二王廟は都江堰を開削した秦の蜀郡太守、李冰(りひょう)とその息子
李二郎を祭っている。
南北朝時代の創建で、興廃を繰り返している。
初めは「崇徳祠」といったが、宋代になると李冰父子が王に封じられ、
清代に二王廟と改称されたらしい。
現存するものは清代のものと中国名勝辞典には書いてあるが、
四川大地震で結構被害を受けた模様。
▼安瀾橋を渡ると二王廟の門。
▼門を入って左手の階段を上がる
▼「王廟」と書かれた山門
▼山門の先も階段。階段を上りきると左に更に上り階段。
▼踊り場の壁にある「深く灘を淘(さら)い、低く堰を作る」は
治水三字経といわれ、治水の経験則を後世に伝えている。
▼上りきった、と思ったら、またまた階段を上がって「二王廟」
以前はここの階段脇に諸葛亮像を作っていたが…。
地震でなくなったのか、改装されてなくなったのか。
▼二王廟の境内
▼屋根の上のオブジェ。神獣(?)、妖怪(?)、鬼(?)、今度調べてみよう。