翼鏡は構造色のため、光のあたり具合によって緑色に見えたり青色に見えたりします。
羽繕いしています。
顔を背中の羽の中に埋めるようにし、片脚を羽の中に折りたたんで一本脚で休んだり眠ったりします。
絶妙なバランス感覚です。
マミチャジナイは秋早くに日本に立ち寄る渡り鳥で、ツグミの仲間です。
冬には東南アジアへ渡ります。
先週末、近くの丘陵でマミチャジナイを撮影しました。
マミチャジナイってなんだか変わった名前ですが、その由来は「マミ」は眉、「チャ」は茶、「ジナイ」は古いツグミの呼び名「シナイ」が濁ったもので、眉のある茶色のツグミといった意味のようです。
エナガは体重7g程度、全長約14cmの日本最小クラスの鳥です。
秋になると、山地の林から平地、公園でよく見かけられます。
十数羽程度の群れを作って林から林へ移動していますが、混群といってシジュウカラやヤマガラなどの他の小鳥と群れを作ることがよくあります。
見た目がとっても可愛らしく、白くて丸くてフワフワ、モフモフした感じです。
近くの公園でジョウビタキが見られる季節になってきました。
ジョウビタキのオスは愛称でジョビオ、メスはジョビコと呼ばれています。
オレンジ色の姿をした温かみのある冬鳥で、中国やロシアから渡ってきます。
人里近くで行動し、縄張り意識が強いので、比較的に観察しやすい鳥です。
秋は木の実を食べたりしますが、冬は越冬する虫類を食べるので他の小鳥たちのように群れで行動することはありません。
頭は灰色で顔は黒色をしています。
翼に白斑があり、紋付き袴の紋に例えられます。
ちなみにこの鳥をモンツキドリと呼ぶ地方もあるそうです。
ジョウビタキの名前のジョウは漢字で「尉」と表記され、能楽の翁を意味しますが、オスの灰色の頭が男性の白髪に似ていることに由来します。
また、ヒタキは漢字で「火焚」でヒタキ類のヒッヒッという鳴き声が火打石をたたいた音に聞こえることから名付けられたようです。
ヒヨドリという名前は「ヒーヨ」という鳴き声に由来すると言われています。
留鳥として全国に分布し、市街地、公園から山地まで日本ではどこでも見られる一般的な鳥ですが、世界的にみると分布は日本周辺に限られた珍しい鳥です。
ヒヨドリは果実や花の蜜を好むので、花の受粉や種子の散布に貢献しています。
早春には椿や桜の花に顔を突っ込んで蜜を吸っている姿をよく見かけます。
また、ヒヨドリの飛び方は独特で、短く羽ばたいて上昇しては翼を畳んで滑空する動作を繰り返す波状飛行をします。
さらに空中で止まるホバリングもできる飛行能力の優れた鳥です。
マガモはカモ類の代表種で、冬鳥として全国に飛来し、湖沼や河川、海岸、公園の池などでごく普通に見られます。
今週、池でマガモも撮影しました。
この時期はエクリプスといって非繁殖羽のオスを見ることができます。
クチバシは黄色で、体は灰色、胸は茶色をしています。
地上を歩きながら昆虫類を捕食しますが、フライングキャッチも得意です。
キセキレイは繁殖期には主として渓流に生息していますが、冬季には平地に降りてきて市街地の公園の水辺などでみることができます。
今週末、近くの公園でキセキレイを撮影しました。
地上を歩きながら昆虫類を探して捕食しますが、フライングキャッチによる捕食も得意です。
顔には白い眉斑があります。
夏羽はオスの喉は黒く、メスの喉は白いのですが、冬羽はオスの喉が白くなります。
胸から体下面は黄色ですが、オスの夏羽は黄色い部分が鮮やかな色に変化します。
尾羽は黒く外側尾羽は白いです。
尾羽を上下にフリフリしながら歩く姿がとても愛らしいです。
セグロセキレイは日本固有のセキレイです。
歩いて昆虫類を捕食するほか、飛んでいる昆虫類をフライングキャッチしたりもします。
河川や湖沼、池などの水辺に生息しています。
単独かつがいで縄張りを持っていますが、縄張り意識がとても強いので、他のセキレイを追いかけまわしたりするシーンをよく見かけます。
尾羽は長くて黒く、外側は白色をしています。