キツネとタヌキ

久し振りに特に理由も無く胃が痛くなった。。

今日の初っ端のお客様は９０歳位の「大お婆ちゃん」と７０歳位の「小お婆ちゃん」だった。
ちょっとした森の様の所を通っていると・・・。


大婆　「この辺はタヌキが出そうだね～？」

小婆　「いや～、浜松もまだタヌキでるよ～。大婆さん！」

大婆　「タヌキと言えばワシも小さい頃はよく化かされたもんだった～～～」

小婆　「タヌキは、いいさ、タヌキはいっぺんタヌキ汁食べれば、もう化かされんから」

大婆　「そうだ！そうだ！　タヌキ汁は不味かったなぁ～」

小婆　「しかしキツネは悪いキツネはタチが悪かった～。私の所でも
　　　　　化かされて家に帰ってこれんでそれきりって人が何人かいたで～」

大婆　「あー、そりゃダメだ、キツネはタバコの嫌いなんじゃ！
　　　　　憑かれたらタバコを吸うと逃げてくに～」

小婆　「あーでも、憑かれても１ヶ月位で出て行くなぁ？
　　　　　出た後が大変だに、布団にキツネ毛やらなんやらで・・・」

大婆　「憑かれとる時、食欲無いけど、何か欲しいかキツネは聞くと必ず言うよな～」


大婆小婆　「油揚げ！！」

私　　　（それは出来すぎだろ！！）　　思いましたが無言で運転・・・・・。

その後も大婆と小婆の狐に化かされた談義は続くのだが・・・・。

この大婆、小婆、別段ボケている風でも無く、かくしゃくとしているのだが・・・。
「そんな訳ないだろう！！」と普通ならば思うだろうが、
あまりに、まことしやかにキツネに化かされた思い出話するものだから・・。不覚にも
「意外にあるかも！！」思ってしまった・・・。


追伸　次のお客様のおばちゃんにその話して盛り上がったのだが１０分後には
　　　　「最近、細木数子を最近見無い話と三輪明宏と江原啓之」の話に変換されてた・・・。
　　　　（（まっとうな流れですね（汗）））