徒然なる野鳥のままに悠々散歩

週末には近くの公園、丘陵や海岸を散歩しながら野鳥の撮影を楽しんでいます。

ケリの飛翔(3)

2021-06-30 | 野鳥
ケリの着陸シーンからです。


巣の周りをちょこまかとコチドリがうろついていたので、大きな声を出して威嚇しながら着地するところですが、とても怖い形相をしています。












ケリの飛翔(1)のブログ記事は
ケリの飛翔(2)のブログ記事は↓

珍鳥 ブロンズトキ(3)

2021-06-29 | 野鳥
ブロンズトキの滑空シーンからです。
着陸のために旋回しているところです。




























ブロンズトキ(1)のブログ記事は↓
ブロンズトキ(2)のブログ記事は↓








コン、コン、コンと鳴くヒクイナ

2021-06-28 | 野鳥
今シーズン、初めての撮影です。
ヒクイナは夏鳥として飛来するクイナの仲間です。
警戒心がつよく普段はヨシ原などの茂みの中にいてなかなか姿を現しませんが、時々、水浴びや餌を探しに縁の方に出てきます。
ヒクイナの「コン、コン、コン....コココ....」と徐々に早口になる特徴的な鳴き声は、古くから「水鶏(くひな)の戸たたき」として親しまれています。
撮影時にも鳴きながら歩いていました。


脚は太くてしっかりとしていて足趾も長いので、足場の悪い湿地や泥地でも脚をとられることなく自由に歩くことができます。
虹彩と脚は燃えるような赤色をしています。
顔から胸にかけて赤褐色です。

















近年、農薬の使用などで餌になる昆虫類が減少してきているため、ヒクイナの個体数は減少傾向にあるようです。


フクロウの仲間 アオバズク

2021-06-27 | 野鳥
アオバズクは日本に東南アジアなどから夏鳥として飛来するフクロウの仲間です。
フクロウの仲間には語尾にズクがつくものか多く、青葉が茂る頃に渡ってくるので、このような名前がつけられたようです。
大木の樹洞に巣を作ります。


日中は枝にとまってじっとしていることが多いです。





時折りカラスが近くを飛んできたりするとうっすらまぶたを開いたりもしますが、ほとんどまぶたを閉じています。
夜に活動し、主としてセミやカブトムシなどの大型の昆虫を食べますが、ネズミや小鳥を捕食したりもします。

繁殖期にはメスのみが抱卵し、オスは見張りをします。






以前に同じ場所で撮影した別のアオバズクの写真ですが、お目目をパッチリと開いた状態はこんな感じの鳥です。



目力が強く、とても鋭い爪を持っています。






トビの飛翔(3)

2021-06-26 | 野鳥
「トビがタカを産む」という言葉のように、トビは雑食性で狩をする他のタカ類より劣って見られがちです。
しかし、トビは動物の死骸のほか魚やネズミ、トカゲ、ヘビなどの小動物を捕食したりもします。

海上でのトビの飛翔シーンからです。










翼角の部分は人間の手関節に相当し、手関節から先の骨に付着している羽を初列風切(しょれつかざきり)と呼びますが、初列風切が羽ばたくことにより推進力が生まれます。

その力強い羽ばたきにはダイナミックさがあります。

また人間の肘関節から手関節までの前腕に相当する部分に付着する羽を次列風切(じれつかざきり)と呼び、風を受けることにより飛ぶ時の揚力が生まれます。
翼の先端はトビの場合は翼裂といって6つに分かれていますが、その隙間を気流が通ることにより低速飛行時の乱流の発生を防ぎ失速を防ぐ働きがあるようです。

ちなみに尾羽は飛行の安定、方向転換、ブレーキの役割をします。






カルガモ親子のその後

2021-06-25 | 野鳥

2羽のひなが親に連れられて元気そうに河川の水辺を泳いでいます。

前回見た時より明らかに体も大きくなり、足取りもしっかりとしていて、無事にすくすくと育っている様子がわかります。

成長とともにだんだん大人のカルガモに特徴が似てきます。





2羽のひなはいつもだいたい同じ方向を向いています。







とても可愛らしい仕草です。

前回のカルガモ親子のブログ記事は↓




夏の風物詩 オオヨシキリ

2021-06-24 | 野鳥

オオヨシキリは夏鳥でヨシ原に生息しています。

「ギョギョシ、ギョキョシ」と大きな声でさえずることから、「行々子」の別名があります。


オオヨシキリはそれぞれ自分のお気に入りのソングスポットを持っています。






繁殖期のオスはヨシの茎にとまり、最盛期には夜通し鳴き続けます。
これはオオヨシキリは一夫多妻で、広い縄張りを確保しつつメスに求愛するためです。
アピールする時はヨシの茎の上の方に上がってきて、空に向かって大きな口を一杯に開けて鳴きますが、その時にオレンジ色の口の中がよく観察することができます。











鳴いている時は頭の毛が逆立ちます。また体全体が震えます。




ダイサギの羽繕い

2021-06-23 | 野鳥
シラサギは白色をしたサギ類の総称ですが、体の大きい順にダイサギ、チュウサギ、コサギの3種類がいて、それにアマサギがいます。

ダイサギが河川で羽繕いをしているところを撮影しました。

ダイサギは繁殖期には婚姻色として目先が青緑色をしていますが、体全体が白色の中での青緑色はよく映えます。
また、背中の繊細な飾り羽が風になびいてとても美しいです。

片脚でいろいろなポーズで羽繕いをしていますが、細い脚で絶妙なバランスをとっています。











脚で掻いている仕草は可愛いらしいです。
他のサギ類でもそうですが、脚で体を掻く時は頭の毛が逆立つことが多いようです。

飛び立ちのシーンからです。







ちなみにダイサギは大型の鳥ですが、ハクチョウやカワウの飛び立ちとは異なり、助走なしでも脚で川底を蹴って大きく羽ばたくことによって離陸することができます。



カワガラス(4)

2021-06-21 | 野鳥
カワガラスは渓流に生息する焦げ茶色の地味な鳥です。
ずんぐりとした体型でミソサザイをひとまわり大きくしたような感じの鳥です。
カラスという名前はついてはいますが、カラスの仲間ではなくカワガラス科という独自の科に属しています。

カワガラスは川の速い流れも苦にしません。
水中に頭を突っ込んではクチバシで川底の石をひっくり返しながら虫を探しています。
流れが速くて傾斜があり、不安定な場所でも足趾でしっかりと川底を捉えて流されないように体を支えています。





羽毛には撥水性があり水をよく弾いているのがよくわかります。
羽毛の隙間に蓄えられた空気の層が超撥水性を生み出し、また体の熱を外に逃がさないようにしているようです。














珍鳥 ブロンズトキ(1)

2021-06-20 | 野鳥
ブロンズトキは東南アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカなど熱帯から温帯地域に広く生息するトキ科の鳥ですが、日本ではほとんど見られない鳥です。
本来の渡りのコースから外れたいわゆる迷鳥です。

先日、ブロンズトキがチュウサギ、コサギ、アマサギと一緒に水田で採餌しているところを撮影しました。
 

クチバシは長くて下側に大きく湾曲していますが、なんだか羽繕いに都合が良さそうです。
顔の露出部は水色で縁取られています。

ブロンズトキという名前にふさわしく、頭から胸は鮮やかな銅色で翼は黒っぽいですが、光のあたり具合によっては輝いて見えます。

背後にはコサギとアマサギがいます。
脚で体を掻く時は頭の毛が逆立ちます。










体をブルブル震わせて、羽繕いした後に体についていたチリを落としています。


左はチュウサギですがブロンズトキの体の大きさはチュウサギとほぼ同じぐらいです。









身近な鳥 イソヒヨドリ

2021-06-19 | 野鳥
イソヒヨドリは海岸で見かけることの多い身近な鳥です。
堤防にいたオスです。


オスは背中の暗青色、翼の濃紺色、お腹の赤茶色のコンビネーションがとても美しい鳥です。



お腹を下ろして休んでいるところです。

メスが欄干にとまっていました。

メスはとても地味ですが、地味なりの美しさがあります。
お腹のウロコ模様もきれいです。













トビの飛翔(2)

2021-06-18 | 野鳥
トビは空高くあまり羽ばたかずにピーヒョロロと鳴きながら旋回する姿を時々見かけたりしますが、「とんびがくるりとと輪をかいた ホーイのホイ」と古くは夕焼けとんびの中にも歌われています。

海上でのトビの飛翔シーンからです。

飛翔時の特徴は翼先端近くの白斑が目立ち、開いた尾羽は角尾といって三味線を弾くバチの形に似ています。

鉤状のクチバシは他の猛禽類にも負けておらず、翼を広げると1.6mにも及び、その羽ばたく姿には迫力があります。


















額板が赤いバン

2021-06-17 | 野鳥
バンの額からクチバシにかけての肉質の部分を額板といいますが繁殖期には鮮やかな赤色をしています。

ずんぐりした体型で重そうですが、足趾が大きいので足場の悪いところでもバランスをとりながら歩くのが上手です。
逃げ足も速いです。















泳ぐのが苦手で、泳ぐ時は頭を前後に振りながら進みます。






チュウサギの給餌

2021-06-17 | 野鳥
チュウサギにひなが誕生しています。
ひなが親に食べ物をねだっていますが、その給餌シーンは迫力があります。




サギ類の給餌は採った餌を直接与えるのではなく、一度飲み込んだものを口に戻して与えます。



順番にひなたちに餌を与えています。

その給餌の仕方はひなが親のクチバシを挟むような形で口移しで行います。

ひなたちも生きるために必死なので、餌を貰う時の形相は怖いです。









生存競争の厳しい世界です。



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