ハマシギ
2021-09-29 | 野鳥
ハマシギは地域によっては大きな群れを作りますが、近年その個体数は減少してきているようです。
白い眉斑があり、クチバシは体の大きさの割に長くて下の方にやや湾曲しています。
体の上面には黒褐色の軸斑があり、白い羽縁によりウロコ状に見えます。
また胸から腹部にかけての黒斑は縦に連なり腹部で密になっているのは幼鳥の特徴です。
頭全体を水中に突っ込んで採餌したりもします。
夏羽のハマシギの以前の記事は↓
ダイサギは海岸、湖沼、干潟、水田などいろいろなところで観察できる身近なサギ類です。
ダイサギには日本で繁殖する亜種チュウダイサギと大陸から冬鳥として渡来する亜種ダイサギがいます。
写真は亜種チュウダイサギです。
海辺のダイサギは白い羽色が背景の青い海や空によく映えます。
飛び立ちのシーンです。
ちなみに亜種ダイサギについての以前の記事は↓
水張り田で採餌中のセイタカシギです。
セイタカシギは長いピンク色の脚と鋭く尖ったクチバシが特徴的です。
また「水辺の貴婦人」と称されているように気品のある鳥です。
時々、頭全体を水中に突っ込んで採餌します。
鳥の脚で一見、膝に見える関節は人間の足関節に相当し、それより上が脛(すね)、下が跗蹠(ふしょ、ふせき)といって人間の足の甲の部分に相当します。太腿の部分は羽毛に隠れてみえません。
標識は右脚の脛と跗蹠にそれぞれ青色のフラッグ、左脚の脛に金属リングがついています。
そのフラッグと金属リングの位置によってどこで調査放鳥されたかわかるようになっていますが、このトウネンは北海道紋別市コムケ湖で放鳥されたようです。
タカブシギはユーラシア大陸北部で繁殖し、アフリカ、東南アジアなどの熱帯地方で越冬します。
日本には春と秋に旅鳥として飛来し、水田や湿地などで小さな群れを形成して昆虫やミミズを食べたりします。
淡水域のみに見られ海岸にでたりすることはありません。
しかし、その飛来数は減少傾向にあり環境省の絶滅危惧種II類に指定されています。
とても地味な鳥ですが背中に白斑があり、白い眉斑が眼の後方まで伸びているのが特徴です。
「ピピピピッ」と連続した声で鳴き、飛び立ちの際にによく聞かれます。
ミユビシギが大きな群れを作って打ち寄せる波に追われるように、引いていく波を追いかけるように、波打ち際を行ったり来たりを繰り返しています。
その動きは群れとしてシンクロしていますが、チョコチョコと動きまわる姿はとても可愛いらしいです。
さすがに動きっぱなしでは疲れるせいか、休むときは群れで一斉に休みますが座り込んでいるものいます。
活動再開です。
前回、観察時よりは羽は白っぽく、すっかり冬羽になっています。
その動きは群れとしてシンクロしていますが、チョコチョコと動きまわる姿はとても可愛いらしいです。
さすがに動きっぱなしでは疲れるせいか、休むときは群れで一斉に休みますが座り込んでいるものいます。
活動再開です。
コアオアシシギは脚が長くて背が高く、一見セイタカシギにフォルムがにています。
コアオアシシギとアオアシシの大きさを比較した写真ですが、左がアオアシシギ、右がコアオアシシギです。
また類似種のアオアシシギよりはひとまわり体が小さく、コアオアシシギのクチバシが真っ直ぐ細長くて先がとがっているのに対して、アオアシシギのクチバシは太くて微妙に上に反っています。
いずれもアオアシと名前はついていますが脚は黄緑色をしています。
これは古くは緑色のことをアオと呼んでいたことに由来します。
コアオアシシギとアオアシシの大きさを比較した写真ですが、左がアオアシシギ、右がコアオアシシギです。
全体的に褐色味が強く上面の黒褐色の軸斑が目立つのでエリマキシギの幼鳥と思われます。
エリマキシギは名前のとおりオスの夏羽は鮮やかな襟巻をつけたような姿になるのですが日本では完全な夏羽を見ることはありません。
オグロシギの羽繕いのシーンからです。
クチバシや脚を使ったり頭を体になすりつけるなど、さまざまなポーズをとって体のあらゆる部位の羽繕いを行っています。
ちなみに尾羽の付け根には尾脂腺があり、脂をクチバシにとって全身の羽に塗りつけることにより羽の撥水性を高めています。
頭をカキカキしています。
頭をカキカキしています。
先週末のヒクイナの幼鳥ですが大きくなっています。
幼鳥は地味な色合いで保護色になっています。
稲穂を啄んでいます。
ヒクイナのひなの記事は↓
幼鳥は地味な色合いで保護色になっています。
稲穂を啄んでいます。