命のカウントダウン(健康余命3605日)

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磯城郡休日診療所

2023-07-02 22:13:24 | 新型コロナウィルス
今日は、磯城郡休日診療所の当番でした。

磯城郡休日診療所、この7月から新型コロナの診察、検査、投薬をしてもよいことになったのです。これまでは、この年末年始だけは2人体制にして一般外来と、発熱外来担当に分けて新型コロナ疑いの対応をした日もありましたが、
それは本当に例外的で、ほとんどの日には新型コロナ疑い患者さんを診察してはいけないという何とも情けない条件が課されていたのです。
今日が一人で両方(一般外来と発熱外来)を担当する初日なのでした。

これまで、磯城郡休日診療所では新型コロナの可能性のある患者さんは診ないという方針だったので、すなわち発熱患者のほとんどは診てはいけない?ことになっていました。検査も何もしないで、解熱剤や風邪薬を出すだけなら診てもよいという事でしたが、高い休日料金まで払って、検査もなしにたった数日分の風邪薬や解熱剤出されるくらいなら、薬局で市販薬を購入したほうがよほど安上がりで簡便です。
なぜ、そんなことになっていたかというと、診療所の当番には磯城郡3町(田原本町、三宅町、川西町)で開業しているすべての医師が当たります。私のように何でも屋の内科医なら当然新型コロナの診療もするのですが、色々な科の先生がおられて、どうしても2類相当の感染症など診たくないという方がおられたようです。それで、その方を孤立させないように全員で足並みをそろえてという事になったそうなのですが・・・・発熱患者を診ない休日診療所なんて存在価値ゼロです。
2類相当から5類に引き下げられたので、流石に全員で診ていきましょうという事になった様です。

前回の当番の時は、診たいのに診てはいけない。検査キットも使ってはいけないと言われ、感染性胃腸炎の患者さんを2人診ただけで、何もできない退屈でむなしいストレスフルな時間でした。それで、しっかりした収入はあるのですから、正に税金泥棒です。そのあと、田原本町の森章浩 町長にお会いする機会があったので、「今の体制では磯城郡休日診療所は無意味です。潰すか他と合併させるかしてください。」と言いました。町長は、いきなりの話で目を白黒させておられる感じでした。ゆっくり説明させていただく時間がなかったのが残念でした。

そんなこともあったので、今日は久しぶりに普通に仕事ができるので嬉しかったです。この2年ほどは本当に無意味な当番で、ほとんどTVを見たり、看護師さんたちと馬鹿話をしているだけでしたから。

今日は、めまい、感染性胃腸炎、などに交じって4,5人の発熱患者さんが来院されました。そのうち3人に新型コロナの抗原検査を施行、2人が陽性でした。

そしてそのうちのおひとりに抗新型コロナ薬であるゾコーバを院外処方しました。適当に仕事があって、時間のたつのも早くて、楽しく仕事が出来ました!!


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