小中学校時代の友人と花菖蒲を見に明治神宮御苑へ行きました。
原宿の駅で待ち合わせ。何十年ぶりにしてはあまり変わっていません。
参道の途中、左側に御苑の入口がありました。
ここが東門で維持協力費500円を納め、歩いて行くと大きな池が見えてきました。
白とピンクの睡蓮が咲き、大きな亀や鯉が泳ぎ回り、奥にはアオサギも。
この池は南池(なんち)と称される自然の古池なんだそうです。
先に進むと花菖蒲田が見えてきます。
花菖蒲は日本伝統の園芸品種で江戸系、伊勢系、肥後系など江戸時代から今まで
盛んに育成されているそうで、ここにあるのは江戸系の原種150種1500株です。
何と日本人好みの色と形なんでしょう。ずっと眺めていたい美しさでした。
この地は江戸初期には加藤家下屋敷の庭園で、加藤家が絶え井伊家の下屋敷となり、
明治時代に宮内庁の所轄になり、明治天皇が皇后のために菖蒲田を作らせたそうです。
花菖蒲田の奥に加藤清正が掘ったと言われる清正井があります。
ここ数年パワースポットとして人気があるようです。
加藤清正は武将として名高いだけでなく、名古屋城や熊本城を築城し、
治水・干拓にも優れ「築城の名人」「土木の神様」と称されていたそうです。
この清正井は都会では珍しい湧水で年間を通じて15℃毎分60ℓの水量で渋谷川に流れます。
散策の後に明治神宮にお参りし、ランチは友人行きつけのメキシカンダイニングへ。
お互いの近況やこれから、そして様々な情報交換などなど、話は尽きないのですが、
早々に切り上げて、体調不良の母が待つ実家へ向かいました。
通勤で使っていた新玉線が田園都市線、田園都市線が大井町線と名称変更して、
実家に行く時はいつも頭を悩ませながら路線図とにらめっこです。
今が盛りの美しい花菖蒲に、清正井に、友人とのランチに、エネルギー注入しました。