徒然なる野鳥のままに悠々散歩

週末には近くの公園、丘陵や海岸を散歩しながら野鳥の撮影を楽しんでいます。

ヨシゴイくんの給餌

2020-07-31 | 野鳥
ヨシゴイくんが餌場から巣に戻ってくると、ひなたちが急にざわつき始めます。


写真の左が親鳥で右がひなです。


ヨシゴイの給餌を観察していると、餌の受け渡しは、どうもひなのクチバシが親鳥のクチバシをはさむような形で行われているようです。


ひなはよほどお腹が空いていたせいかどうかはわかりませんが、クチバシで親鳥の頭をはさんだりもしています。


給餌が終わって、親鳥が飛び立とうとしているところです。親鳥の背中と翼との間からひなの可愛い顔が垣間見れます。




アオサギさんの羽繕い

2020-07-30 | 野鳥

先日、松の枝にとまって羽繕いをしているアオサギさんを見かけました。


アオサギは日本で繁殖するサギの仲間の中では最も大きな鳥です。青みがかった灰色の羽毛で覆われているのでアオサギと呼ばれれています。



ふだんは河原や水田でよく見かけますが、手入れが行き届いた松の枝にとまっていると、何だかいつもより格調高く見え、絵になる風景です。

頭に黒い2本の冠羽があり、チャームポイントになっています。




羽繕いをしているところです。

胸にある白い飾り羽が繊細でとてもきれいです。


体のまわりには羽繕いした後の羽毛が舞っています。

ちなみにアオサギの寿命は20年ぐらいだそうです。

ササゴイさんの羽繕い

2020-07-29 | 野鳥
先日、小雨の降る中、枯れ木のてっぺんから遠くのほうを眺めているササゴイさんを見ました。前にも同じ場所で見かけたことがあるので、どうもお気に入りの場所のようです。ササゴイは樹上に巣を作ることが多いので、きっと近くに巣があるのかもしれません。


ササゴイさんはいろいろなポーズで羽繕いをしていました。


まず、首の右側を


次いで、首の左側を


そして、胸の辺りを


さらに前屈してお腹のほうの羽繕いをしています。


でも、さすがに自分の頭や顔の辺りはクチバシが届かないので、足を使って掻いています。
足で掻くときは頭の冠羽が必ず逆立つので面白いですね。

ちなみに、羽繕いには尾羽の付け根から分泌される脂と主に胸にある粉綿羽という特別な羽から出る粉をつけて整えることによって、水分や汚れから体を守る働きがあると言われています。健康を保つにはなくてはならない行動のようです。


ササゴイさんのダイブシーン

2020-07-28 | 野鳥
先日、早朝にササゴイさんのダイブシーンを撮影してみました。

枝にとまって、獲物となる魚に狙いを定めています。


ダイブするポイントまでの距離と時間を短縮するために、できるだけ首を長〜く伸ばして最良のダイブするタイミングを計っています。緊張の一瞬ですね。


入水時の写真ですが、ササゴイさんのダイブが速すぎて、当然のことながら私の反射神経ではカメラのシャッターを押すのは間に合いません。


水面から飛び出してきたところです。












残念ながら、今回の狩は失敗に終わったようです。この後も再度、ダイブを試みましたが、成功しませんでした。
狩の成功率はいったいどのくらいなのでしょうね。

飛び立つヨシゴイくん

2020-07-27 | 野鳥
ひなたちへの給餌が終わったばかりだと思っていたら、食欲旺盛なひなたちのために、またすぐに餌を探しに出かけなければなりません。親鳥はゆっくり休む暇もなく何かと大変です。

その飛び立ちシーンがこちら↓

ヨシの茂みの中にヨシゴイくんと足元のほうにひなの上半身がチラッと見えます。
立ち姿はとても凛々しいです。


さて、いよいよこれから飛び立つところです。


前方にあるヨシの茎に左足をかけて蹴り出すようにして、飛び出すための勢いをつけています。




飛び立った瞬間

ヨシゴイくんの飛び立つ格好もなんだかユーモラスな感じがしますね。







今日のヨシゴイくん

2020-07-26 | 野鳥
今日も夏の暑い中、ヨシゴイくんは5羽のひなたちのために、巣と餌場との間を何度も何度も往復していました。頭頂部に青みがあるので、オスのお父さん親鳥です。
働き者のお父さんで、せっせせっせと餌を運んでいます。

その飛翔シーンはこちら↓

















ヨシゴイくんの飛翔時の黒色の風切り羽はヨシ原の緑によく映えて、夏の風情を感じさせてくれます。
それに飛んでいる姿も美しいですね。

羽ばたく練習をしているヨシゴイの子供

2020-07-25 | 野鳥
今日も昨日に引き続き、ヨシゴイの子供の観察です。


今日はヨシゴイの子供はその場で羽ばたく練習をしているようでした。



まだまだ幼鳥ですが、翼をひろげた姿は躍動感があり、またその羽模様はとてもきれいです。



まだ、大空に向かって飛び立つことはしませんが、枝から枝へ飛び移ることはできるようになっていました。いずれ成長して飛び立つ日が楽しみですね。




今日のヨシゴイの子供たち

2020-07-24 | 野鳥
ヨシゴイくんの子供たちが、親鳥が餌を運んでくるのを待ちわびなから並んでいる姿はとても可愛いものです。


右向け右みたいなことをしています。


こちらは左向け左


そして、斜め前を向いて

同じ方向を向いたりしているのは面白いですね。

でも、時にはお互いに向かいあったりして仲良くしています。

ヨシゴイは自分の身に危険を感じだときは体や首を伸ばして擬態する習性がありますが、幼鳥の頃からその習性は備わっているようです。
ちなみに、写真左側の幼鳥の方が首や体をを伸ばす回数が多く警戒心が強いようですが、さすがに上空を大きな鳥が飛んで行ったときは二羽ともに首や体を長〜く伸ばしていました。




今週のヨシゴイさん

2020-07-24 | 野鳥
雨模様のお天気の中、先週に引き続き、ヨシゴイを撮りに出かけました。

枝へのしがみつき方がなんとも言えないぐらいに面白いです。

リラックス姿勢は体がぷくっとして可愛いです。

首と体を長〜く伸ばしている姿もなんだかひょうきんな感じがして可愛いですね。





頭から首筋にかけて躍動美があります。念入りに羽繕いしていますが、どこかかゆいところでもあるのでしょうか。

ヨシゴイには、目下、ひなたちが生まれていて、親鳥はその給餌で大忙しです。


ゴイサギの幼鳥はホシゴイと呼ばれています。

2020-07-22 | 野鳥

サギたちのコロニーにはゴイサギもいます。


ゴイサギの幼鳥は、黒褐色の羽の白い斑点を星にたとえて、ホシゴイとよばれています。

成鳥とはあまりにみかけが違うので最初は別の種類の鳥なのかと思ってしまうほどです。

ちなみに成鳥の色彩になるまでに3年ほどかかるそうです。

他のサギたちが活発に活動している中、日中は木のしげみなどで休憩しています



首を伸ばした姿は可愛いですね。

ゴイサギの成鳥はこちら↓

ところで、ゴイサギの名前の由来ですが、『平家物語』の中に醍醐天皇の宣旨に従って捕らえられたために正五位を与えられたというくだりがあり、そこからきているとも言われています。

繁殖活動をしているサギたち

2020-07-21 | 野鳥
サギたちが繁殖しているコロニーを望遠でのぞいてきました。ここはダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、ゴイサギが営巣している混合のコロニーです。
生まれたばかりのひなもいれば巣立ち直前のひなもいたりして、鳴き声も振る舞いもいろいろと賑やかな場所です。


コサギの親鳥と生まれてまだ間もないひなたち



コサギの親に餌をせがむひなたち


アマサギの親に必死にむらがるひなたち。
親も大変そうです。



おそらくチュウサギの巣だと思われます。


ダイサギがいる巣
ダイサギは首とクチバシがとっても長いシラサギです。

親鳥は巣と餌場との間を頻繁に往復して、ひなたちに餌を与えています。飛翔シーンはこちら↓

ダイサギ

アマサギ




忍者のようなヨシゴイ

2020-07-19 | 野鳥
今週も先週に引き続き、ヨシ原に住むヨシゴイを撮影してきました。


首をすぼめているヨシゴイはぷっくらしていて可愛いです。



ふだんはこんな感じですが、



ヨシゴイは自分の身に危険を感じると上を見上げて首と体を大きく伸ばし、自らの姿をヨシに見せかける擬態をします。

ヨシの茎にしがみついている姿はまるで忍者のようです。

首を伸ばしているヨシゴイもなんだかひょうきんな感じで可愛いですね。


雨の中、水浴びをするヒクイナ

2020-07-18 | 野鳥
梅雨の雨が降る中をヒクイナが歩きまわっていました。ちなみに、飛んでいる姿はまだ見たことがありません。

羽毛が水をよく弾いています。


常に尾羽をピコピコと上下に振りながら歩く後ろ姿はなんだか可愛いです。



餌を探し回っているところ


ヒクイナの足は太くしっかりとしていて指も長いので泥地や湿地でも足をとられることなく、自由に歩き回ることができます。



大雨の降る中、水浴びをしていますが、よほど、きれい好きな鳥なんでしょうね。


水浴びをした後、念入りに羽繕いをしています。


「ギョギョシ、ギョギョシ」と大声でさえずるオオヨシキリ

2020-07-17 | 野鳥
先日、アシ原でギョギョシ、ギョギョシと大声でさえずっているオオヨシキリを撮影しました。多数がさえずっているとうるさく思うことさえある鳥です。
ちなみに、オスは繁殖期の時には夜通し、さえずり続けることもあるようです。

オオヨシキリの口の中はオレンジ色をしています。

垂直なアシの茎にしがみつくようにしてとまっています。





オオヨシキリのさえずりは夏の風物ですね


「ミョウガの妖精」と呼ばれるヨシゴイ

2020-07-15 | 野鳥
先週末、雨降りのお天気の中、近くのヨシ原でヨシゴイを撮影してきました。
ヨシゴイは夏になると繁殖するために日本にやってくる渡り鳥で、名前のとおりヨシ原に住んでいます。サギの中で最小の鳥だそうです。











ミョウガの妖精と言われるだけのことはあって、姿、形がミョウガに似ています。




ヨシゴイは姿勢や見る角度によって、とても多彩でユニークな鳥です。

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