命のカウントダウン(健康余命3605日)

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ラゲブリオは使い難そうです。

2022-01-14 22:42:46 | 新型コロナウィルス
2022年に入ってから、新型コロナ感染者が急増している。
本日、1月14日の新規陽性者は予想通り2万人を超え、22045人
オミクロン株の感染力は凄いなぁと感心してしまいます。

先日、坂根医院で陽性を確認した20代女性のご家族から電話がありました。
5人家族なのだそうですが、そのうちの3人が陽性だったとの事です。
発熱、咳、頭痛などの症状があり、保健所に相談した所、「かかりつけ医」に相談し、薬を処方してもらえと言われたとの事でした。最初に陽性を確認した20代女性は、現在ホテル療養中で、二人が自宅療養中。濃厚接触者ではあるが、PCR陰性の二人も自宅で待機されています。そのうちのおひとりが、医院に薬を取りに来られました。
3人がオミクロン株感染なのかどうかはまだ確認されていないとの事ですが、多分そうなのではと思っています。陽性の3人は、2人が20代、1人が40代で、3人とも基礎疾患はありません。3人ともに発熱はあります。呼吸困難感は誰も無くて、咳がひどい方が一人、咽頭痛が強い方一人、頭痛、倦怠感が強い方が一人と、症状には個人差が認められました。

昨年12月24日に承認されたモルミピラビル:ラゲブリオを処方する場合は、出来るだけ早い投与が有効性を高めるとの事でしたので、調べてみたのですが・・・

投与時の注意点:
 1) 臨床試験における主な投与知見を踏まえ、SARS-CoV-2 による感染症の重症化リスク因子を有する 等、本剤の投与が必要と考えられる患者に投与すること。
 2) 本剤の有効性・安全性に係る情報は限られていること等を踏まえ、1)の「重症度リスク因子を有す る等、本剤の投与が必要と考えられる患者」としては、臨床試験における選択基準等に基づき、次に 掲げる重症化リスク因子を有する者が、本剤を投与する意義が大きいと考えられる。 
・61 歳以上 
・活動性の癌(免疫抑制又は高い死亡率を伴わない癌は除く)
 ・慢性腎臓病 ・慢性閉塞性肺疾患 ・肥満(BMI 30kg/m2 以上) 
・重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患又は心筋症) ・糖尿病 
・ダウン症 ・脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症等)
 ・コントロール不良の HIV 感染症及び AIDS 
・肝硬変等の重度の肝臓疾患 
・臓器移植、骨髄移植、幹細胞移植後
 
3人とも、上記の基準には当てはまりませんでした。
この基準は、60歳以下であれば、余程「重い」病気を持っていなければ、投薬の対象にはならないという事です。
61歳以上だと投薬の対象にはなるのですが、カプセルが相当に大きくて、飲みにくい様です。ご高齢で嚥下機能が低下した方に、この長径21.7㎜のでかいカプセル剤を1度に4つ、1日2回8カプセルも回飲めるのか?少し疑問に感じます。

2月中に承認が下りると言われているファイザー社の飲み薬の方が、対象年齢も12歳以上と広く、効果も入院阻止率が90%と非常に高い様ですが・・・HIV(エイズ)の薬と一緒に飲まないといけないなどの制限もあって、どちらが良いのか判断しかねます。3月に登場するであろうと言われている塩野義の国産新薬が、メルク、ファイザーの薬を凌駕してくれれたら、何も言う事は無いのですが・・・・・そうそううまくいきそうには無いみたいです。

 
オミクロン株は、潜伏期間は短く(約3日)重症化し難く、回復も従来株より早い様です。でもしかし、罹患してしまうと周囲に多大な影響を与えてしまいます。掛からないように気を付けてください。第6波の波の高さを決めるのは、私たち一人一人の心がけです。


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2 コメント

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Unknown (goo19888888)
2022-01-16 05:26:47
勉強になりました。感謝のページです
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Unknown (camper)
2022-01-16 12:22:38
ありがとうございます。
励みになります!!
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