六和塔は銭塘江の北岸、月輪山に建つ。
六和塔は六合塔ともいい、民間伝承では少年六和くんが、
塘江の暴れ龍(…というと銭塘君か?)を懲らしめた記念に建てたとか(笑)。
歴史的には、北宋の開宝7(970)年、呉越王の銭俶(せんしゅく)が銭塘江を鎮めるために建立したらしい。
元々の塔身は9層、高さ50丈余り(約170m…本当か???)、治水祈願の他に、銭塘江の灯台としての役割もあったそうだ。
宣和3(1121)年、戦火で焼失。
月輪山麓の階段、ここを上がると六和塔が現れる。入場料30元(約390円)
現存する六和塔は中心に磚(せん=レンガ)造りの塔身がありその周りに木造の回廊が取り巻く。
塔身は南宋の紹興23(1153)年に再建、木造の回廊は光緒25(1899)年製。
八面七層、高さは約60m
…牌坊が木で埋もれているのは廃墟のようで考えもの(笑)
六和塔裏の六和泉池
六和塔付近は湧水が豊富。六和泉の源は天下第三の泉、虎ホウ泉と同じらしい。