風評被害リアルタイム

所属する自治体の教育委員会から電話があった。

緊急でご相談したいことが・・・・

何事かと思ったら・・・・

話題にしたばかりの「新型コロナウィルスに関連する風評被害」のリアルタイム版だった。

〇〇町の教育委員会の緊急の相談内容は下記のごとし（不肖　私小さな地区医師会の会長なので、相談を受ける立場にあったのでしょう。）
上海の日本人学校が少なくとも3月まで閉鎖されたため、上海に一家で生活されている邦人の方が、小学生１人を連れて帰って来られた。小学校にしばらくの間編入希望されているのだが、いかが対処すればいいものか？と。

症状が出ていないのなら、全く普通に対応するべきと伝えましたが、父兄の過敏な反応が見られまして・・・・とのことでした。

ウィルス検査を受けさせろとの声も出ているが・・・検査対象ではないらしいので・・・そして次から同様のケースがあれば、2週間自宅待機していただいてからの登校をお願いすることにしたいのですが

などと言われました。

ウィルス（PCR）検査は、クルーズ船乗員乗客の検査が遅々として進まない事でもわかるように、多大な手間と時間と費用を要する検査であり、保健所が検査の必要アリと判断しない限り、検査を受けることは出来ない。その条件は厚生労働省のHPに示されている。それに文句がある父兄は、厚生労働省の相談電話に電話をかけさせれば良い。

周囲に感染者もいない上海からの無症状帰国児童に2週間の自宅待機を強いるくらいなら、奈良や京都のお土産物屋は全部2週間の閉鎖を強いらて当然だろう。その騒がしい父兄の方が感染機会が少ないという保証はどこにもない。上海も奈良も大阪も京都も感染機会はある。日本で普通に生活をしていても感染する機会があることが徐々に証明されてきている。

いわれもなく、弱者になってしまっている人の助力になろうとしないで見捨てるような真似したら、あんたら、深夜の公園に老人を置き去りにした愛知県の職員と同列やで！！

と、申させていただきました。言い過ぎたかなぁ？

納得していただいたと思っているのですが・・・どうだったのか・・・圧倒されただけだったかもね。