なんて日だ!
昨日ベクルリー200㎎を投与した新型コロナ患者の80台男性、本日昼に亡くなってしまいました。
昨夜から状態は悪くて、救命を考えるならば、入院の上挿管→陽圧人工呼吸器を使用するか、ECMOの管理下に入るかしかないと思い、そのような説明もさせていただいたのですが、ご家族は希望されませんでした。ご本人も何度も「入院はいらん」と呟かれていましたし・・・・
今日は土曜日、クリスマスイブ
午後は、役所はどこも休みでした。
保健所も動いていないだろうと思いながらお看取りをした午後2時過ぎに電話を掛けたら、なんと繋がりました。死亡確認した後、どうすればいいのか聞きたかったのです。
自宅でCOVID-19患者を看取ったケースは非常に稀なのだそうです。これまでは、病院か施設でお亡くなりになるケースだったので・・・と言いながら、所長以下、色々と調べて頂いたようですが・・・・管轄自治体の「町役場」には留守を預かっている守衛さんしかおられず、話になりませんとのことでした。
ご家族が頼まれたご近所の葬儀屋さんも、自宅で亡くなったCOVID-19患者さんは初だという事でした。電話で話してみると、とても物分かりの言い方で、「ご遺体は呼吸をするわけでも咳をされることもないので、接触感染さえ気を付ければ問題ないと思います。それよりも、ご家族たちは濃厚接触者なので無症状感染者の可能性があるので、そちらに気を付けてください。」と説明したら、納得していただけました。
病院や施設で亡くなった場合、ご遺体は施設で収納袋に収容してもらい、葬儀屋さんは、収納袋+棺桶に入ったご遺体を火葬場に直送する直葬なのだそうです。
今回は、葬儀屋さんの指示のもと、ご家族さんたちに収納袋に収めてもらったらどうでしょうと提案しました。どうなったかは分からないです。
兎に角、ご本人は今頃・・・・
半世紀ほどの時間をワープして、お母さんと会っておられるのではないでしょうか 苦痛など全くない、穏やかなお顔でした。
体力勝負という
両面が必用ですね。
短時間に2人の終末医療は
精神的にも
体力的にも、、、、
寿命というブラックホールへ
直行してゆく-エネルギーは,、、
診ている側も吸い込まれそうです。
生きてくれるのなら、、、
エネルギーもらえますが、、、
あがなえない、、、
寿命の立ち合いは精神力が無いと
体力的に、、、きついですよね。
ご自愛くださいませ。
泥の様に眠っておりました。
寿命には逆らえませんね。
誰も行き先は同じなのですが・・・
抗って救命出来る事もあるので
何とかできないかともがきます
ただ、患者さんも一緒にもがいてくれないと
な穴か厳しいです