数か月前から、オートキャンパー、キャンプカーマガジンの両誌の購入をやめました。メーカーのヨイショ記事ばかりで読む気がしなくなりました。
レガード購入前は、情報に飢えていました。新型車やユーザーの改造、道の駅情報、ユーザーさんの使用状況や使用感想などとても興味を持って読んでいました。
でも、実車を手に入れたあとでは、役に立つ情報がほとんどないのです。ユーザーの改造はたまに役に立つかなあとも思えますが、困ったときにネット検索したらある程度分かると思います。
キャンピングカーの大問題である安全性(パンク、ハブボルト折れ、ホルムアルデヒドを始めとする化学物質過敏症など)に地道に取り組んだ記事が両誌に全く見られないのはどうしたことでしょう。
カムロードの後輪ダブルのワイドサイズが出たことは取り上げられるのだけれど、4輪駆動がないことは大きく言わない。本当にユーザーサイドに立とうとしてませんよね。
両誌ともにキャンピングカーメーカーの広告が大きな収入源であることは分かります。しかし、ユーザーサイドに本気で立とうとせず、メーカーのご機嫌伺ばかりしてるのは本当に腹立たしい限りです。記事の内容は「ヨイショ記事」ばかり。
非科学的な記述も多く、呆れかえることも多くあります。
例えば・・・古いですが Auto Camper 2019年8月号 59ページの スーパーイオンエアーという器具に対する岩田一成さんの記事。
岩田さん、普通の記事では嫌いではなかったのですが・・・・この記事は酷すぎます。
「この装置を使用してタイヤに空気を充填したら、静粛性がまし、直進安定性が高まった、突き上げ感が緩和された」とかいろいろと書いてあるのですが、少しは科学的に実証しろよと言いたいです。静粛性を言うなら、騒音レベルの測定をするなんて当たり前だと思うのですよね。乗り心地や直進性が増したと言いたいのなら、この装置をした場合をしていない場合の実車に、それを知らせない人を乗せて(運転させて)ダブルブラインドで検証くらいしろやと言いたいです。
走行中のタイヤの温度上昇、空気圧上昇も確実に抑えられている・・・って数字でどうして示そうとしないのか??本当に不真面目だなぁ。岩田さん、見損ないました。
本当に唖然としたのは
「さらに通常よりも空気の分子を細分化することで空気圧が同じでもより密度の高い状態を作り出し、タイヤの変形を防いで転がり抵抗を減らしタイヤの性能を最大限に引き出すこと。」
理科系の人間ならば、高校生でも噴飯ものですよね。
空気圧が同じでも密度が高いのなら、同じタイヤにその装置を使った状態と使わない状態で空気を入れて重量を測定していただきたい。密度が増しているのなら当然質量が増加しているはず。まあ、そんなことも理解できないのだろうなぁ。
このメーカーからいくらもらったのか知りませんが、あからさまに恥ずかしいでしょ??
本当に、この記事読んでこんな装置買った人がいたら、ご愁傷様としか言いようがないです。
こんなレベルで高価なキャンピングカーを「売りたい方の目線」で勧められてもねぇ・・・
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