってしまいます。
実際には、ことし6月から先月にかけて宿泊施設で療養していた軽症や無症状の患者、40人余りを対象に、殺菌効果のあるポビドンヨードが含まれたうがい薬で、1日に4回、うがいをしてもらったところ、そのほかの患者よりも唾液の中のウイルスが減ったということですが・・・・・
当然の結果だと思えます・・・・・殺菌力,殺ウィルス能力のあるポピドンヨード液で嗽をしたら、唾液中のウィルスが減少するのは当たり前でしかないでしょう。
ただ、それだけの話なのに・・・・
イソジン(ポピドンヨード液)で嗽をすると、水での嗽や、お茶での嗽に対して、風邪に掛かりやすいと言う京大助教授でしたかの報告もありましたよねぇ。
感染している人がこれで嗽をすると、他人にうつしやすくなるかもしれませんが、感染していない人がすると、新型コロナ貰いやすくなる可能性も十分にあると思います。
これまでの頑張りを知っているだけに・・・吉村知事の大失態とならない事を祈るのみであります。
という事ですね(T-T)
色々 出ては 消え の連続ですね。。。(T-T)
以前「camper」様から、当ブログにコメントを頂いた際、キャンピングカー生活を楽しむ別人と勘違いし、不適切なお答をしたと反省しています。
申し訳ございません。
ポピドンヨード液(ケンエイ製)に関し、私も使用していますが、単なる口内殺菌剤と認識しています。
「camper」様は 医師の立場で、どんな治療薬を推奨するのでしょうか?
“サイトカインストーム”が“免疫の過剰暴走”とすると、特殊なアレルギー疾患が考えられます。例えば「シャルル・リシェー」が示唆した“アナフェラキシー・ショック”です。微小の毒(ウイルス)に一度感作すると、二度目の感作で“抗原抗体反応”を起こし、死に至る危険な生体現象です。スズメバチに刺された場合、数百人に一人は15分程度で“ショック”死しています。
何を言いたいのかですが“抗原抗体反応”は“アドレナリン”の異常分泌が原因の様です。“新型コロナウイルス”の治療に、アドレナリン注射が手段として有効ではないでしょうか?
「camper」様のご見解をお願いします。
面白い視点からの記事、特に北海道にまつわるもの、楽しく拝見させてもらっております。
「ポピドンヨード液(ケンエイ製)を単なる口内殺菌剤と認識しています。」それは、全く正しい捉え方だと思います。どこをどうとらえても、「信じられないかもしれませんが」と、言ったおどろおどろしい?前置きを必要とする薬ではないと思っています。
「「camper」様は 医師の立場で、どんな治療薬を推奨するのでしょうか?」
これ、新型コロナウィルス感染症に対しての話でしょうか?
それなら、今のところ、有効とされている薬が、レムデジビル、デキサメタゾンの2種しかないので、それを中心に、対症療法としての輸液や、酸素吸入、人工呼吸器、ECMOなどを使うのだと理解しておりますが、私はCOVID-19の治療にはかかわっておりませんので、この辺りまでの薄っぺらな知識しかありません。私は市井の開業医なので、来院される患者さんから新型コロナ患者さんを見つけ出し、一刻も早く隔離に導くのが仕事だと思っています。
サイトカインストームについてですが、COVID-19患者さんも重症化するとこのような状態に陥るようですね。
しかし・・・・「“抗原抗体反応”は“アドレナリン”の異常分泌が原因の様です。」これは、誤解です。異常分泌と言ってしまうと、アドレナリンの血中濃度が高い状態を示すことになると思います。アナフィラキシーショックは末梢血管が拡張するために起こるショックです。ですので、抹消血管を収縮させるアドレナリンが第一選択薬となるのです。
新型コロナウィルス感染症は、重症化してサイトカインストームになった患者さんには微小血栓が多発しているようです。この状態でアドレナリンで末梢血管を収縮させると、血栓症を悪化させる可能性があります。
そんな事もあって?抗凝固剤を使わざるを得ないECMO治療と重症COVID-19患者さんは「相性がいい」のかもしれません。
治療には全く携わっていないのに、私見で答えてしまいました。間違っている点がありましたら、ご指摘いただけたら幸いです。
次回は、中身のある“コメント”を送ります。その節は、よろしくお願いいたします。