まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.888 しまなみの旅(5)・・・多々羅大橋

2018-01-10 10:39:23 | 瀬戸内
おはようございます。













更新のペースは鈍っていますがしまなみの旅秋編、走りの方は快調に生口島へと入りました。今回はもう何年も前に初めてしまなみ海道を走って以来南ルートを走りました、島の中心は瀬戸田、その他にも見所がいろいろとある北ルートに比べるとこちら側は目には暇な風景が続く所、距離は約10キロ、ここは新鮮な気持ちで・・・とは言ってももうその時のことはほとんど覚えてないので改めて初めて走る気持ちで行ってみようと思います。橋を下りてしばらく走ると海の向こうに見えるのは芸予諸島のひとつ岩城島、前に岩城島を走った時にフェリーで生口島に渡ったので橋から洲江港の区間だけは久しぶりの走りとなる。ここから先はもう初めての区間と言ってもいい所、目に入ってくる風景をキッチリと焼きつけて行くこととしよう、しかしさっきまではたくさんのサイクリストが走っていたのに、南ルートに入るとほとんどその姿を見かけなくなった、みんな北ルートを走っているのだろう、向こうは賑やかだろうな~、こっちは寂しいな~、その分打ち寄せてくる波の音が心地いい。しかしその海もやがて見えなくなり集落の中へと入って行く、車が度々通り過ぎて行くだけで人の姿はほとんど見かけない、こうなるとやはり寂しい気持ちになってくる。途中で軽く峠を越えて坂を過ぎるとまた目の前には海が広がって来る、向こうに見えているのは方角的には伯方島か、かすかに大三島橋が見えている、今回はあの橋は渡らない、この先の予定では大三島に入ってそこで折り返し、再び生口島へと戻って・・・とかいろいろと考えているうちに次に渡る多々羅大橋が見えてきた。












橋の入口からは山裾にレモンやシトラスが栽培されている畑の中を緩やかなカーブと上り坂で進んで行く。南ルートではほとんど見かけなかったサイクリストもこの道に入るとまたたくさん見かけるようになってきた、時間もちょうど正午に差し掛かろうかという頃、四国へ向かう人も多いが逆に尾道へと向かう自転車も多い。1日あれば十分走れるコースだから、休日の時間を有効に使って入っている人が多いんだろうな~なんて思っていると関西から日帰りで来ている自分(一人称)の余裕のなさが情けなくなってくる、大三島に入ってしまったらそこでもう折り返しか、せっかくここまで来てるのに先に行けないのが残念だ・・・と言うことで年末の旅はこの旅で行くことができなかった大三島~今治を走ることと決めた。さて、上り坂はどこまでも緩やかで苦にはならない、山裾に植えられた樹には果実が実っていてかすかに酸っぱい匂いが漂ってくる、写真を見ると上空は雲が多そうだが陽射しはたっぷりとあって10月と言ってもまだまだ暑さを感じる、いい天気に恵まれて本当に良かった、久しぶりのしまなみの旅、このところ週末は台風やら雨やらでなかなか満足に走れなかったが、晴れてくれてよかった、走りの方はますますテンションが上がっていよいよ多々羅大橋へと入って行く。










多々羅大橋は一時は世界最長の斜張橋とも言われた橋、今は世界第5位と言うことだが日本では一番の長さ、その巨大さには見るだけでも圧倒される。橋の上は風が待っていて少し肌寒い、車は自動車道を余裕なく通り過ぎて行くが、自転車は風景が見たいと思ったら止まることができるのがいいところ、眼下に望む瀬戸内海の島々を手につかむ様に四角い枠に収めていく。大三島川からやって来る人も多く、すれ違う際には挨拶を交わしてくれる人も、自分(一人称)は旅でもあまり人に関わらない質の人間だが、挨拶を交わしてくれるのは普通に嬉しいこと、さわやかな気分で橋を先へと進んで行く。途中、橋の欄干の一番真ん中に来た所にあるのが写真4枚目~6枚目にある「多々羅鳴き竜」、写真5枚目にあるように看板に書かれている通りここで手を「パチ~ン♪」と叩くと・・・まあどうなるかは実際に行ってやってみて!文字にはしづらい現象が起こります、ただ行くなら自転車か歩きでね、車は途中で止まったらパトカーが鳴きながらやって来るから。そんなわけでたくさんのサイクリストで賑わう多々羅大橋、途中で広島県と愛媛県の県境を通り越えて結構長い距離を渡り切って大三島へと入る、自転車道をサア~ッと下りて行くと「サイクリストの聖地」と呼ばれる場所へと・・・おっと、どうやら今回はここらで時間となったようです、また次回も気楽にお越しくださいませ。         まちみち












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