Rスズキの毎日が大食い

おいしいものと食べることが好き。マンガもね。

ビッグコミックオリジナル15号感想

2006年07月19日 | マンガ
「イリヤッド」秦の始皇帝の謎に迫る今回。始皇帝は不老不死の薬だと信じてアマルガム(水銀の化合物)を飲んで死んでしまったというおはなしでした。兄と弟の確執もあって面白く読みました。さて、今週は西安にて餃子を食べております。うまそう~、場所柄からいって羊肉かな。
連載100回記念のプレゼントがなんと「ルーペ」。老眼世代にはまことにありがたい品物ですので、奮って応募したいと思います!

「弁護士のくず」勝手に婚姻届を出されてしまったと訴えるヒモ男・新人(ニイト)。父親に反発して家出したのだが、かれこれ5年も女に囲ってもらっている。結婚したっていいじゃないの、ヒモのくせにうらやましい。でも真実を知り凌子は身を引くのだった。新人の父も話を聞いてみたら極悪人というわけでもないのであります。かように人間悪いところばかりじゃないと思わせてくれてほろりとくるようなお話でした。

「あんどーなつ」朝顔の練りきりを題材に、なっちゃん株を上げるのまき。練りきりでは4つに筋を入れるのが決まりなのですが、実際の朝顔に即して5つに分けようといったわけです。それでどうしたって感じがしないでもない。それより田能久の若旦那がスゲー古臭いのでびっくりしました。口癖が「滅法界」で、飲むのは神谷バーの電気ブラン!大正時代にタイムスリップしたのかと思いました。若旦那の口調が西ゆうじ氏のブログの文章そっくりなのでさらにキモチワルイです。そして極めつけは男湯に飛び込んで土下座するなっちゃんでございます。

「プチッコホーム」前後編の前編。田舎から出てきて人を疑うことを知らない幸子ちゃん、あっさり詐欺に引っかかって2万円を差し出しています。こんなのも作者の手のひらのうえ、改心してお金を返しに来る展開だってあるしわかんないよな、とか思いつつ読んでるわたしは疑うことしか知らない女。無認可保育所に子供を預けて引き取りにこないっていうのはめぞん一刻でもありましたね。五代君が引き取る羽目になり、後で迎えにきたわけですが。

「黄昏流星群」死神とか人妻の娼婦とか思わせぶりな登場人物だったのに、これがひいばあちゃんが子孫を救ってくれたという御伽噺に大変化。

「蔵人」せっちゃんとクロードが急接近ですね。次回あたりには婚約しそうな勢いです。

「最強伝説黒沢」ホームレスたちがついに立ち上がった!で、意外に強い!
黒沢は「・・・敬意を払うべきだ・・・!勇者に・・!つまり・・立派に生きた人たちに・・・!仮に・・・立身や栄達とは無縁・・・そんな人生だったとしても・・・立派・・・!あるはずなんだ・・そういうこと・・・!」と語り始めます。それも正しいだろう、でもいまホームレスたちは勇者で勝者にならんとしているのでした。

ホットドッグ大会におけるトーキョースタイルについて

2006年07月19日 | 大食い早食い
早食い大会においていろいろなテクニックを編み出してきた選手たちでございますが、トーキョースタイルについて考察してみたいと思います。

普通に食べてたら敵に勝てないのは道理で、かつて中島選手が編み出した「トーキョースタイル」はもはやホットドッグ大会に不可欠のものとなりました。

トーキョースタイルとはどのようなものか、「TVチャンピオン大食い選手権」の用語辞典を紐解きますと
「tokyoスタイル・毎年7月4日のアメリカ独立記念日におこなわれる、ネイサンズ主催のホットドッグ早食い競争で、ホットドッグをソーセージとパンに分け、別々に食べるスタイル。早食いで編み出された日本人独自の早食いスタイルである。一緒に食べるよりスピードがでる。パンは水につけさらに飲み込みやすくする」
とあります。

1997年の1月3日特番のホットドッグ大会において日本代表として中嶋広文氏が参加し、エド・クラーチーと直接対決をはたします。(ネイサンズ公認)。開始3分後からこのセパレート方式を採用したものです。ホットドッグを分解し、パンを水につけて先に食べ、あとでソーセージを食べるというこの方法で一気に前年度チャンピオンのエド・クラーチーを抜き、23.5本で勝利しました。これはのちにトーキョースタイルと呼ばれるようになります。

ホットドッグ自体を水につけるやり方はアメリカでは以前から行われており、エドも水につけて食べていたのです。

2001年小林尊君が初参加したこの年、「トーキョースタイル」を越える「ソロモンメソッド」と呼ばれる方法で優勝しました。パンとソーセージを分けて食べるトーキョースタイルにかてて加えて、ソーセージを半分に割って口に入れ、水につけたパンで押し込むというもので、単純に考えてもスピードが倍になるという画期的な方式です。事実それまでの25本と1/8(新井和さんの記録)を上回る50本と言う驚異的な記録をたたき出しています。

もっともこれは小林君の嚥下力と胃の容量があればこそのもので、今年に至るまで50本はおろか、40本に届く選手も登場しなかったのでした。

人間が60本を越えるのは夢なのでありましょうか。いや、新たな方法が発明されたならそれもまた可能になるかもしれません。